加筆修正箇所
・脱臭機の選び方にサイズや電源方法などを考えて選ぶを追記いたしました。
・おすすめの脱臭機を2020年5月8日の情報に更新いたしました。
この記事では、脱臭機の魅力やメリット、注意点から選び方、おすすめの脱臭機について解説します。
脱臭機とは、気になる悪臭など臭いの除去を目的としている機械です。
臭いの除去をする方法はいくつか種類・方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
効果は、使用方法や目的によって高い、低いの違いがありますが、一般的に臭いを除去する機器は「脱臭機」や「消臭器」と呼ばれています。
この記事を読むことで、自分に合った製品購入の検討が出来ます。
目次
脱臭機と消臭機能付き空気清浄機の違いは?
空気清浄機と脱臭機は似ているようで別のものです。
空気清浄機は、花粉やホコリ、ダニなどを吸い取り、空気を綺麗な状態にし、部屋の中の空気環境を綺麗にすることをメインとしています。
アレルギー性鼻炎などで悩んでいる方には空気清浄機がおすすめです。
空気清浄機の中には脱臭機能がついている品もありますが、脱臭方法がフィルターを使った脱臭方法のため、脱臭機能に限界があり、臭いを除去する能力は脱臭機に及びません。
脱臭機は、ホコリや小さな菌から発生する臭いの分子を、特殊なフィルターや装置で分解した後除去をしてくれる機器です。
臭いが強い場所や、常に悪臭が発生している場所で使うと効果的です。
特に車の中やペットを飼育している部屋で効果があり、閉め切った部屋や環境で発生する頑固な悪臭にも効果を発揮するでしょう。
脱臭機には、空気中の菌を除去する能力も付属している機種も多いため、空気も綺麗にしたい方は購入の際に性能をよく見ておくとよいでしょう。
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脱臭機の種類
吸引タイプは臭いや悪臭が強い場所におすすめ
キッチンのごみ箱や車の中、ペットのいる部屋など、臭いや悪臭が強い場所にはピンポイントで脱臭してくれる「吸引タイプ」の脱臭機がおすすめです。
活性炭フィルターや光触媒などが付いている脱臭機が、吸引タイプに分類されます。
吸引タイプは、気になる部分に向けることで、臭いを吸い込むことができます。
「ある一定の部分だけ臭いが気になる」という場合は、吸引タイプがおすすめです。
吸引タイプの脱臭機を使う際は、効率良く臭いを引き込むことができるかどうかが、脱臭効果を高めるための鍵になります。
臭いの元となっている場所を狙うことが大切です。
放出タイプは広い空間を消臭したい時におすすめ
部屋全体の臭いが気になる方は、広い空間や染み込んでいる臭いを除去してくれる「放出タイプ」がおすすめです。
放出タイプの脱臭機は、イオン・オゾン・フィトンチッドなどの消臭粒子を脱臭機から放出して、部屋全体を脱臭してくれます。
いかに効率良く、消臭粒子と臭いの分子を接触させるかが放出タイプで脱臭する際のポイントです。
普段の換気に加え、扇風機など室内の空気を循環してくれる品を活用することが重要です。
外気が入ることで空気が希釈され、臭いをさらに薄めることができます。
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脱臭機の選び方
部屋の広さで選ぶ
脱臭機は商品ごとに使用範囲が設定されており、範囲を超えてしまうと、本来の脱臭効果は得ることができません。
脱臭機を使用する場所を明確にして置くことが重要です。
コンセントがない場所で脱臭機を使用する場合は、電源方式をしっかりと確認し、持ち運びに便利な乾電池式や充電式を使用するとよいでしょう。
臭いに合った脱臭方式を選ぶ
脱臭機に使用されている素材や脱臭方式には、たくさんの種類があるため、解消したい臭いに合ったものを選ぶことが大切です。
活性炭は、タバコ・冷蔵庫・靴・犬猫といった幅広い種類の臭いを除去してくれます。
脱臭効果も高く、どの素材を選べば良いかわからないという方は、活性炭を使用している脱臭機がおすすめです。
しかし、使いすぎると脱臭性能の衰えが早いです。説明書に記載されている交換推奨期間を守るだけでなく、効果が感じられなくなったらすぐに活性炭を交換するようにしましょう。
オゾンも活性炭同様、万能に近い素材で、タバコ・下水・食品・体臭といった多くの臭いに効果があります。
酸素を原料として脱臭を行ってくれるため、電気代以外のランニングコストがかからないことが、オゾンを使った脱臭機の大きなメリットとなっています。
しかし、香水やコスメ、排気ガスなどの人工香料や、化学薬品の臭いの除去に対しては、効果を発揮しにくいことに注意が必要です。
菌由来の臭いが気になる方には、「フィトンチッド消臭」がおすすめです。
フィトンチッドとは、樹木などが放つ化学物質のことで、植物が自身の体を傷つけられた時に放ち、殺菌力を持ちます。
微生物の活動を抑える作用を持っているため、菌由来の臭いに効果は抜群です。排水口や生ごみなど雑菌の繁殖しやすい場所に設置するのがおすすめです。
天然由来の植物成分が原料なのため、赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭には、安全面での心配が少ないこともポイントとなっています。
フィトンチッド自体にある程度香りがあるため、臭いに対して敏感な方は注意が必要です。
フィトンチッドはアロマにも用いられており、人によっては気になることもあるため、購入前に確認しておきましょう。
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ランニングコストを考えて選ぶ
フィルターやカートリッジの取り換えが必要な脱臭機もあるため、電気代以外の費用も掛かります。
場合によっては交換が必要なパーツが多い脱臭機もあるため、思わぬ出費になる可能性もあります。
できるだけ費用が抑えたい方は、事前によく調べておくことが大切です。
サイズや電源方法などを考えて選ぶ
脱臭機を購入する際は、使用範囲に合ったものを選ぶとよいでしょう。
コンパクトなサイズ感の脱臭機は狭い場所であれば、効果を発揮できますが、広い場所では本来の脱臭効果を発揮できないため、注意が必要です。
洋服の気になる匂いを取りたい場合などは非常にコンパクトなサイズ感のものもあります。
また、コンセントがない部屋で脱臭機を利用したい方には充電式や乾電池式の商品がおすすめです。
使用範囲や電源方法を購入する前に確認するとよいでしょう。
おすすめの脱臭機
カルテック ターンド・ケイ KL-W01
カルテック ターンド・ケイ KL-W01は、光触媒技術を活かした「光触媒フィルター」を使用した脱臭機で、吸着フィルターを使用せずに除菌や脱臭を行えます。
壁に取り付けて使用できるため、設置場所に困らず狭い場所でも安心して使用できるでしょう。
約8畳までの部屋に効果を発揮し、強・弱・静音の3つのモードから脱臭の度合いを選べます。
また、ニオイセンサーが搭載されており、環境に合わせて感度を調節できるため、様々な空間に対応可能です。
数カ月に1度、光触媒フィルターを浸け置き洗いするだけでお手入れを行えます。
パナソニック F-JX1100V
パナソニック F-JX1100Vは、食塩水を電気分解し、次亜塩素酸を発生させることで菌やウイルスなどの動きを抑制することができます。
従来製品よりも約29%サイズダウンしたコンパクトなサイズ感でありながら、約9畳までの部屋で効果を発揮するため、寝室などに置いても邪魔になることなく効果を体感できるでしょう。
また、ニオイセンサーや温湿度センサーなど様々な便利機能も付いています。
気になる匂いもすばやく脱臭してくれるため、赤ちゃんがいる家庭やペットがいる家庭におすすめの商品です。
シャープ DY-S01
シャープ DY-S01は、プラズマクラスターNEXTを搭載しており、ペット臭、排せつ物臭、たばこ臭を始めとした8種類の匂いを高濃度イオンを使用してすばやく脱臭してくれます。
ニオイ原因菌を除菌してくれるため、匂いを失くすだけでなく空気も綺麗にしてくれます。
脱臭フィルターが円形状になっており、360度、効果を発揮してくれるため部屋全体の脱臭が可能です。
片手で持ち運べるデザインをしているため、部屋移動の際の持ち運びも楽に行えるでしょう。
約15畳までの部屋に使用できるため、リビングルームなど比較的広い部屋にも使用できます。
J-Force JF-EO3R
J-Force JF-EO3Rは、匂いの原因をオゾンが分解することで約90%の匂いをカットすることが可能です。
電池が内蔵されているため、シューズボックスやクローゼットなどのコンセントがない場所でも使用することができます。
約5時間の脱臭が可能なノーマルモードと、約1日の脱臭が可能なロングモードの2つのモードを搭載しており、コンセントがある場所での使用なら連続で動作可能です。
フィルター交換などのメンテナンスが必要ないため、楽に使い続けられます。
富士通ゼネラル DAS-303E
富士通ゼネラル DAS-303Eは、約20畳までの広い部屋に効果を発揮することができ、プラズマイオンを活かしてすばやく脱臭可能です。
ペット臭なら約5分、タバコ臭なら約2.5分で脱臭することができ、脱臭しながら花粉などのアレル物質も抑制してくれるため、綺麗な空気を作り出せます。
また、加湿運転もできるため、乾燥しやすい時期に乾燥を防ぐことも可能です。
静音設計がされているため、作動音が小さく、就寝時に使用しても睡眠の邪魔にならないでしょう。