自分へのご褒美や特別な記念日のプレゼントとして、「いい腕時計」が欲しいと思う人は多いでしょう。
しかし、腕時計は高い買い物なので、値段や見た目だけで選んでしまうと後悔が生まれるかもしれません。
ここでは、いい腕時計に必要な要素を求める人物像別に紹介し、腕時計選びの基準となるおすすめモデルも紹介しています。
まずは、腕時計に対する知識を身につけて、後悔の無い一本を選びに役立ててください
目次
いい腕時計に必要な要素
「いい腕時計はどんなもの?」と聞かれて、すぐに答えられる人は少ないでしょう。熟年の時計屋であっても即答するのが難しいほどの難問です。
いい腕時計とは、どんなものなのか知って腕時計の選び方を学んでいきましょう。
自分にとって「いい腕時計」を選ぼう
結論から先に言いますと、「万人受けする腕時計」は存在しません。腕時計をする人それぞれが求める「機能」「見た目」「価格帯」を兼ね備えた腕時計が、その人にとっての「いい腕時計」と言えます。
ただし、「万人受けしやすい腕時計」は存在します。例えば「年収300万円前後の営業職向け」や「10代後半のカジュアルな服装が多い人向け」といった腕時計です。
どちらも当てはまる人数が多いので、結果だけを見ると万人受けしやすい腕時計と言えます。しかし、「年収300万円前後の営業職向け」は、高すぎず安すぎない価格設定と見た目の高級感を持っているでしょう。
「10代後半のカジュアルな服装が多い人向け」なら、アルバイトやお小遣いの範囲で買える価格設定で、トレンドを重視したデザインを採用しているでしょう。
腕時計に対して何を求めているのかによって、「いい腕時計」を選ぶ基準が変わってきます。
ビジネスマンならブランドにこだわる
もし、あなたが仕事中に使う腕時計を探しているのならば、周りの人がその腕時計を見て「どう思うのか」を強く意識して腕時計を選んでください。
営業や商談に行く先では、あまりに安い腕時計をしていくことが失礼にあたります。逆に高級すぎる腕時計でも嫌味になってしまうので、相手との同じくらいの価格帯の腕時計をするのがよいでしょう。
外部の人だけでなく、社内の人からも腕時計は見られています。安いブランドの腕時計ばかり着けていては、部下からの信頼を勝ち取ることは難しいでしょう。
常に見られていることを意識して、安すぎるブランドは避けて適度な高級ブランドの腕時計を選ぶように心がけてください。
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一生使えるいい腕時計
自分にとって「いい腕時計」の理想形とも言えるのが「一生使える腕時計」です。腕時計は大切にメンテナンスをしていけば、最低でも10年以上、大事に使えば50年以上にわたって正確な時を刻み続けます。
そのため、ある程度の価値を持った腕時計は資産としても優秀な存在と言えます。自分の代で購入した腕時計を子供にプレゼントして、さらにその下の孫の代まで受け継がれる。高級腕時計には、それだけの価値があります。
一生使える腕時計は、自分の年齢が上がっても長く愛用できるように、飽きのこないシンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。
また、ブランドも「オメガ」や「ロレックス」のように、長い歴史と高い知名度を兼ね備えたブランドを選ぶことによって、価値が下がる可能性を抑えてくれるでしょう。
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レディースは服装に合わせることを重視
メンズ向けの腕時計は、歴史の深さや安すぎないものという条件で探すのが重要ですが、レディース向けの腕時計は何よりも「服装と合わせる」ことが重要です。
どれだけ高級で良い腕時計であっても、ファッション全体から腕時計が浮いて見えるのは絶対に避けなくてはいけません。むしろ、値段が安くてもファッションとの調和が取れている腕時計のほうが「いい腕時計」と言えます。
男性の場合は、商談でもパーティーでも「スーツ」が基本なので、いい腕時計を一本持っていれば問題ありません。しかし、女性はスーツスタイルとパーティースタイルで着る洋服が大きく違います。
そのため、少し腕時計のランクを下げてでも、様々なファッションに合わせられるように複数の腕時計を用意しておきましょう。
女性にとっても「いい腕時計」は、1つではなく複数の腕時計だと覚えておいてください。
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メンズにおすすめのいい腕時計
ここまでは、「いい腕時計」の選び方について解説してきましたが、選び方の知識があっても無数に存在する腕時計の中から理想の一本を選び出すのは至難の業です。
そこで、今回は誰にとっても「いい腕時計」に近いであろうオーソドックスな腕時計を3本紹介します。この3本を基準にして、「もう少し派手なもの」のように自分の個性を織り交ぜて、自分にとって最高の一本を探してみてください。
オメガ スピードマスター
オメガは1848年にスイスで創業した高級腕時計ブランドです。長い歴史を誇り日本人からのイメージが良いので、仕事用の一本を探している人に最適なブランドと言えるでしょう。
スピードマスターは1957年に発売されたスポーツモデルの腕時計で、アポロ17号が月面着陸に成功したときに使用されていた腕時計としても知名度が高いのが特徴です。
スポーツモデルのため、20代や30代といった若い世代向けというイメージが強いスピードマスターですが、日本のトップである内閣総理大臣の安倍晋三議員が、2013年(安倍晋三議員は50代)にスピードマスターを装着してメディアの前に出ています。
恐らくですが、内閣総理大臣ともなれば身につけるものについて相当な注意を払っているはずです。そのような人がスピードマスターを着けているのですから、40代はもちろんのこと50代でも自身を持ってスピードマスターを愛用していきましょう。
内閣総理大臣も着けていて、どの世代からの評価も高い安定感抜群の一本!
セイコー グランドセイコー
セイコーは、1892年に「精工舎」という名前で日本にて創業された腕時計メーカーです。グランドセイコーはセイコーの中でも高級腕時計を扱うブランドで、ハイクオリティな機械式腕時計を製造する国内ブランドとして海外でも評価が高いのが特徴です。
グランドセイコーの知名度は、若い世代よりも50代以上の年配層のほうが高くなっています。海外メーカーの派手でギラギラした高級腕時計よりも、国産の渋い腕時計を愛する世代と会う機会が多い人におすすめのブランドです。
ただし、グランドセイコーは見る人が見れば質の高い高級腕時計と分かりますが、全く腕時計の知識がない人が見ると「安いセイコーの腕時計」という認識になってしまいます。
婚活パーティーや友達の結婚式などで自分の年収をアピールしたい場合には、誰でも知っている高級腕時計ブランドであれるロレックスやオメガなどを選ぶことをおすすめします。
若年層からの認知度は低めだが、年配層からの支持は強い一本!
ロレックス コスモグラフ・デイトナ
ロレックスは、1905年にスイスで創業された非常に知名度の高い高級腕時計ブランドです。ロレックスというブランドは、国内外を問わず知名度・人気共に高くリセールバリューが落ちにくいことでも知られています。
コスモグラフ・デイトナは、高級腕時計を数多く扱うロレックスの中でも最も高い価格設定がされているラインで、安いものでも簡単に100万円を超えてきます。
かなり派手なデザインで高級感のある見た目なので、「お金持ってますアピール」が強すぎて、稼いでいる人が苦手な相手の営業や商談には向かないと言えます。
特に年配層はギラギラした人を嫌うことが多いので、コスモグラフ・デイトナ以外の腕時計をしていくほうが良いでしょう。
しかし、遠目で見ても「いかにもロレックス」という見た目なので、自分のステータスをアピールしたい場合やパーティーなどの華やかな場面にはピッタリの一本と言えます。
仕事用としての運用は難しいが、「いかにもロレックス」という腕時計が欲しい人におすすめの一本!
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レディースにおすすめのいい腕時計
メンズと同じくレディース向けにも、選ぶ基準となるおすすめモデルを紹介します。
カルティエ タンク
カルティエは、1847年にフランスで創業された総合ジュエリーブランドです。オーソドックスなリングをモチーフにした「LOVE」シリーズの指輪やネックレスが人気を集めています。
タンクは、パリの解放を祝って1922年に発売されたモデルで、ダイアナ妃、イブ・サン・ローラン、アンディ・ウォーホルなど、ファッションや芸術関係の著名人に愛用されてきた、格式の高い腕時計と言えます。
シンプルなモデルからドレッシーなモデルまで幅広いラインナップから自分にピッタリの一本を探しましょう
シチズン xC(クロスシー)
シチズンは、1918年に尚工舎時計研究所という名前で日本にて創業された腕時計メーカーです。100万円を超えるような腕時計は製造していませんが、コストパフォーマンスの高い腕時計のラインナップが多いのが特徴です。
xC(クロスシー)は、アクティブに働く女性を応援する準高級路線の腕時計で、スーツスタイルにもパーティスタイルにも合わせやすい万能な腕時計です。
ソーラー駆動や電波時計機能など海外の高級腕時計には無い、腕時計としての高い機能性を持ちながら、現代の女性に似合うデザインも両立しています。
10万円未満の高性能レディースウォッチを求めるならxC(クロスシー)
フランクミュラー トノーカーベックス
フランクミュラーは、1991年にスイスで創業されて比較的新しめの腕時計ブランドです。縦長で特徴的なインデックス(数字)を採用した文字盤が特徴的で多くの著名人に愛用されています。
トノーカーベックスは、フランク・ミュラーの創業当時から存在する定番アイテムで、比較的シンプルなデザインが特徴的なモデルです。
フランク・ミュラーのラインナップには、カラフルな文字盤が多い中で、優雅で気品を感じさせる佇まいがおすすめポイントと言えるでしょう。
少しで個性的なインデックスが特徴的なので、派手過ぎず地味すぎない腕時計を探している人におすすめ!
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いい腕時計についてのまとめ
- いい腕時計の条件を知って、腕時計選びに役立てよう!
- 腕時計選びの基準としておすすめモデルを参考にしよう!
- 万能さを求めるならスピードマスター、国産ならグランドセイコー、派手さを求めるならコスモグラフ・デイトナがおすすめ!
- ジュエリーブランドの輝きを求めるならタンク、美しさの中にも機能性が欲しいならxC、個性的な腕時計ならトノーカーベックスがおすすめ!