スマホにとって生命線ともいえるのが「電池」です。
スマホの使用頻度が高ければ高いほど、この電池の残量や劣化具合が気になりますよね。
電池とは、電気の力で動くものを、コンセントから電力を供給せずに使用できるようにする、とても便利なものですが、消耗品であることには間違いありません。
使用すればするほど劣化し、いずれは寿命を迎えることとなりますが、それはスマホの電池も同じです。
いかに電池を長持ちさせるかは、スマホ利用者にとってとても重要なことであり、常に残量や劣化具合が懸念されます。
ここではそんなスマホの、最適な電池交換のタイミングや、長持ちをさせる方法について、詳しく解説いたします。
目次
スマホの電池交換の目安とは?
スマホの電池を交換するタイミングの重要性
スマホの電池の劣化具合は、スマホを利用する人なら誰でも気になるものです。
電池の消耗や劣化が激しく、正常に機能してくれなくなると、どんなに機種本体が万全な状態でも、スマホとして活用できなくなってしまいます。
残念ながら劣化したバッテリーは、回復することはありません。
できる限り電池が消耗しない使用方法を知ることも大事ですが、交換のタイミングを見極めることも同じくらい重要です。
交換のタイミングを見誤り、交換すべき時期を過ぎてしまったまま使い続けると、機種本体にも悪影響を与え、故障の原因にもなりかねません。
消耗してくると、電池パックそのものが膨張してくるタイプのものもありますが、安全上は問題ないため、交換の目安の1つとして捉えられています。
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交換する時期の目安
とはいえ、交換に最適とされるタイミングを把握していなければ、交換に踏み切ることもできないですよね。
スマホの電池交換に最適なタイミングは、1回の充電で使用できる時間が、購入時の半分ほどになってしまった時です。
これまでと同じレベルでの使用頻度であるにもかかわらず、電池消費が早くなったと感じる時や、フル充電後の持続時間が短くなったと感じる時は、交換のタイミングが近づいているということになります。
その際にはできるだけ早い段階で交換することが、スマホを長く愛用し続けるためのポイントです。
電池交換にかかる費用とは?
気になる電池交換にかかる費用ですが、電池交換の方法によっても、その費用には違いがあります。
スマホには電池パックの取外しが可能なタイプと、不可能なタイプがあるからです。
電池パックの取外しが可能な場合
電池パックの取外しが可能なタイプのスマホなら、自分で電池パックを購入し交換することができます。
電池パックの費用は、通常¥1,000~¥4,000程度となりますが、契約の内容や保証内容によっては無料で交換してもらえる場合もあるため、交換を検討する際には契約書等の確認が必須です。
また古い機種の場合、交換する電池パックそのものの生産が、終了している可能性もあります。
電池パックの取外しができない場合
電池パックの交換ができないスマホとは、電池パックが機種本体に内蔵され、一体化されているタイプのスマホです。
当然ながら素人が自分で交換することはできないため、購入した携帯電話会社などのキャリアに交換を依頼するか、スマホ修理専門店などに依頼することになります。
かかる費用は機種によっても違いがありますが、平均すると¥7,000~¥9,000程度となり、交換には1週間から2週間程度の期間を要するところがほとんどです。
詳しい費用や期間は、依頼するキャリアによっても異なるため、事前に確認してから依頼することをオススメします。
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気になるデータ
電池交換をする際に懸念されることの1つに、「データの消去」があります。
スマホにとってデータほど重要なものはなく、大事な連絡先や画像が消えてしまえば一大事にもなりかねません。
一部のキャリアや依頼する場所によっては、電池交換をしたり修理をする時点で、スマホを初期化してしまうところもあります。
初期化されるとデータまで消去されてしまうため、後悔することのないように、事前に依頼するキャリアに確認しておくことが大事です。
ですが近年においては、電池交換依頼の場合、基本的には電池の交換だけを実施するところが多くなりました。そのため、データが消去されてしまうことはほとんどありません。
とはいえ精密機器には何が起こるかわからないことを考えると、電池交換を依頼する際には、万が一に備えてデータのバックアップを取っておくことをオススメします。
データのバックアップ方法には、下記のような方法があります。
・OSに標準搭載されているバックアップ機能の利用
・SDカードやUSBメモリの利用
・バックアップ専用のアプリの利用
このようなスマホのバックアップ作業は、電池交換や修理依頼をする時だけでなく、大事なデータを保全するためにも、定期的に行っておくと安心です。
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電池を長持ちさせるコツ
電池の交換ができるタイプのスマホだったとしても、できるだけ電池の消耗は避けたいところですよね。
スマホの電池は、充電の仕方や本体の設定、仕様によっても節電することが可能です。
ここからは、少しでも電池パックを長持ちさせるためのコツを紹介いたします。
長持ちさせる充電の方法
高温多湿を避ける
スマホの電池でもある「リチウムイオン電池」の劣化を進めてしまうのは、とにかく高温になることです。
熱に弱く、高温状態の場所に放置されるとすぐに劣化につながってしまいます。
暑い季節に車内に放置してしまったり、直射日光が当たるような場所に放置することは、電池にとって大きなダメージです。
1つの目安として、気温が35度以上になる場所での使用は注意し、高温多湿の場所にスマホを放置することは、避けなくてはいけません。
充電中のケース
充電中は多少なりとも放電するため、スマホケースを装着した状態で充電すると、スマホ本体や電池パック内に熱がこもって、高温となってしまいます。
電池パックにとって熱は何よりも強敵であり、劣化を助長するものです。
できるだけケースを外して、充電することをオススメします。
充電完了後
充電が完了し、電池が満タンになった状態で長時間放置すると、バッテリーの劣化を進めてしまうことになります。
就寝前にスマホを充電器に接続して就寝する人もたくさんいますが、充電器に接続したままの長時間放置は、バッテリー劣化の原因の1つです。
充電中の使用
充電中に通話や通信などの操作を行うことも、電池の劣化を早める原因となってしまいます。
操作していなくとも、充電中に通信状態となるアプリもあるため、充電しながら通話や通信の使用をすると、電池にかかる負担が大きくなるためです。
充電器に本体を接続した状態での使用は、避ける必要があります。
充電は少しずつする
充電する際には、残量が0%になってから充電するよりも、50%の状態になってから充電した方が、電池への負担は軽くなります。
バッテリーの容量に対してどれだけ放電しているかを現したものを「放電深度」と呼びますが、電池の残量が0%になった状態がすなわち「放電深度100%」の状態です。
放電深度が深ければ深いほど、またフル充電に近いほど電池は消耗していくため、できるだけこまめに充電し、放電深度を低くすると、電池の消耗を防ぐことができます。
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スマホの電池を長持ちさせる設定
不要な通信のストップ
BluetoothやGPS、Wi-Fiといった通信機能は、使用する時には設定をONにする必要がありますが、使用しない時でも通信動作を行うため、電池を消耗することになります。
常時使用するわけではないこれらの通信をストップさせるだけでも、電池の消耗を抑えることが可能です。
これらの通信は、利用する時だけスイッチをオンにする方が、電池を長持ちさせるベストな方法となります。
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ディスプレイの設定
スマホの電池を高い割合で消費してしまうのが、このディスプレイです。液晶モニターを点灯させるときには、多くの電力を消費します。
そのため、画面の明るさや自動消灯までの時間を調整するだけでも、充分すぎるほど節電効果があるものです。
購入時の状態は、少々明るめに設定されているため、自分で必要最低限の明るさに調整すると節電効果がアップします。
スマホの電池交換についてのまとめ
- 何気なく使用している電池のスマホですが、扱い方次第でその寿命を長持ちさせることができるものです。
- せっかく大事に使ってきたスマホでも、電池の消耗や劣化が原因となり、使用できなくなってしまえば身も蓋もありません。
- 電池の充電と放電のサイクルを知り、長持ちさせるためのコツを抑えて使用することができれば、電池の寿命を延ばし、さらにはスマホ本体の寿命も伸ばすことにつながります。
- 交換にベストとされるタイミングをしっかりと見計らい、よりベストタイミングで新しい電池へと交換することができれば、いつまでも新鮮な気持ちでスマホライフを楽しむことができます。