新しい冷蔵庫を買ってキッチンに設置したらドアを開けるスペースがなかったという経験がある人も多いでしょう。

冷蔵庫を購入するときは、設置場所のスペースや、家事をする際の立ち位置と動線を考慮して、ドアの開閉方向を選ぶことが大切です。

冷蔵庫のドアは「右開き」「左開き」「観音開き(またはフレンチドア)」「左右両開き」 の4タイプがあります。そのうち片側が開くタイプは基本的に右開きがメインです。

左開きも多くのモデルで選択できますが、店頭展示品やカタログの掲載商品は基本的に右開きです。ここではその理由を含めて、右開きの冷蔵庫について解説します。

そもそも冷蔵庫の右開きってなに?

そもそも冷蔵庫の「右開き」とは、どういう開き方をいうのでしょうか。

「右開き」というと、向かって右側から左のほうへドアが開くように誤解されがちですが、実は全く逆で、正しくはドアが左から右のほうへ開くタイプを「右開き」といいます。

したがって利用者の視点では、向かって右側にヒンジがあり、取っ手が左側にあって、右手でドアを開くことになります。

インターネットの大手通販サイトでは、冷蔵庫のドアが開く方向を写真や図面で掲示していますので、ネット通販で現物を見ずに購入する際は、事前に冷蔵庫のサイズとドアが開く方向を確かめたうえで注文することをおすすめします。

冷蔵庫の右開きのメリット

片開きタイプの冷蔵庫の多くは右開きを標準にしています。その理由はいくつかありますが、ひとつには、右開きのドアは左から右に開くので、右利きの人にとって使いやすいためです。

統計によると、日本人の右利きの割合は9割にのぼります。家電量販店の展示品も、顧客の大半を占める右利きの人に使いやすい印象を与えられるように右開きを選んでいます。

さらに建売住宅やマンション、アパートなどのキッチンの間取りもまた、右利きの人が使いやすいように、右開きの冷蔵庫を前提に設計されています。

そのため冷蔵庫が右開きでないと壁に干渉してドアがじゅうぶん開けないといった問題が生じる可能性が高くなります。もちろん逆のケースもありますし、片開きの冷蔵庫がすべて右開きというわけでもありません。

多くのメーカーは売れ筋モデルを中心に、右開きと左開きの両モデルを展開しています。ただしコスト重視のモデルや、比較的小型のモデルは右開きしかない製品も多く、商品バリエーションの点でも右開きのほうが有利です。

一般的には、右利きの人は右開きのが使いやすいのは事実ですが、転勤や転居が多い人は、シャープの「どっちもドア」のように左右両開きタイプの冷蔵庫を選ぶのもよいでしょう。

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右開き冷蔵庫のおすすめメーカー

ここでは家電メーカー各社から三菱電機、シャープ ハイアール、アクアの4社をピックアップして、各社の右開き冷蔵庫のおすすめ商品をご紹介します。

三菱電機 MR-B46D

三菱電機の冷蔵庫は、国内シェアこそ4位に甘んじていますが、品質と技術開発力の高さには定評があります。

1980年には世界初の省エネ型ロータリーコンプレッサーを採用し、1984年には現在の冷蔵庫に欠かせない機能となった「チルド」をいち早く搭載するなど、国産冷蔵庫の歴史に残る技術革新を実現しています。

現在の三菱電機の冷蔵庫の特徴としては、省スペースと大容量を両立した筐体設計と、独創的で多彩な冷凍冷蔵機能、トップクラスの省エネ性能をあげることができます。

ここにおすすめするMR-B46Dもまた、幅わずか60cmのスリムサイズながら内容量は455Lを確保しています。

機能面では、肉や魚が凍らないぎりぎりの氷点下で保存と解凍ができる「氷点下ストッカーD」をはじめ、食材の味と鮮度を保ちながら硬くなる一歩手前の温度で冷凍する「切れちゃう瞬冷凍」、野菜の鮮度を保ちつつ栄養素を増やす「朝採れ野菜室」など、三菱電機自慢の機能をフルに搭載しています。

さらに低消費電力も三菱電機ならではの強みです。本機の年間消費電力量はわずか245KWh。455Lクラスではダントツともいえる省エネ性能を達成しています。

シャープ SJ-55W-B

冷蔵庫の国内市場でパナソニックに次いで2位のシェアを占めるメーカーがシャープです。同社の経営理念は、他に類を見ない独自商品を開発する「オンリーワン戦略」です。

シャープと言えば液晶テレビが特に有名ですが、冷蔵庫でも両開き式の「どっちもドア」や、除菌消臭効果の高い「プラズマクラスター」など、シャープらしい「オンリーワン」の機能を搭載しています。

「どっちもドア」が人気のシャープ製冷蔵庫のラインナップにあって、右開きタイプは少数派ですが、ここに紹介するSJ-55W-Bのように、昔ながらの2ドアで545Lの大容量を誇るロングセラーモデルもあります。

SJ-55W-Bは高級感あふれるガラスドアを採用した右開きタイプの冷蔵庫で、色はブラックのみです。

いまどき珍しい2ドアモデルで、自動製氷機能もないというシンプルな冷蔵庫ですが、シャープ自慢のプラズマクラスターはもちろん搭載しています。2012年発表のロングセラーだけに、価格がこなれているのも魅力です。

ハイアール JR-NF445B

ハイアールグループ(海尔集团 Haier Group)は、中華人民共和国最大手の家電メーカーです。

日本ではあまりなじみがありませんが、洗濯機や冷蔵庫、テレビなどの家電製品を中心に世界165ヵ国以上で製造販売する巨大企業グループで、冷蔵庫のマーケットシェアは世界第1位を誇っています。

ハイアール製品の一番の特徴は価格の安さにあると言ってよいでしょう。

同社の製造品質や技術、アフターサービスなどはいまだ国産メーカーの水準に達していない、という辛口の意見もありますが、安価な家電製品をお求めの方にとって、ハイアールは唯一の選択肢でもあります。

同社のJR-NF445Bは、455Lの容量を持つ2ドア片開きタイプのオーソドックスな冷蔵庫です。国内メーカー製品のように目を引く機能はありませんが、価格は3割ほど安価です。

アクア AQR-SV42H

アクア株式会社(AQUA Co.,Ltd)は、中国のハイアール・グループが三洋電機の洗濯機事業と冷蔵庫事業を買収し、日本とアジア地域を中心に事業展開している会社です。

日本で販売される洗濯機と冷蔵庫の開発販売を担当しているハイアールアジアR&D株式会社は、旧三洋電機R&Dセンターを母体としており、三洋電機が培った技術と品質を継承しています。

個々にご紹介するAQR-SV42Hは容量415Lの5ドアモデルです。冷蔵室下段の「旬鮮チルド」ルームは食材のスピード冷却と湿度コントロールによって、おいしさを長く保つことができます。

冷凍室の「旬鮮フリーザー」は温度変化を抑え、食材の風味を損なうことがありません。ドアを開けやすい大型のグリップハンドルは、デザイン上のアクセントにもなっています。

冷蔵庫の右開きタイプについてのまとめ

  • 片開きタイプの冷蔵庫は右開きがメインです。
  • 冷蔵庫の「右開き」とは、ドアが左から右に開くタイプをいいます。
  • 日本人の9割は右利きのため、片開き式の冷蔵庫は右利きの人が使いやすい右開きタイプが多いです。