こちらの記事は2018年11月5日の記事を2020年04月17日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・おすすめの変圧器の項目を追記いたしました。
この記事では、変圧器の用途や、使い方と必要な場面、おすすめの変圧器を解説します。
海外旅行に行く場合、スマホ・タブレット・カメラなど、必ず持っていきたい機器があるでしょう。
しかし、行く国によって使えるコンセントの形や電圧が違うため、そもそも充電できなかったり、接続すると機械が壊れてしまったりする可能性があります。
この記事を読むことで、自分に合った変圧器購入の検討ができます。
目次
変圧器の用途
変圧器とは、日本製の機械を海外で使えるようにする装置です。
変圧器が必要な理由は、国によって電圧やコンセントの形が違うためです。
コンセントの形が同じでも、電圧が対応していないと、機器の故障や発火に繋がる危険があります。
変圧器は、安心してスマホなどの機器を海外で使うために準備する、海外旅行の必需品です。
変圧器の使い方
変圧器の使い方には難しいものではなく、機器のプラグを変圧器につなげ、変圧器を海外のコンセントへ差し込むだけです。
機器の中には、変圧器が内蔵されたユニバーサル仕様のものがあります。
スマホ・タブレット・ノートPC・カメラなどにユニバーサル仕様が多く採用されています。
変圧器を購入の検討する前に、使いたい製品と充電器が海外で使えるかどうかチェックしておくとよいでしょう。
しかし、ユニバーサル仕様であっても、コンセントに差し込めなければ意味がありません。
コンセントが差し込めない場合は、100円ショップなどで購入できる変換プラグが必要です。
変圧器の入手法
変圧器は家電量販店やネットで、3000円~5000円ほどで購入することができます。
変換プラグも100円ショップでは不安だと考える方は、家電量販店で1000円~1500円ほどで購入する事ができます。
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人気渡航地の電圧、コンセントプラグタイプ
具体的な、国や地域別の電圧やコンセントタイプは以下の通りです。
- Aタイプ 日本・北アメリカ・カナダ・南米
- Cタイプ アジア・ヨーロッパ・中東
- SEタイプ ヨーロッパ
- Oタイプ オセアニア
- Bタイプ ヨーロッパ
- BFタイプ ヨーロッパ・アジア・中東
- B3タイプ アジア・アフリカ
更に詳しい各国のコンセントタイプと電圧は以下の通りです。
各国のコンセントの形状一覧表
国 | 電圧 | コンセント形状 |
アメリカ | 110V | A |
カナダ | 110V | A |
台湾 | 110V | A |
パラオ | 110V | A |
メキシコ | 110V | A |
ジャマイカ | 110V | A |
パナマ | 110V | A |
プエルトリコ | 110V | A |
キューバ | 110V | A |
オーストリア | 230V | C |
ドイツ | 230V | C |
イタリア | 220V | C |
スペイン | 220V | C |
ポルトガル | 220V | C |
ギリシャ | 220V | C |
フィンランド | 220V | C |
ポーランド | 220V | C |
アイスランド | 220V | C |
ロシア | 220V | C |
インドネシア | 220V | C |
チリ | 220V | C |
トルコ | 220V | C |
イラン | 220V | C |
イスラエル | 220V | C |
エジプト | 220V | C |
エチオピア | 220V | C |
レバノン | 110V | C |
オーストラリア | 220~240V | O |
ニュージーランド | 230V | O |
サモア | 240V | O |
フィジー | 240V | O |
韓国 | 110V~220V | A・C・SE |
ベトナム | 220V | A・C・SE |
マカオ | 220V | A・B・B3・C |
フィリピン | 110V・220V | A・B3・C |
ブラジル | 110V・127V・220V | A・C |
ペルー | 220V | A・C・SE |
サウジアラビア | 127V・200V | A・B・BF・C |
バーレーン | 220V~240V | A・BF |
フランス | 220V | C・SE |
モロッコ | 220V | C・SE |
オランダ | 230V | B・C・SE |
スイス | 220V | B・C |
スウェーデン | 220V | B・C |
ノルウェー | 230V | B・C |
イギリス | 220V~230V | BF |
ベルギー | 220V | C・SE |
アイルランド | 220V~230V | BF |
香港 | 220V | BF |
タイ | 220V | BF・C |
シンガポール | 220V~240V | B3・BF |
インド | 220V | B・C・BF・B3 |
マレーシア | 220V | BF・B3 |
モンゴル | 220V | B・C |
スリランカ | 230V~240V | B・B3 |
アルゼンチン | 220V | C・BF・O |
ヨルダン | 220V | B・BF |
オマーン | 230V | BF・B3 |
南アフリカ共和国 | 220V・240V | B3 |
ケニア | 220V~240V | B3・BF・C |
ボツワナ | 220V・240V | BF |
アラブ首長国連邦 | 220V・240V | BF |
ナミビア | 220V・250V | B3 |
おすすめの変圧器
カシムラ NTI-200は初めて使う場合にも安心
カシムラ NTI-200は、電圧がAC110V-130Vの地域や、AC220V-240Vの地域でも日本の電気製品を使えるようにする変圧器です。
機器に異常が発生すると自動で送電を停止してくれる「サーマルプロテクタ」が内蔵されており、変圧器を初めて使う場合でも安心な設計がされています。
日章工業 KNC-107は熱器具専用
日章工業 KNC-107は、ドライヤーやホットカーラーなどを海外で使える、熱器具専用の変圧器です。
1000Wという高出力により、消費電力が大きい熱器具(※)に使えますが、電子レンジやパソコンなど、マイコンが搭載されている電気製品には使用できないため注意が必要です。
(※電気・ガス・石油などで熱を発生させ、暖房や調理などで利用できるようにした器具。)
BESTEK 90V-240V to 100Vはいくつもの機器を使える
BESTEKのこの品は、ACコンセントが3口、さらにUSBが4口という、挿し込み口の豊富さが魅力の変圧器です。
200Wもの大容量であるため、スマホ、パソコン、タブレット、デジカメなど、色々な機器を同時に接続することができます。
しかし、ドライヤーやヘアーアイロンなど、電力を多く使う機器には対応できないため注意が必要です。
変圧器のまとめ
- 変圧器は日本の製品を海外で使えるようにする装置です。
- コンセントの形状も国によって違うので確認が必要です。
- 家電量販店で購入可能で価格は変圧器が3000円~5000円、コンセント変換は100円ショップでも購入可能です。