こちらの記事は2018年10月30日の記事を2020年5月27日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・400Lの冷蔵庫の選び方に機能性で選ぶを追記します。
・400L台の冷蔵庫のおすすめを2020年5月27日の情報に更新いたしました。

かつては三種の神器と呼ばれ今でも生活必需品である冷蔵庫は、日々機能性やデザインなどが進化しています。特にラインナップが多い容量は、400L台の冷蔵庫です。

自分にとって使いやすいと考える人が多数、性能面が高いことから400Lの冷蔵庫を選ぶ人が多くなっています。400Lの冷蔵庫を選ぶ人が多いことを踏まえると、冷蔵庫の選び方のポイントがより明確になると考えられます。

冷蔵庫は、基本的に価格が高いので選ぶ際は慎重に選ぶこと・選び方のポイントをしっかり覚えることが大切です。

後悔しない選択ができるように、冷蔵庫に関する知識を身に着けておきましょう。そこで今回は、最もラインナップが多彩である400Lの冷蔵庫の選び方などに焦点を当てて紹介します。

冷蔵庫の容量の目安

1人あたりの冷蔵庫の容量の目安は、100~150Lです。この容量の目安を基準にすると、400Lの冷蔵庫は3~4人家族に適している容量だと考えられます。

使用方法によって人数が多少増減しても快適に使うことはできるため、あくまでも目安の数字だと覚えておきましょう。

例えば2人の夫婦が400Lの冷蔵庫を使用する場合だと1週間の食材を買いだめしたり、大量に作り置きしたものを冷凍して保存したりするときがあります。

その際、大きめサイズの冷蔵庫であればスペースに余裕ができるうえに結果的に電気代の節約にも繋げることが可能です。

また、夫婦であれば将来的に子どもが生まれることも珍しくないため、あらかじめ大きめサイズである400Lの冷蔵庫を購入しても無駄にはなりません。

逆に、5~6人以上家族が住んでいる場合でも400Lの冷蔵庫が適している場合があります。買いだめをしない、外食が多い食生活であれば、400Lの冷蔵庫でも不便することなく使うことができます。

基本的に冷蔵庫の容量は、自分の家族などの食生活やスタイルに合わせて購入することが無難です。

400Lの冷蔵庫のメリット

400Lの冷蔵庫のメリットとしてよく挙げられるのは、「基本性能が高い」「省エネ」「300Lと400Lのサイズはあまり変わらない」です。

3つのメリットについて、下記に具体的に解説します。

基本性能が高くなる

各メーカーの独自の技術が搭載され、基本性能が全体的に高くなるのは400L台の冷蔵庫からだと言われています。

ですから、300Lと400Lの冷蔵庫のどちらかを購入するなら400Lのほうが優れていることが多いです。

冷蔵庫は、長期的に使用することが多数なので機能面が優秀・高性能な400Lの冷蔵庫を購入するほうが結果的には得することがあります。

省エネ性能も高い

400L以上の冷蔵庫は、基本性能だけでなく省エネ性能も高くなります。

300L以下の冷蔵庫と同程度、製品によってはそれよりも電気代が安くなるため必ずチェックしましょう。

イメージ的に大きめの冷蔵庫のほうが電気代が高いのでは?と感じている人も少なくないですが、実は大きいモデルほど省エネ設計になっています。

例えばあるメーカーの315Lの冷蔵庫の場合だと消費電力が年間350kWh、450Lの冷蔵庫の消費電力は年間259kWhとなっており、長期的に使うほど大きめの冷蔵庫のほうが電気代なことが多いです。

300Lと400Lのサイズはあまり変わらない

実は、300Lと400Lの冷蔵庫のサイズはあまり変わりません。

300Lの冷蔵庫の幅は、60cmと設定されています。

それに対して400Lの冷蔵庫の幅も、60cmの製品がたくさん販売されています。つまり製品によって300Lの冷蔵庫を置くことができるスペースには400Lの冷蔵庫も設置できる、と言えます。

何故幅は同じなのに容量は大きい?と疑問を抱くでしょうが、各メーカーが扉や棚の形状などを工夫して収納力を上げるようにしているからです。

また、450L以上でも幅が65cmの製品も数多く販売されているため、似たような大きさであるのならば性能面などを考慮すると300Lより400Lの冷蔵庫を購入したほうがお得となります。

このように400Lの冷蔵庫には、大きなメリットがあります。性能面、収納力などを踏まえると300Lより400Lの冷蔵庫のほうが総合的に優秀です。

400Lの冷蔵庫の選び方

サイズで選ぶ

冷蔵庫を選ぶ際に必ずチェックしなければならないのが、サイズです。

せっかく購入したのに設置場所に収まらない…という失敗が起こらないように、測った後に冷蔵庫を選ぶことが必須となります。

また、冷蔵庫を設置する場合必ず左右と背面に3~5cmの放熱スペースをあけることが重要です。

ですから、測ったうえで放熱スペースの分も計算してから冷蔵庫を購入しましょう。

そして2階以上の部屋に冷蔵庫を設置する際は、サイズ以外にも持ち運びがしやすい重さかもチェックする必要があります。

消費電力で選ぶ

年間消費電力も要チェックです。

冷蔵庫のパンフレットを見たりいくつかの製品の検討・比較は怠らないようにしましょう。

基本性能が同じ冷蔵庫の場合、消費電力が少ない冷蔵庫のほうがランニングコストを抑えられるのでお得です。

ドアの開閉で選ぶ

ドアの開閉方向は、真っ先にチェックしやすいポイントです。

400L台の冷蔵庫には色んな開閉の仕方があり、左開き・右開き・両開き・観音開き・フレンチドアの中から自分のキッチンに合う開き方の冷蔵庫を選択しましょう。

一番使いやすいと考えられるドアの開き方は、キッチンの調理台からすぐに食材を取り出せる製品と言われています。

野菜室などの位置で選ぶ

メーカーによって野菜室や冷凍室の位置が変わります。

例えば野菜を良く使うなら野菜室が中央にあるモデルを選ぶことがおすすめです。

基本的に良く使うほう(野菜室、冷凍室)が中央にある冷蔵庫だと腰に負担もかかりにくく、出し入れが簡単になります。

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機能性で選ぶ

冷蔵庫には、様々な便利機能が付いた商品があります。

例えば、食品の栄養素を増やしながら綺麗に保存してくれる機能や、解凍せずに食品を切り分けることができる機能など料理にも役立つ機能があります。

また、消費電力を抑えてくれる節電機能が付いている商品を購入すれば、電気代を節約可能です。

機能性は冷蔵庫を使用する上で重要な要素となっているため、購入する際に必ずチェックしましょう。

おすすめの冷蔵庫の選び方メーカー

日立は便利な機能が特徴

新鮮保存の先駆けである「真空チルド」、収納がより楽になる「高さ変わるん棚」など充実した独自の機能が人気のあるメーカーです。

真空だからラップなしでも美味しくご飯を食べることができるのも、魅力の1つと言えます。

冷蔵庫のトレンドを牽引したと言われるメーカーでもあるので、全体的に使いやすい便利な機能が取り揃えられています。

三菱電機は高性能な品が多い

高機能、高性能な冷蔵庫が多いメーカーです。

代表的な機能は、食材を一瞬で冷凍する「切れちゃう瞬冷凍」、チルドで保存できる「氷点下ストッカー」などでしょう。

温度帯が異なる部屋が多く、大量に作り置き・買い置きしても美味しく食材を食べられる機能がたくさん搭載されています。

パナソニックはスペースの使い方がよい

スペースの有効活用ができる「トップユニット方式」、チルドよりさらに低い温度で保存できる「微凍結パーシャル&シャキシャキ野菜室」と言う機能が有名です。

使い勝手が良く、野菜の劣化を防ぐことが可能な構造なのでストレスフリーで冷蔵庫を活用できます。

おすすめの400L台の冷蔵庫

日立 R-X48N

日立 R-X48Nは、野菜のみずみずしさを7日間保つことができ、野菜から出るニオイ成分を分解することで野菜本来の栄養素も守ってくれる新鮮野菜スリープ室が付いているため、野菜を保存する機会が多い方におすすめです。

冷蔵方法にはスポット冷蔵を採用しているため、温かい食品を約2℃の低温で冷やし、鮮度を長持ちさせることができます。

冷蔵室の一部の範囲に温度センサーが付いており、食品の温度を瞬時に検知することができるため、調理してからそこまで時間が経過していない温かい鍋も周りの食品に影響を与えることなく保存可能です。

また、ドア部分に傷が付きにくい加工がしてあるクリスタルドアを採用しているため、毎日頻繁に使用しても美しい見た目を保てるでしょう。

奥行が約65cmとスリムなため、比較的狭い場所でも設置しやすいです。

三菱電機 MR-B46F

三菱電機 MR-B46Fは、約-7℃で食品を凍らせる冷凍室が付いているため、使用したいときにすぐ取り出して解凍をせずに使用可能です。

三菱の独自技術を活かした冷蔵室は、魚や肉などを生のまま保存しても鮮度を保つことができます。

また、野菜室はみずみずしさとビタミンCをアップさせながら保存できるため、鮮度が高く栄養素も豊富な野菜を食べることができます。

スリムな幅でありながら大容量を実現しているため、大量に食材を入れたい方におすすめです。

パナソニック NR-FV45S6

パナソニック NR-FV45S6は、1週間の生活リズムを自動で把握し、生活リズムに合った節電を行ってくれます。

冷蔵庫内に収納量センサーを搭載しており、収納量に合わせて運転を制御してくれるため、無駄な電力を消費しなくて済みます。

また、冷蔵室と野菜室を100%全開で開くことができ、奥まで食材を入れることができるため、食材の管理もしやすいでしょう。

冷蔵室にトップユニット方式が採用されているため、最上段から隅々まで余すことなく食材を入れることができます。

400Lの冷蔵庫についてのまとめ

  • 400Lの冷蔵庫は、3~4人家族に適している容量です。
  • 400Lの冷蔵庫のメリットは、「基本性能が高い」「省エネ」「300Lと400Lのサイズはあまり変わらない」となります。
  • 冷蔵庫を選ぶ際は、「サイズ」「消費電力」「ドアの開閉」「野菜室などの位置」を確認しましょう。
  • おすすめのメーカーは、「日立」「三菱」「パナソニック」です。