食材を新鮮な状態に保つ、冷凍して使う、冷蔵庫には色々と用途があります。高度成長期に普及して今日まで進化を続けてきている冷蔵庫ですが、温度が下がってしまうことはありませんか?

冷蔵庫の機能自体は進化していますが、正しい使用方法で使わなければ本来の力を発揮できません。電化製品は使用方法を守って使ってこそ機能しますが、守っていなければ機能は低下してしまいます。

では適正温度は何度なのか?保つにはどのような方法があるのか見ていきましょう。

冷蔵庫の温度は何度がよい?

冷蔵庫は常に冷えているイメージがありますが、使い方によって冷蔵庫内の温度が変化しています。

冷蔵庫の適正温度は何度なのでしょうか?日本工業規格(JIS)では、冷蔵室の室温は4℃以下で設定するよう定められています。

冷凍庫は-18℃以下となっており、この規格に合うよう各メーカーでは冷蔵庫を生産されています。

この適正温度はあくまで正しく使用した場合に、冷蔵庫が発揮する機能で実現します。

この温度となっているかには理由があり、それは菌の増殖や活動を抑えるための温度設定です。

菌の多くは10℃以下で増殖が遅くなります。また-15℃以下では増殖がほぼ停止するので、このような温度設定になっています。

冷蔵庫の各室の温度は?

上記のように大まかな冷蔵室と冷凍室に分けて、温度設定が決まっていますが、各室の温度は以下の通りです。

  • 真空チルドルーム 約-1℃~+1℃
  • 製氷室 約-20℃~-18℃
  • 冷凍室 約-20℃~-18℃
  • 野菜室 約3℃~7℃

 

冷蔵庫の温度計のおすすめ

冷蔵庫の温度は表示されていないため、外からは分かりません。

温度が適正なものになっているかどうかは、冷蔵庫がきちんと機能しているかによります。

しかし自分の目で温度を確認できた方が、正しく使えているかが分かるでしょう。冷蔵庫専用の温度計があるため、不安な方は使ってみるとよいでしょう。

BALDR デジタル温度計 ¥1299~

温度計は数値だと見やすいという利点がありますが、こちらの温度計は冷蔵庫だけでなくどこでも使えます。

室内と室外の温度測定もできるので、暑い日に冷蔵庫内の温度がどうなっているのか外気温と比べられる部分が特徴です。

また設定した温度より高かったり低かったりした場合、設定によりアラームが鳴るようにできます。

キッチンダイレクト 冷蔵庫・冷凍庫用温度計 ¥605

シンプルなデザインであり、一目で適温かどうかが分かる温度計です。

吸盤がついているので、温度計をつけることが可能となっています。

特徴として、冷蔵庫・冷凍庫・野菜室の三か所の温度管理に使えるという点です。

シンワ測定 冷蔵庫用温度計 ¥206

レトロ感がありますが、シンプルであり見やすい温度計になります。

最近の温度計は丸い温度計が多いですが、こちらは昔ながらのバータイプです。

横の目盛りで今温度がどのくらいなのか見るとすぐに分かります。

COZYSWAN 赤外線放射温度計 ¥1680~

温度計を設置することが面倒だという方には、こちらがおすすめです。

冷蔵庫を開けて一瞬で温度を測れてしまうという、優れものになります。

冷蔵庫だけではなく様々な用途に活用できますので、冷蔵庫のためではなくても一つは持っておきたい製品です。

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冷蔵庫の温度が高い時の原因

冷蔵庫内の温度を一定に保つことは、冷蔵庫の機能をしっかりと使う上で重要となります。

では冷蔵庫の機能をしっかりと使うためには、どのような点に注意していけばいいのでしょうか?

それはほんの少し注意すればいいことが多く、注意していれば冷蔵庫は機能をしてくれます。

注意点がいくつかありますので、一つ一つ確認しながら見ていきます。

普段からできることもありますので、使っている冷蔵庫がしっかりと機能しているか確認の意味でもチェックしてください。

冷蔵庫の温度が高い原因①:扉のしめ忘れ

冷蔵庫の中は冷気が満たされた状態がベストですが、扉の開閉時に冷気は漏れてしまいます。

扉の開閉はすぐに行う必要があるのは、冷気をできるだけ逃がさないためです。

そして一番やってはいけないことは、扉を閉め忘れてしまうということになります。

常に冷気が逃げている状態なので、これでは冷蔵庫の機能は大幅に削られてしまいます。

例えて言うなら、風船に穴が開いた状態と同じだと言えます。空気が抜けてしぼんでいく、冷蔵庫も冷気が抜けて機能を発揮できません。

防ぐ方法として、冷蔵庫には開いている時間が長いと音で知らせてくれるという機能があります。

何度かなりますので、音が鳴ったなら閉まっていないということですので扉を閉めましょう。

冷蔵庫の温度が高い原因②:冷蔵庫の周りに隙間がない

冷蔵庫を設置する際、説明書にスペースを5センチ以上開けることと書かれています。

なぜこのように書かれているのかというと、冷蔵庫は内側を冷やすために放熱する必要があります。

車や部屋のエアコンと同じ原理であり、温かい空気を外へ出さなければいつまでも冷蔵庫は冷えません。

スペースを空けなければどうなるのかというと、温まった空気が逃げ場を失い冷蔵庫にこもることになります。

熱がこもれば当然冷蔵庫は冷やそうと頑張りますから、負荷もかかってきます。冷蔵庫は省エネ化されてきていますが、負荷がかかれば電気代もかかります。

冷蔵庫の温度が高い原因③:入れすぎ

買ってきたものを冷蔵庫に入れて、ぎっちりと入れることになり買いすぎたと思ってしまうこともあるでしょう。

しかしこの状態は冷蔵庫にとって良い状態とは言えません。冷蔵庫は室内に冷気を循環させることで全体を冷やしています。

ぎっしりと食材を詰め込んでしまうと、冷気の循環が妨げられ冷蔵庫の温度低下の原因となるのです。

気持ちは分からなくはありません。例えば特売日に安いからと多めに買ってしまうこともあるでしょう。

しかし、冷蔵庫の定められた容量をオーバーして使うと本来冷蔵庫が持っている機能を十分に発揮できないのです。

せっかく買った食材の鮮度低下も早まり、食べられなくなってしまったなら元も子もありません。

容量をしっかりと守ることが、冷蔵庫の温度を保つコツです。

冷蔵庫の温度が高い原因④:冷気の出口を塞いでいる

上記と被る部分がありますが、食材を冷蔵庫へ目いっぱい詰め込むと冷気を放出している吹き出し口をふさぐことになります。

冷気が出なければ冷蔵庫は冷えませんので、温度は必然的に上がることになります。

お湯が出ている蛇口をふさぐと、お湯は出てこようと漏れ出してきます。出てこようとする力は余分な力であり、負荷がかかっています。

吹き出し口は冷蔵庫によって違うので、冷蔵庫の吹き出し口がどこにあるのか確認しましょう。

吹き出し口の周りに食材を詰めないようにし、冷気を冷蔵庫内へ循環させられるよう環境を整えてください。

冷蔵庫の温度が高い原因⑤:日の当たる場所にある

これは設置場所にもよりますが、冷蔵庫の温度は季節にも左右されます。

夏と冬では気温が大きく違いますが、これは冷蔵庫にとっても大きい要因といえます。

夏に外の外気温が高ければ冷蔵庫自体が熱を持っているので、内側を冷やしても温度が下がりにくくなることがあります。

冬だとこのような心配は不要ですが、夏は冷蔵庫が冷えていなければあっという間に食材がダメになるので注意しなければなりません。

設置場所も陽の当るところを避けて、なるべく日陰となるところを選びましょう。

冷蔵庫を快適に使うには、配慮も必要になります。普段きちんと使えているかをチェックしてみてください。

冷蔵庫の適正温度と保ち方についてのまとめ

  • 冷蔵庫の適正温度はJIS規格に定められおり、冷蔵室/-4℃・冷凍室/‐20℃~‐18℃となっています。
  • 各室の温度は真空チルドルーム/約‐1℃~1℃・製氷室/約-20℃~-18℃・野菜室/約3℃~7℃です。
  • 温度計を設置することで、目に見える形で冷蔵庫の温度を把握できます。
  • 冷蔵庫の温度が高い原因には、使用者の注意で改善できるものが多いです。