こちらの記事は2019年7月24日の記事を2020年3月5日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・CB缶はなるべく純正品を使う
・以下の項目を2020年3月5日の情報に加筆いたしました。
メイン用におすすめのガスランタン
サブ用におすすめのガスランタン
この記事では、ガスランタンの選び方と注意点を解説します。
キャンプなどのアウトドアシーンで、辺りが暗くなったときには明かりが必要です。
ガスランタンを明かりとして用いることで、作業しやすくなるだけでなく、見た目の雰囲気のよさも場を引き立ててくれるでしょう。
この記事を読むことで、ガスランタンのメリットやデメリット、選び方の注意点を踏まえて、自分に合ったガスランタンを知ることができます。
目次
そもそもガスランタンとはなにか?
ガスランタンは、ガスを燃料として明かりを灯す装置のことです。
明かりを灯すには、OD缶やCD缶と呼ばれる専用のガスカートリッジが必要ですが、カートリッジの取り外しは容易でキャンプ初心者でも扱いやすいことが特徴です。
燃料にガソリンを必要とするガソリンランタンと比較すると、明るさや光量の安定性は劣りますが、特殊なメンテナンスは必要とせず、本体の価格も比較的安価です。
ガスランタンのメリット・デメリット
ガスランタンのメリットは、点火が容易で初心者でも扱いやすい点にあります。
光量もLEDランタンと比べて明るく、特別なメンテナンスも必要ない点が特徴です。
デメリットは、ガソリンランタンやLEDランタンと比べて燃焼時間が短く、ガス缶を必要とするためランニングコストがかかることです。
火を灯すことになるため屋内での使用は危険なうえ、外気温や気圧の影響も受けやすい事にも注意が必要でしょう。
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ガスランタンの選び方
メイン用かサブ用かで選ぶ
ガスランタンには、メイン用かサブ用かなど、使用目的によって切り分けて選ぶ必要があります。
メイン用はキャンプの辺り一帯を照らす用途で使用し、サブ用はテーブルや作業スペースといった一部だけを手軽に照らすものです。
特にメイン用の購入を検討している方は、明るさがどれぐらいなのかを必ずチェックしておく必要があります。
ガス缶の種類で選ぶ
ガス缶にはOD缶とCB缶の2種類があります。
OD缶はアウトドアシーンでの使用を目的としたガス缶で、気温が低い場所でも安定して火力を出せることが特徴です。
しかし、比較的値段が高く、ガスランタンで継続して使用しているとランニングコストが大きくかかります。
ガスランタン以外にもシングルバーナーなどに対応しているため使いまわしが効きますが、OD缶は各メーカーによって接続部の構造が異なるため、使用するガス缶と器具はメーカーを揃えておくとよいでしょう。
CB缶は家庭用のガスコンロで用いられているガス缶のことをさし、OD缶と比べて値段も安く、スーパーなどで手軽に手に入ることがメリットです。
デメリットとしては、室内向けに製造されたものであるため屋外での使用に向いておらず、外気温によって火力が安定しない事があげられます。
家庭でガスコンロをしており、アウトドアでもCB缶を使いまわしたい方に向いています。
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明るさと燃焼時間で選ぶ
ガスランタンを購入するときは、明るさと燃焼時間をチェックしておくとよいでしょう。
明るさの表示はメーカーによって異なりますが、参考値として「ルーメン」「キャンドルパワー」「ルクス」「ワット」の表記があります。
メインランタンとして使用する場合はら、それぞれ1500ルーメン、340キャンドルパワー、300ルクス、150ワット程度あるとよいでしょう。
燃焼時間も、実際に使用する時間より短いものを買ってしまうと、明かりが途中で消えてしまうため注意が必要です。
長時間ランタンを使用する場合は、容量の大きいものや、予備のガス缶を用意しておくとよいでしょう。
ガスランタンを使用するときの注意点
テント内では使用しない
ガスランタンは、テント内で絶対に使用してはいけません。
構造上、酸素とガスを混ぜ合わせて燃焼し、明かりを灯しているため、テント内だと一酸化炭素中毒などの危険性があります。
マントルの取り扱いに注意
ガスランタンを使用する際は、マントルの取り扱いに注意が必要です。
マントルとは合成繊維でできた袋のような部材で、ガスランタンに明かりを灯すために必要なものです。
ガスランタンを使用するには、マントル全体を燃やして灰状にする「空焼き」と呼ばれる作業をしますが、空焼き後はマントルが脆くなってしまいます。
しかし、マントルが破れるまでは使用し続けることができるため丁寧に扱うと長持ちします。
CB缶はなるべく純正品を使う
CB缶の差し込み口は日本ではJIS規格で統一されていますが、メーカーでは自社のカセットコンロに対して純正品のCB缶を使うことを推奨しています。
他メーカーのCB缶を利用してカセットコンロを使用することができますが、故障の際に保証が効かなくなる恐れがあるため注意が必要です。
参考
日本産業標準調査会
(※日本産業標準調査会 JISS2148の項目を参考)
メイン用におすすめのガスランタン
ロゴス Bamboo 74175016はバルブガード構造が特徴
ロゴス Bamboo 74175016は、竹と金属のコラボレーションが魅力のガスランタンです。
衝撃からLEDを守ってくれる「バルブガード構造」により、屋外での使用でも安心です。
充電式であるため電池不要で、スマホへの充電も行うことが出来ます。
GENTOS EX-1300Dはろうそくの炎のような揺れが魅力
GENTOS EX-1300Dは、ろうそくの炎のような揺れが再現可能なキャンドルモード機能が特徴で、1300ルーメンのメイン使いに耐えうるガスランタンです。
3色調色機能により白色・昼白色・暖色へと光の色を変更できます。
ダイヤルスイッチを回す事で、弱~強まで無段階に調光ができ、光量がランダムに変化します。
コールマン バッテリーガードLEDランタンは電池消耗の防止が魅力
コールマン バッテリーガードLEDランタンは、過放電による液漏れや、電池消耗を防止しており長持ちが特徴のガスランタンです。
しかし、電池は使用していない間も自然放電をしているため、自然放電が原因の電池切れは防ぐことはできません。
サブ用におすすめのガスランタン
キャプテンスタッグ UK-4060は炎のように揺れる光が魅力
キャプテンスタッグ UK-4060は、220ルーメンで炎のように揺らめく光が魅力のキャンプサイトを美しく彩るガスランタンです。
テント内でも使用できるのが魅力でしょう。
フレイムモード、通常点灯、淡い通常点灯の3つの点灯が可能です。
キャプテンスタッグ UF-19は約32時間の燃焼時間が魅力
キャプテンスタッグ UF-19は、燃焼時間が約32時間のサブ用ガスランタンです。
マントルを使わず、直接炎が出るタイプのランタンで、リングを回せば簡単に炎の強さを調節できます。
本体は収納や携帯にも便利なハードタイプの専用ケースが付いています。
BUNDOK BD-266BはレトロなLEDランタン
BUNDOK BD-266Bは、最大光度約30lmのレトロなLEDランタンです。
白色光と暖色ゆらぎ光が切り替え可能で、テントや室内で吊り下げたり、持ち運んだりするために便利なハンドル付きです。
ガスランタンについてのまとめ
- ガスランタンとは、ガスを燃料として明かりを灯す装置のこといいます。
- ガスランタンはガソリンランタンよりも光量の安定性には劣りますが、初心者でも扱いやすいでしょう。
- ガスランタンにはキャンプ一帯を照らすための「メイン用」、テーブルなど部分的な箇所のみ照らす「サブ用」があります。
- ガス缶には、火力が出やすくアウトドアシーンでの使用を目的とした「OD缶」、家庭用ガスコンロなどで使う汎用性が高い「CB缶」があります。
- ガスランタンを購入する際は、明るさと燃焼時間をチェックしておくとよいでしょう。
- ガスランタンは一酸化炭素中毒の危険性があるのでテント内で使用してはいけません。
- 明かりを灯すためのマントルは、扱いに注意すれば長持ちさせることが出来ます。