こちらの記事は2021年11月18日に加筆修正いたしました。
ここでは、プラズマテレビとはなにか、4Kテレビとの違い、処分方法、寿命の症状を解説します。
現在のテレビには、高性能で薄型の液晶テレビや4Kテレビがありますが、プラズマテレビも人気があります。
一方で、それぞれのテレビの違いが具体的に知らないという人も少なくありません。
この記事を読むことで、自分に合ったプラズマテレビ購入の検討ができます。
目次
そもそもプラズマテレビとはなにか?
液晶テレビと違って画素が1つずつ発光するため、黒が引き締まっているのがメリットです。
主に、リビングに設置したり、スポーツ番組を見たりするのに向いています。
大きな画面でも映像が乱れづらいのも特徴で、画質のよい綺麗な映像を楽しむことが可能です。
プラズマテレビと液晶テレビの違い
プラズマテレビと液晶テレビの違いは、パネルの構造です。
液晶テレビは、液晶パネルを開閉する事で、バックライトの光を調整して色を作ります。
液晶テレビは色を調整するのは得意ではありませんが、消費電力は少ないのが特徴です。
プラズマテレビは、プラズマ方式のパネルを使っており、画素ごとに「プラズマ発光」により光を出しています。
液晶よりも光のコントロールがよいですが、消費電力が高い事に注意が必要です。
見やすさに関しては、液晶テレビは映り込みが少ないため目が疲れづらいですが、プラズマテレビは映り込みがしやすく、見ていて疲れやすいという違いもあります。
寿命に関しても違いがあります。
液晶テレビは1日7時間見たら約24年と長寿命で、バックライトは故障しても交換できるため長く使うことが可能です。
一方で、プラズマテレビは1日7時間見たとして、約8年で寿命がきます。
プラズマテレビはバックライトが故障したら、本体自体を交換する必要があることにも注意が必要です。
4K液晶テレビとの違い
4Kテレビとプラズマテレビの最大の違いは、パネル構造と映像の解像度です。
4Kテレビは、パネルが有機EL・液晶方式で、解像度は3840×2160画素あります。
バックライトによって映像を映すため、明るい映像をいつでも楽しむことができるのが特徴です。
プラズマテレビのパネルはプラズマ方式で、解像度は1920×1080画素(フルHD)です。
黒が映えることと、プラズマの発光により光のコントロールをするため、綺麗な画質を描画できます。
ゲームをプレイしたり、スポーツ観戦する場合はプラズマテレビのほうがおすすめです。
プラズマテレビは反応速度が速いため、激しい動きをより滑らかに映し出すことができます。
しかし、画素が1つずつ光るため、消費電力が大きく電気代がかかる傾向があります。
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プラズマテレビの寿命
プラズマテレビの寿命は10年
プラズマテレビの寿命は、液晶テレビに比べて約10年が目安です。
液晶テレビだと約24年持つうえに、バックライトが劣化・故障しても交換することができます。
しかし、プラズマテレビだと寿命は液晶に比べて半分程度で、バックライトの交換もできません。
寿命が短い以外も、故障の仕方によっては修理ができないため、1台を長く使いたい場合は注意が必要です。
プラズマテレビの寿命の症状
プラズマテレビの寿命の症状は以下の通りです。
色が出にくくなる
プラズマテレビの寿命の症状には、プラズマを発光させる電子回路の劣化により、色が出にくくなり、画面が白黒テレビのようなモノクロの状態になることがあげられます。
プラズマテレビの映りが明らかに悪くなったと感じた場合は、寿命を迎えた可能性が高いです。
画面が真っ暗になる
プラズマテレビの寿命を迎えると、電気回路の故障によって、画面が真っ暗になることがあります。
プラズマパネル自体に原因があると考えられがちですが、大体の原因は電気回路です。
他の要因の場合もあるため、一度電源を抜いた後に再度電源をオンにしても画面が真っ暗状態であれば、本体の寿命だと考えられます。
寿命を早く迎えてしまう原因としては、直射日光・湿気がある部屋に置いている事や、ずっと使っている事などがあげられます。
機械は熱や電気回路の水気に弱いため、掃除は水拭きよりアルコールペーパーで行うのが大切です。
直射日光以外にも、エアコンの温風が直接当たる場所にテレビを設置しない事も大切です。
ほかにも、輝度を高く設定しすぎないことにより、本体の寿命を延ばすことができます。
一昔前のプラズマテレビは高い熱を帯びる
プラズマテレビは消費電力が大きいため、熱を帯びやすいという特徴があります。
特に一昔前のプラズマテレビは、夏に使用すると部屋が暑くなるという意見も少なくありませんでした。
例として、2001年販売の50型プラズマテレビの場合、1時間当たりの電気使用量は582Wです。
電気代を抑える観点からも、なるべく新しく、省エネ性能がよいプラズマテレビを購入したほうがお得です。
プラズマテレビの処分方法
プラズマテレビの処分方法 |
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家電量販店でテレビを買い替える際に処分できる |
購入した店舗に依頼して処分してもらう |
市区町村のサービスを利用して処分する |
指定引き取り場所に行って処分する |
買い取り専門店に行き処分してもらう |
プラズマテレビを処分する場合、テレビは「家電リサイクル法」の施行により、粗大ゴミとして出せない事に注意が必要です。
テレビの回収は基本的に、一部の店舗や一般廃棄物運搬業の認可を受けた業者が担うことになります。
業者によって、料金やリサイクル券の種類も異なるため注意が必要です。
以下では、プラズマテレビの主な処分方法を解説します。
家電量販店でテレビを買い替える際に処分できる
家電量販店は、家電リサイクル法により、家電の買い替え時に古いものを引き取る義務があります。
そのため、家電量販店では新しいテレビを購入した後に収集の依頼が可能です。
テレビの運搬料金は発生しますが、設置や引取りを行ってくれるため簡単に処分することができます。
購入した店舗に依頼して処分してもらう
購入元(通販サイトなども同様)でも処分してもらうことができます。
買い替え時より割高な場合が多いですが、自宅まで来て引き取ってもらうことが可能です。
市区町村のサービスを利用して処分する
市町村によっては、家電リサイクル品目を回収するサービスがあります。
自分で所定の位置まで運ばなくてはなりませんが、料金を支払うだけであるため手軽に処分する事が可能です。
指定引き取り場所に行って処分する
指定引き取り場所に行くことで処分してもらう事も可能です。
指定引き取りには自分で持ち込むことになるため、手間がかかりますが、他のサービスに比べると割安です。
プラズマテレビは大型な物が多いため、基本的に車が必要になる事に注意が必要です。
買い取り専門店に行き処分してもらう
状態が良いプラズマテレビであれば、買い取り専門店でお金に換えることができます。
売却できるものは限られますが、専門店によっては引き取りに来てくれることもあります。
プラズマテレビのおすすめ
Panasonic P50-XP05は2番組同時録画が可能
Panasonic P50-XP05は、地デジチューナーを3基搭載し、デジタル放送を見ながら他の番組を2番組同時に録画できる「ダブル録画」機能を搭載しています。
320GBの容量を持つ内蔵HDDには、 HDトランスコード/トランスレート技術の「XCodeHD」を用いた「8倍ハイビジョン録画」機能により、最大256時間ものハイビジョン録画が可能です。
画質面では、新開発の超解像技術である「ピクセルマネージャー」を採用しているのが特徴です。
画面の領域ごとに最適な高精細解像を実現し、奥行き感のあるクリアな映像を表現できます。
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プラズマテレビについてのまとめ
- プラズマテレビは、画素が1つずつ光るため黒が引き締まって見えることが特徴です。大きな画面でも乱れにくいため、スポーツ観戦にも向いています。
- 4Kテレビとプラズマテレビの違いは、パネル構造と映像の解像度です。電気代なども異なるため、購入する際は消費電力もしっかり確認するとよいでしょう。
- プラズマテレビの寿命は10年が目安です。色が出にくいなどの症状が出たら寿命が来たと考えられます。
- プラズマテレビは特に一昔前のものほど発熱しやすいため注意が必要です。
- プラズマテレビの処分方法には、「家電量販店でテレビを買い替える」「以前に購入した店舗に依頼する」「市区町村のサービスを利用する」「指定引き取り場所に行く」「買い取り専門店に行く」などがあります。