新しい機種がめまぐるしく誕生するのが、昨今のスマホ市場です。
より高度な機能が搭載された機種や、デザイン性に優れた新しい機種を目にすれば、新しいものに買い替えたくなる人も多いかもしれません。

自分の目的に合わせスマホを取り換える時、気になるのが、使わなくなった古いスマホの行く末です。新しいスマホに買い替えた時、使わなくなったスマホが完全に「お払い箱」となってしまえば、少し寂しい気持ちにもなるでしょう。

そんな古くなったスマホに新たな息吹を吹き込み、もう一度活用する方法を、これから詳しく解説いたします。

使わなくなったスマホの処分方法

スマホには様々な機能が搭載されています。電話としての通話はもちろんのこと、動画を見たり音楽を聴いたり、ゲームを楽しんだりと、私たちの生活に潤いをもたらしてくれるものばかりです。

そんな高機能を搭載した新型機種は、次から次に誕生するため、短い期間で新しいスマホへ買い替える人も少なくありません。

新しい機種を手に入れた場合、これまで使用していたスマホの処遇に困る人も多く、そのまま自宅で放置されるパターンも少なくありません。

使わなくなったスマホを自宅外へ持ち出し、処分しようと考えた時、その方法にはいくつかの選択肢があります。

まず、一番安全で確実に処分する方法は、購入した携帯電話会社などのキャリアに持ち込む方法です。ほとんどのキャリアにおいて、メーカーを問わずに無料で処分してくれます。

また、公共施設や商業施設には、リサイクルを目的として、使用しなくなった携帯電話を回収するボックスを設けているところもあります。

スマホとしての性能も抜群で、見た目もきれいだったり、購入してからの日数が浅ければ、ただ処分してしまうことがもったいないと思えることもあるでしょう。

そんな時には、中古品としてリサイクルショップや買取専門店へ持ち込んでみるのも1つの方法です。

いずれの処分方法を選択するにしても、スマホに入っているデータは、事前にしっかり処分しておく必要があります。

古くなったスマホを再利用するには

新しいスマホに替えてしまえば、これまで使用していたスマホは「お払い箱」と思い込んでいる人も多いかもしれません。

使わなくなったスマホは、スマホの心臓部分でもある「SIMカード」や「SDカード」は抜き取る必要がありますが、これらの重要なアイテムを抜き去ってしまっても、まだまだ活用する方法があります。

それには、WiFiの環境が整っていることが必須条件です。しかし、これさえクリアできれば、古くなったスマホでも使える機能がたくさんあります。

カメラ機能を利用した監視カメラ

近年のスマホに搭載されているカメラ機能は、どれも高性能なものばかりで、画質も一眼レフレベルほどに高画質できれいです。

そんな使わなくなってしまったスマホのカメラ機能を「監視カメラ」として活用する方法があります。

防犯を目的として留守中の部屋を監視したり、飼い主が外出中のペットの様子を監視したりと、犯罪や事故を未然に防ぐための監視役として、スマホのカメラ機能を活用する方法です。
WiFi環境が整った状況で「留守番カメラ」や「セキュリティカメラ」と呼ばれる専用のアプリをインストールしセッティングします。するとすぐにでも、監視カメラとして活用することができます。

また、近年何かと注目を集めることが多くなった「ドライブレコーダー」として活用することも可能です。

監視カメラとして活用できる、おススメのアプリを紹介いたします。

「Alfred」
iPhoneとAndoidのどちらにも対応しています。さらに、設定がとても簡単な無料アプリとして人気を集めているセキュリティカメラアプリです。
スマホにアプリをインストール後、古くなったスマホを「カメラ」として、使用中のスマホを「ビューワー」として選択すればすぐに使用できます。


とても便利なアプリですが、このアプリを起動させると消費電力が大きくなり、充電の消耗も激しくなるため、充電コードをコンセントにつないだまま使用することをオススメします。また、
Alfredを利用するには、Googleアカウントが必要となるため、Googleアカウントがない人は、事前に作成しておかなくてはいけません。

「Safety Sight-接近アラート&ドライブレコーダ」
損保ジャパンが提供する無料アプリです。
iPhone とAndroidのどちらにも対応した無料アプリで、ドライブレコーダーとしての機能だけでなく、走行したルートの表示や前方の車両が、接近した際のアラート表示などの機能もあります。


使わなくなったスマホを、専用のホルダーなどを使ってダッシュボードに取り付けるだけで、大活躍してくれるアプリです。
また、このアプリはドライブレコーダーとしてだけではなく、ドライバーの安全運転もサポートしてくれます。

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音楽プレーヤー

もともと、音楽を楽しむプレーヤーとしての顔も持つスマホですが、SIMカードが無い状態でも、音楽プレーヤーとして使用することが可能です。

パソコンなどを経由してスマホに音楽を取り入れるのはもちろんのこと、WiFi環境が整っていれば、ダウンロードをはじめとする定額制音楽配信などのサービスを利用することもできます。

Apple MusicやAWAなどのサービスも、インターネット接続さえ可能な状態であれば、問題なく利用可能です

GPS

位置情報を取得できるGPSは、とても便利な機能です。

防犯対策として、子供にスマホを持たせたいけれどスマホはまだ早い気がするという時、使わなくなったスマホが活躍します。

WiFi環境が整っている状態で事前にマップ情報を取得しておきます。そうすれば、SIMがなくても専用のアプリをダウンロードすることで、その機能をふんだんに活用することが可能です。

移動した経路を記録してくれるアプリをダウンロードすれば、子供の行き先や登下校中のルートを把握することができます。

その際おススメしたいのが、Googleマップのアプリです。

「Googleマップ」
行き先を調べたり、道に迷った時に活用する人も多いGoogleマップですが、付随している機能の1つが「タイムライン機能」です。
自分が通ったルートを記録したり、立ち寄った場所を記録してくれる機能で、スマホを持ち歩くだけでこの情報を記録してくれます。

子どもに持たせることで、子供の行動を把握できるためとても便利です。しかし、これはあくまでも「経路を記録してくれる」機能にとどまるものです。

そのため、リアルタイムで位置情報を把握したい場合には、やはりSIMカードでの契約が必要となります。

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おサイフケータイ

スマホは、お財布代わりとしても活用できる便利なツールです。

WiFi環境が整っている状態でチャージしておいて、Edyなどのようなおサイフケータイとして活用することができます。

支払い時に便利な電子マネーは、複数枚所持していると管理がややこしくなりがちです。使用しなくなったスマホを活用すれば、これらの複数枚の電子マネーを1つの端末にまとめることができて、とても利用しやすくなります。

常時利用しなくても、もしもの時の予備の財布として所持していれば、活躍すること間違いなしです。

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古いスマホの活用についてのまとめ

  • 2年から3年という割と短い期間で、新しい機種のスマホにチェンジする人が多い中で、意外と見落とされがちなのが、使わなくなった方のスマホの存在です。
  • スマホとして重要な意味を持つSIMカードがなくとも、第2のスマホとして活用する方法は実に多く、私たちの生活にゆとりと潤いをもたらしてくれるものがたくさんあります。
  • 本体と充電設備さえ整っていれば、まだまだ活躍する道は数多く残されており、さらにWiFi環境が整った状態にあれば、その活躍の幅はさらに広がるものです。
  • 新しい機種に乗り換えた際には、使わなくなったスマホにも目を向けて活用する方法を模索してみると、これまでには気づかなかった、スマホの新しい顔に出会えるかもしれません。