こちらの記事は2022年12月7日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・サーキュレーターの使い方
・小部屋向けのおすすめのサーキュレーター
・リビング向けのおすすめのサーキュレーター
・大きい部屋向けのおすすめのサーキュレーター
この記事では、サーキュレーターとはなにかや選び方、おすすめのサーキュレーターについて解説します。
この記事を読むことで、自分に合ったサーキュレーター項目の検討が出来ます。
目次
そもそもサーキュレーターとはなにか?
サーキュレーターは空気の循環を目的とした家電です。
冬場の暖房時に使用したり、風を当てたりすることで、室内の洗濯物を早く乾かすことも可能です。
サーキュレーターと扇風機の違い
サーキュレーターと扇風機の最も大きな違いは風の性質です。
直線的で遠い場所まで勢いのある強い風を起こすのがサーキュレーターで、扇風機は広範囲に風を起こすように作られています。
サーキュレーターは空気の循環を目的としており、扇風機は風を直接人間に当てて涼しむことが目的です。
また、サーキュレーターは真上を向けることができる点も扇風機との違いです。
風圧が強く、音が大きいタイプが多いため、扇風機の代わりに使っても快適さを感じないものもあります。
サーキュレーターは、扇風機と比べると小柄でコンパクトな製品が多い事も特徴でしょう。
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サーキュレーターを活用して電気代を節約できる
サーキュレーターはエアコンとの相性がよく、エアコンと併用して使うことで温度調節がはかどり、電気代を節約することができます。
エアコンだけの場合、空気は天井や床に集中してしまいますが、サーキュレーターの直線的な風で循環させることによって、部屋全体を均等な温度に調整することが可能です。
部屋の温度のムラが少なくなるため、設定温度の上げすぎや下げすぎなどで、余計に電力を使用する事を防ぐことができます。
サーキュレーターの種類
小部屋には8畳用の小型モデルがおすすめ
8畳ほどの小部屋で使いたい程度であれば、小型のサーキュレーターで十分でしょう。
8畳用の小型サーキュレーターは小型で価格もあまり高くないため、気軽に導入することが出来ます。
リビングには大風量モデルがよい
リビングでも使用するサーキュレーターは、大風量モデルがおすすめです。
一般的なリビングの広さである14畳以上の広さに対応できるモデルを選ぶとよいでしょう。
さらに広い部屋用のサーキュレーターもある
大風量モデルでは対応できないほどの広い部屋には、20畳以上に対応するサーキュレーターがおすすめです。
他のサーキュレーターよりも値段は上がりますが、その分効果も期待することが出来ます。
サーキュレーターの使い方
サーキュレーターは、正しく使えばエアコンの効果をより高めてくれます。
以下ではエアコン使用時のサーキュレーターの使い方のコツと、換気の際の使い方を解説します。
暖房の空気を循環させる場合は天井に向ける
サーキュレーターは送風機とも呼ばれるため、夏のイメージが強い方もいるでしょう。
しかし、暖房と併用することで、寒い季節でもより暖かく過ごすことができるようになります。
サーキュレーターを、暖房効率を高めるために使う際は、暖かい空気がとどまりがちな部屋の上部に向けて風を送るのコツです。
置き方のコツは、エアコンから対角線上にある部屋の角から、エアコンに向けて風を贈ると、天井部分温まった空気を循環させることができます。
思い通りの場所に置けない場合は、上に向けて風を送るのもおすすめです。
部屋全体の空気をかきまぜることによって、部屋の中の温度差をなくします。
このことにより、エアコンの温度を夏は高めに、冬は低めに設定しても快適です。
エアコンとサーキュレーターを併用すれば、節電につながります。
冷房の空気を循環させる場合は水平に向ける
冷房の空気を循環させるためにサーキュレーター使うコツは、下に溜まりがちな冷気に風を当てる形で稼働させるのがコツです。
エアコンに背を向けて配置し、水平に稼働させると、涼しい空気を循環させる事が出来ます。
換気する場合は窓に向ける
サーキュレーターは、前方向に空気を送るのが特徴です。
開け放った窓に向ける形で風を送れば、室内の空気を外に送り、換気することが出来ます。
参考
アイリス暮らし便利ナビ サーキュレーターの使い方~暖冷房に効果的な設置方法~
サーキュレーターの選び方
実際にサーキュレーターを選ぶときの4つのポイントを説明します。
モーターの種類
サーキュレーターのモーターは、「DCモーター」か「ACモーター」のどちらかが搭載されています。
DCは直流でACは交流を意味し、現在主流となっているのはDCモーターです。
DCモーターの特徴は、風量を細かく調節することができることや、消費電力が少ないことなどがあります。
ACモーターに比べると高機能であるため、DCモーターのサーキュレーターの方が価格が高いのですが、ランニングコストを抑えることができます。
一方、ACモーターは本体価格がリーズナブルですが、価格以外にDCモーターと比べてメリットといえるようなことはありません。
できるだけDCモーターのサーキュレーターを選ぶことをおすすめします。
サイズ
サーキュレーターは、卓上型のコンパクトなタイプが主流ですが、扇風機代わりとして使えるスタンド型もあります。
使う場所や用途に合わせてサイズを選びましょう。
価格
サーキュレーターは、3,000円程度から20,000円以上するものまで、価格帯が幅広いです。
価格重視で選ぶと安いものはACモーターなので、消費電力が高いというデメリットがあります。
また、タイマーやリモコンがないなど、最低限の機能しかついていないものが多い傾向です。
一方、価格が高いものは風量を細かく切り替えられたり、首振り機能のパターンが豊富であったりなど機能性が高いのですが、必要のない機能まで搭載している可能性があります。
まずは、どの程度の機能がほしいか考えてから、予算の範囲内で希望する機能を搭載したサーキュレーターを選ぶのがよいでしょう。
デザイン
サーキュレーターのデザインには、シンプルなものもあれば、スタイリッシュなデザインや、カラフルなものなど、さまざまなタイプがあります。
部屋のインテリアに合うデザインのサーキュレーターを買えば、高い満足感を得られるでしょう。
小部屋向けのおすすめのサーキュレーター
【2020年版】Umimile サーキュレーター
Umimile サーキュレーター は、就寝時の使用に最適な、静音モードが搭載されているサーキュレーターです。
スイッチ部分に触れるだけで反応するタッチスイッチにより、簡単に操作することが出来るのは便利でしょう。
約20センチ四方のコンパクトサイズなので、狭い部屋にも、カウンターの上や棚の上などにも、置き場所を選ばない。
【2021最新版】4UMOR サーキュレーター DCモーター 扇風機
【オールシーズン活躍】季節を問わず、1年間フル稼働。
夏の時はエアコンと併用して、足元に溜まった冷気を攪拌して部屋全体へ循環させ、室内の空気を均一にします。
部屋の冷却速度が80%アップでき、電気代が約20%節約。
リビング向けのおすすめのサーキュレーター
アイリスオーヤマ PCF-HD15N-W
アイリスオーヤマ PCF-HD18-Wは、風が渦を巻き直進する「スパイラル気流」が特徴のパワフルなサーキュレーターです。
小型サイズですが、パワフル送風により、リビングの空気を循環させてくれます。
風量はつまみを回すだけで、静音モードを含む3段階から選ぶことができます。
アイリスオーヤマ PCF-SC15Tは風が遠くまで届く
アイリスオーヤマ PCF-SC15Tは、風を直線に集中させるジェット気流効果により、風が遠くまで届くのが特徴のサーキュレーターです。
上下左右に動く首振り機能により、18畳までの部屋の空気を循環させることができます。
弱い風力を選べば、運転音は35dBと、図書館の騒音よりも静かであるため、リラックスしたい時も音が邪魔にならないでしょう。
大きい部屋向けのおすすめのサーキュレーター
ボルネード 660-JP
ボルネード 660-JPは、約6~35畳まで対応するパワフルなサーキュレーターです。
傾斜の深いプロペラや、プロペラによって生まれた風を竜巻状にするダクトなど、力強い風を出すための工夫が施されていることが特徴です。
天井が高いリビングや、オフィスの会議室、ホールなど、一般的なサーキュレーターが対応できない場所でも効果を発揮してくれます。
弱運転にすれば、音が静かな柔らかい風を贈ることもできます。
アイリスオーヤマ PCF-HM23-W
アイリスオーヤマ PCF-HM23-Wは、風が渦を巻く「スパイラル気流」を発生させ、14畳以上から20畳まで対応するパワフルなサーキュレータです。
小型なサイズですが、部屋の空気を循環させるのに十分なパワフルな送風が特徴です。
風量の設定により、運転音はわずか35dBまで抑えられるため、図書館よりも静かな音で稼働させることもできます。
静音性の高いサーキュレーターはコレ!
サーキュレーターは風量が大きいため、扇風機と比べて音が大きめです。
夜間や寝室で使う場合は、静音性の高いサーキュレーターを選んだ方がよいでしょう。
静音性の高いサーキュレーターを紹介します。
アイリスオーヤマ サーキュレーター(PCF-C15T)
8畳向けのコンパクトなサーキュレーターですが、パワフルな送風で部屋の空気を循環してくれます。
運転音は図書館より静かな35dBなので、寝室用にもおすすめです。
上下左右の強力送風で部屋の空気を循環させ、温度ムラを解消する「強制かくはんモード」を搭載。
タイマーやリモコンもついているコスパが高いタイプです。
アイリスオーヤマ サーキュレーター アイ PCF-SDC15T
非常にコンパクトで、持ち運びに便利です。
静かな音からパワフルな音まで10段階の風量調整、縦横自動回転、2・4・8時間のオフタイマー、リモコンなど機能が充実しています。DCモーターを使った電源なので、パワフルな送風を提供します。
そのためエアコンと組み合わせることにより、部屋の隅々まで風を巡回させることができます。
パワフルな送風でありながら、静かなため眠りを邪魔することはありません。
タイマーを設定することができるので、寝てしまっても消し忘れを防止することができます。
またリモコン付きのため、離れていた場所からでも操作が可能です。
ボルネードサーキュレーター (660-jp)
こちらは6〜35畳に対応する中型のサーキュレーターです。
サーキュレーターの先駆者といわれるボルネードは、竜巻状の風によって部屋全体の空気を循環させます。
風量は4段階に調節でき、弱運転のときは柔らかな風で音も静かです。
通常、強運転は最初の数分だけでいいので、あとは中か弱運転で空気を循環させられます。
パワフルな風量が必要なときは強運転やターボ運転、静かに空気を循環させたいときは弱運転というように使い分けるとよいでしょう。
併用する冷暖房は、冬なら通常より2〜3度低く、夏なら2〜3度高く設定しても快適に過ごせるため、光熱費の削減が可能です。
サーキュレーターについてのまとめ
- サーキュレーターは空気を循環させる家電で、扇風機は人が涼しむことを目的にした家電です。
- 広範囲に幅広い風を起こすのが扇風機で、直線的で遠くまで勢いのある強い風を起こすのがサーキュレーターという違いがあります。
- サーキュレーターはエアコンと併用することで電気代を抑えることが出来ます。