加筆修正箇所
・おすすめの薪ストーブを2020年5月28日の情報に更新いたしました。
この記事では薪ストーブについて解説し、薪ストーブの選び方や特徴のほか、おすすめできる薪ストーブについて解説します。
薪ストーブには様々なタイプが存在し、焼く、煮るなどの調理方法やダッチオーブンの役割もこなせる商品です。
ですが、一般的なストーブとの違いや暖炉との違いはなかなか分かりにくくもあります。
この記事を読むことで、薪ストーブとは一体何なのかを知り、自分に合った製品購入の検討が出来ます。
目次
薪ストーブと暖炉の違い
薪ストーブとは、その名の通り電気や灯油などの燃料は一切使わずに、薪を燃料として暖を取る暖房器具のことです。
輻射(フクシャ)式と対流式という二つの暖房方式があり、現在お店で販売されている商品は輻射式、対流式両方の機能が備わっています。
薪ストーブでよくある疑問は、暖炉となにが違うのかという点です。
薪ストーブと暖炉の違いは大きく分けると3つ違いがあるため、それぞれの特徴を理解して気に入った方を購入するとよいでしょう。
薪ストーブには扉があり暖炉には扉がない
薪ストーブと暖炉の分かりやすい違いは、薪ストーブには扉があり暖炉には扉がないというところです。
薪ストーブ、暖炉共に薪や木材を燃料にして暖を取る暖房器具ではありますが、ガラス扉の中に薪や木材を入れ、火で燃やして使用するのが薪ストーブです。
一方の暖炉は薪ストーブのようなガラス扉がないため、暖炉内に薪や木材をいれて焚火のように直接火をつけて使用します。
暖炉は室内で焚火のような暖が取れる暖房器具、薪ストーブはガラス扉の内で薪や木材を燃やして暖を取る暖房器具といった違いがあります。
温かさに違いがある
薪ストーブと暖炉は、温かさの質も違ってきます。
焚火のように直接的に火の温かさを感じられる暖炉は確かに温かいですが、暖炉事態には部屋全体を暖めてくれる効果は期待できません。
薪ストーブはガラス扉内を暖めてそこから熱エネルギーを発生させるため、暖炉と比べると遥かに部屋全体の暖房効果が期待できます。(密閉構造から輻射熱や対流熱を発して部屋全体の空間を暖めてくれます)
焚火のように暖炉の近くを直接的な炎の力で暖めてくれるのが暖炉で、一般的なストーブのように薪や木材の力で部屋全体を暖めてくれるのが薪ストーブです。
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臭いや音の感じ方も違う
薪ストーブと暖炉は、臭いや音の感じ方も違ってきます。
暖炉の場合、薪ストーブのようにガラス扉がないため、薪や木材のパチパチと燃える音や香りを直接感じることができます。
薪ストーブはガラス扉を閉じてしまうと、暖炉ほど音や香りを直接感じることはできません。
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薪ストーブと暖房のメリット・デメリット
薪ストーブのメリット・デメリット
薪ストーブは熱効率が良く、部屋全体を暖めてくれる効果が強いです。
しかし、煙が部屋中に充満する心配がない分、薪や木材の力で温まっているという実感は暖炉より感じません。
暖炉のメリット・デメリット
暖炉は直接的に火の温かさを感じられることができ、暖炉付近で火の自然な暖かさを実感できます。
しかし、とても暖かい分、部屋全体を暖める力がなく、煙が外に排出されにくいです。
薪ストーブの選び方
薪ストーブを購入するときは、暖房機能、設置場所、大きさ、デザイン、燃料など色々と気にするところがでてきます。
この項目では薪ストーブの選び方について解説します。
暖房機能で選ぶ
薪ストーブは暖房機能もよく、考えて購入する必要があります。
何坪の部屋で使うかによって、どれくらいの性能が必要かよく理解しておくとよいでしょう。
設置場所と大きさで選ぶ
薪ストーブの設置場所、どれくらいの大きさにするかについても大事なところです。
薪ストーブに限ったことではありませんが、買ってみると思ったよりスペースを取ったりするため、特に大きさは慎重に考えると良いでしょう。
デザインで選ぶ
現代では、薪ストーブのデザインには様々なものが販売されています。
機能性はもちろん大事ですが、見た目で気に入ったものがあればデザイン重視で選ぶのもよいでしょう。
燃料で選ぶ
維持費は薪ストーブを使用するにあたり抑えておきたい大事な部分のため、気になった薪ストーブはどれくらいの燃料が必要なのかについても理解しておく必要があります。
薪、木材、広葉樹のナラやクヌギ、ファイヤースターター(着火剤)などがどれくらい必要かしっかり分かったうえで商品を購入を検討するとよいでしょう。
おすすめの薪ストーブ
ホンマ製作所 MS-605TX
ホンマ製作所 MS-605TXは、薪ストーブの中で小型サイズで10~15畳までの部屋を暖められます。
鋳物製でシンプルでオシャレな見た目をしているため、インテリアとしても使用できるでしょう。
狭い場所でも設置しやすいため、小型の部屋でも使用可能です。
上杉製作所 ST-246
上杉製作所 ST-246は、耐久性の鋳物製で本体が傷みにくく、安全な状態で使用することができます。
燃焼効率が高いため、少量の薪でも部屋を快適な温度まで暖めることが可能です。
薪ならではのナチュラルな暖かさを実現しており、体を暖め過ぎる心配もないでしょう。
LIXADA チタン製 薪ストーブ
LIXADA チタン製 薪ストーブは、本体の下部に通気口が付いており、空気の流れをよくすることで薪を効率よく燃やすことができます。
本体に使用されているチタン素材は比較的軽量でありながら耐久性に優れているため安心して使用できるでしょう。
また、上部に付いているクロススタンドの上に鍋などを置いて調理できるため、キャンプなどのアウトドアシーンでの食事作りにも役立ちます。
テンマクデザイン ウッドストーブ
テンマクデザイン ウッドストーブは、脚の部分をワンタッチで開閉することができ、自動でロックと解除を行えるため安定した設置が可能です。
ガラス窓が付いているため、薪が燃える様子を確認することができ、火の調節がしやすいでしょう。
また、天板部分に付いている丸蓋を外すことで直火調理が可能となります。
CANWAY ウッドストーブ
CANWAY ウッドストーブは、使用しない時は折りたたんで収納することができる商品で、キャンプ場などへの持ち運びも楽に行えるでしょう。
薪などの燃料を20分間連続で燃やし続けられるため、強力な火力を持続させることができます。
また、オーバーヘッド設計なため、調理器具を本体に乗せて調理を行う場合でも調理器具を持ち上げることなく薪を足すことが可能です。
ホンマ製作所 黒耐熱窓付時計型薪ストーブ
ホンマ製作所 黒耐熱窓付時計型薪ストーブは、ステンレス製の本体に耐熱塗装を行うことで耐久力に優れたボディを実現しています。
正面の扉にはガラス窓が設置されているため、揺らめく炎の美しさを楽しめます。
6cm、28cm、30cmと3種類の羽釜をセットできるため、釜炊きならではの美味しいご飯を味わえるでしょう。
薪ストーブについてのまとめ
- 薪ストーブとはその名の通り電気や灯油などの燃料は一切使わずに、薪を燃料として暖を取る暖房器具のことを言います。
- 暖炉のメリットは直接的に火の温かさを感じられることができ、薪ストーブのメリットは熱効率が良く、部屋全体を暖めてくれる効果が強いです。
- 薪ストーブを購入するときは暖房機能、設置場所、大きさ、デザイン、燃料などを意識して購入するとよいでしょう。
- 薪ストーブは輻射熱や対流熱を発して部屋全体を暖めてくれる他にも、商品によっては薪ストーブで料理を行うことも可能です。