この記事ではネクタイの種類や素材、柄について解説いたします。
また、それぞれのおすすめの用途や商品も紹介しているため、ネクタイの購入を検討している方は、この記事を読むことで購入の検討ができるでしょう。
目次
ネクタイの種類
ビジネスシーンや冠婚葬祭、パーティーなどでスーツを着用する際にはネクタイは欠かせないと言っても良いでしょう。そんなネクタイには形状によって様々な種類があります。
ここでは、ネクタイの種類とその特徴、用途や各種ネクタイのおすすめ商品を解説いたします。
レギュラータイ
レギュラータイはネクタイの中で最も基本的な形状のものです。ダービータイとも呼ばれ、大剣と呼ばれるネクタイを締めた際に先端となる部分の太さが7~9センチの幅のものをさします。
レギュタータイの用途はビジネスや冠婚葬祭など公的な場で使用されます。
ナロータイ
ナロータイは大剣の幅が4~6センチでレギュラータイに比べて細い形状が特徴のネクタイです。ナロータイはカジュアル向けのネクタイで、ビジネスシーンでの利用はあまり向いていません。
クールビズなどを取り入れている職場であれば利用する場面もあるかもしれませんが、硬い業種の場合には不向きです。
ナロータイの用途はパーティーなどのカジュアルな場面や結婚式などで多く利用されます。ただ、格式の高いホテルなど雰囲気がカジュアルとは言いにくい場所での利用はあまりおすすめできません。
結婚式であれば披露宴や二次会などリラックスした雰囲気のある場所での利用がおすすめです。
ボウタイ(蝶ネクタイ)
ボウタイは、蝶結びのいわゆる蝶ネクタイのことです。元々は礼装用のネクタイとして作られ、パーティーシーンなどで使われてきました。現代では、カジュアルシーンでコーディネートのアクセントとして使われることが多い形状です。
ボウタイには4つ種類があります。
まず、バタフライと呼ばれる形状のものは先端の幅が大型のもので最も伝統的なフォーマルタイプです。次に、先端幅が5.7~7センチ程度のセミバタフライがあります。現在、ボウタイの中でも主流となっています。
また、最も小さいストレートエンドというタイプは顔が小さめな方に似合う形状です。最後に、先端が尖っているポインテッドという形状はパーティーなどのカジュアルな場で使用されます。
ボウタイを選ぶ際に重要なのは顔の大きさとのバランスです。自分の両目尻の間に収まるサイズのものを選ぶのが良いでしょう。
アスコットタイ
アスコットタイはスカーフのような幅広のネクタイです。日本では「蝉タイ」とも呼ばれるネクタイで、上品でクラシカルな雰囲気を演出する際に利用されます。
元々は昼の礼装用のネクタイで、フォーマルシーンで主に使われます。シャツの首元にたくし込んで使うことも多く、少しカジュアルな印象を演出することも可能です。パーティーなどのカジュアルなシーンでも利用することができるでしょう。
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ネクタイの素材
ネクタイの生地には様々な素材が使われています。
大きく分けて天然素材と化学繊維を用いたものがあり、天然素材は肌触りが良くネクタイの色合いが鮮やかに見えやすいという特徴があります。それに対して、化学繊維素材は比較的安価で手に入れることができ、メンテナンスもしやすいことが特徴です。
ここでは、ネクタイの素材ごとのおすすめ用途などを解説いたします。
シルク素材(オールシーズン)
シルク素材のネクタイはオールシーズン使うことができます。
天然素材のネクタイの中でも最も代表的な素材で、滑らかな触り心地が特徴です。ビジネスシーンでも多用され、グレーやネイビーの無地のスーツなどにおすすめとなっています。
シルク素材のネクタイはシンプルにまとめやすく、上品さを演出しやすい素材です。
リネン素材(春夏向き)
リネン素材のネクタイは春夏の利用に向いた素材です。
生地も薄く、触り心地も抜群な天然素材で、涼しげな印象を与えることができます。薄手のジャケットやスーツにおすすめで、ストライプや鮮やかなチェック柄のシャツに合わせると季節感を演出しやすいでしょう。
しかし、リネン素材のネクタイはカジュアルな印象になりやすいため、利用する場面に注意が必要です。
ニットタイ(春夏向き)
ニットタイは春夏向きで、カジュアルな場面で利用しやすい素材です。
チェックのシャツと合わせるとよりカジュアルな雰囲気を演出できます。また、少し硬めな場面でも無地のカラーシャツと合わせることで柔らかさの中にさわやかさを演出することができおすすめです。
ニットタイにはスクエアエンドという先端が大剣型ではなく、水平に切られたようなデザインのものもあります。よりリラックスしたカジュアルな雰囲気を演出したい場合は、スクエアエンドのネクタイがおすすめです。
フレスコタイ(春夏向き)
フレスコタイは春夏向きの素材です。
フレスコ(Fresco)とはイタリア語で「新鮮」「涼しげ」などの意味があり、薄い生地とデコボコ感のある織り方が軽さを演出していることが特徴となっています。夏の着用におすすめで、シャリ感やハリ感があります。
ビジネス場面だけでなく、カジュアルな場面でも使用でき、透け感が美しく涼しさを演出してくれるネクタイです。
ウール素材(秋冬向き)
ウールは羊毛が原材料の天然素材です。見た目も優しさと温もりが伝わってくるので秋冬の利用にぴったりでしょう。
シルクのネクタイに比べ光沢がないので、シャツやスーツも光沢のないものと合わせることをおすすめします。また、紡毛素材のスーツとも相性が抜群です。
ネクタイの柄を解説
ネクタイは素材の他にも様々な柄があります。ネクタイは柄によっても与える印象が大きく変わるのでネクタイ選びに重要な要素のひとつです。
ここでは、ネクタイの柄ごとの用途やおすすめの商品を解説いたします。
無地
無地のネクタイはどんなスーツにも合わせることができる基本的な柄です。その中でも、青や紺色はビジネスシーンでも利用することが多い色味となっています。
シャツもシンプルな無地にすることでより落ち着いた雰囲気を演出することができるでしょう。また、無地の白や黒、シルバーなどのネクタイはダークスーツと白いシャツなどの組み合わせで多用されます。
ストライプ
ストライプは無地と並ぶ基本的なネクタイの柄のひとつです。無地と同じようにビジネスシーンでもよく利用され、様々なスーツに合わせやすい柄となっています。
ストライプ柄は知的な印象も与えてくれ、ストライプの幅の太いタイプはカジュアルな印象を演出することができるでしょう。また、ネイビーやグレーのスーツと相性がよくおすすめです。
チェック
チェックのネクタイはカジュアルなシーンにおすすめの柄です。どのようなシーンにも合うと言われており、ストライプ柄と同じく知的な印象を与えることができる柄となっています。
ビジネスシーンで利用することもできますが、その場合、落ち着いた色味のものを選ぶとよいでしょう。
小紋
小紋柄は着物の柄のひとつとしても使われている柄です。柄が規則的に並んでいるものや、不規則に並んでいるものなどがあり、柄の大きさによって利用しやすいシーンが変わります。
柄が大きいものはカジュアルな印象を与え、小さいとクラシカルな印象を与えることができます。ビジネスシーンでは、柄の小さいデザインがコーディネートもしやすくおすすめです。
ドット
ドット柄はどちらかと言うとカジュアルなファッションで多用される柄です。色味の少ないデザインの方がスーツとのコーディネートもしやすく、落ち着いた印象を与えることができます。
また、爽やかな印象を与えてくれるので春夏での利用がおすすめです。ビジネスシーンでは小さいドット柄の方がカジュアルな印象が薄くなります。
ペイズリー
ペイズリーは独特な植物模様の柄です。上品さを演出することができ、ファッションセンスが高い印象を与えることができます。
うっすらとしたデザインを利用すると、着用したスーツの雰囲気を壊すことがなく、コーディネートもしやすいです。ネイビー系のスーツと合わせると引き締まって見え、おすすめです。
ネクタイの種類についてのまとめ
- ネクタイの形状には様々な種類がある
- 大剣の細いナロータイはビジネスシーンにはあまり向かない
- ネクタイの素材によって使用に向いたシーズンがある
- ネクタイは選んだ柄によって与える印象が変わる