洗濯機は日常生活に欠かせない家電製品のひとつです。
それだけに市場に出回る商品バリエーションも多く、最近ではAIやIoT技術で外出先からスマホで洗濯機を操作したり、クラウドサービスを利用して、その日の天気に合わせた洗濯方法を洗濯機の方からアドバイスしたりする「スマート洗濯機」も登場しています。
もちろん洗浄機能や省エネといった洗濯機としての基本性能も日進月歩で進化しています。そこで、ここでは皆様のライフスタイルに合った洗濯機の選び方について解説します。
洗濯機の選び方
ひとことで洗濯機といっても機能や性能はさまざまです。ここでは最適な洗濯機をチョイスために必ずおさえたいポイントを紹介します。
洗濯機のタイプ
現在の家庭用洗濯機は「縦型」「ドラム式」「2槽式」という3つのタイプに分類できます。
縦型は最も一般的な洗濯機です。その名のとおり洗濯槽が上向きで縦になっていて、底にある大きな円形プロペラ(パルセーター)を回して洗濯します。
縦型が登場する前は2槽式が主流でしたが、洗濯からすすぎ、脱水までを自動化するために洗濯槽と脱水槽を一体化した縦型全自動洗濯機が開発されました。そのため縦型には「全自動洗濯機」という異名があります。
縦型のメリットは2層式より小型で容量が大きいことと、商品バリエーションが豊富で、価格レンジも広いことが上げられます。
一方、デメリットとしてはドラム式に比べて節水能力が劣ること、毛布など大ものを洗う際に洗濯槽から出しにくいこと、衣類が傷みやすいことなどがあります。
つぎにドラム式は洗濯槽を横に傾けた形で回転させる洗濯機です。欧米では古くから普及していましたが、日本で一般的になったのは、2004年にパナソニックの「ななめドラム」がヒットして以来だと言われています。
ドラム式は縦型よりも節水能力に優れ、洗濯物がいたみにくいというメリットがあります。
洗浄力は縦型よりも劣るとされていますが、近年では各メーカーともドラム式の洗浄力強化につとめていて、最新機種は縦型に引けをとらないといわれています。
ドラム式洗濯機は全般的に高価ですが節水効果は最も高く、縦型とちがって本格的な衣類乾燥機能を備えているので、洗濯物を干す必要がないのもメリットです。
最後に2槽式洗濯機は洗濯槽と脱水槽が分離している昔ながらの洗濯機です。安価で壊れにくく、洗濯と脱水を同時並行で行えるので、洗濯量が多い美容院やガソリンスタンドなどで広く利用されています。
操作部も古典的なダイヤル式が多く、水量や洗濯・脱水時間、すすぎの回数などを簡単にセットできるメリットもあります。その代わり全自動洗濯はできませんので、一般家庭用としてはあまりおすすめできません。
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洗濯機の容量
一般社団法人日本電機工業会の自主基準によると、1人あたりの1日分の洗濯物は平均1.5kgとされています。
したがって4人世帯では、1.5kg×4=6kgが1日の平均的な洗濯量になります。
この数式から、ご自分に適した洗濯機の容量を計算することができます。
ただし少人数の家庭でも毛布などの大物を洗濯する機会があることや、数日分の汚れ物をまとめて洗うことも考えますと、洗濯機はなるべく大容量のものを選んだほうが良いともいえます。
「大は小を兼ねる」という格言は、洗濯機にこそ当てはまります。
洗濯機のサイズ
最近の住宅には、洗濯機の設置スペースに洗濯機パン(防水トレイ)と呼ばれる専用の受け皿が設置されています。
洗濯機パンの横には洗濯機用の排水口があり、壁には給水用の蛇口があります。洗濯機を購入する際は、洗濯機パンのサイズと蛇口の高さ、排水口の位置などを事前に計測し、サイズが適合するモデルを選びましょう。
また、古いアパートやマンションの場合は洗濯機の設置場所だけでなく、搬入する経路の幅や高さも合わせて確認しなければなりません。「買ったはいいが、運び込めなかった。」という冗談のようなミスは、なんとしても避けたいものです。
洗濯機の騒音
マンションやアパートのような集合住宅では、洗濯機の運転音が近所迷惑になることも珍しくありません。
特に夜や早朝に洗濯する方は、なるべく静音性の高い洗濯機を選んでください。縦型洗濯機の場合は「インバーター制御」のモデルをおすすめします。インバーター制御はモーターの回転数を効率よく制御するため、運転中の騒音や振動が抑えられます。
洗濯機の騒音レベルはメーカー各社が公表する仕様(またはスペック)表に「dB(デシベル)」という単位で記載されています。
洗濯機の騒音は一般的に洗濯時より脱水時のほうが大きくなります。脱水時の騒音が45db以下なら静かな洗濯機といえます。ぜひ、参考にしてください。
洗濯機の機能
最近の洗濯機は便利な付加機能をいろいろ備えています。
たとえば作業着やスポーツウエアなどの頑固な汚れを落ちやすくする東芝の温水ウルトラファインバブル洗浄や、パナソニックの温水泡洗浄など、各メーカーが独自の洗濯機能を開発しています。
また洗濯槽の黒カビが気になる方には、洗濯槽の自動掃除機能を搭載したモデルをおすすめします。
ほかにも洗濯の終了時間をタイマーで設定できる機能や、洗剤の自動投入機能、スマホ対応などの機能もあります。それらをチェックして、ご自分のライフスタイルに合った洗濯機を選んでください。
東芝の洗濯機の特徴
東芝の洗濯機のシェアは日立やパナソニックに次ぐ位置にありますが、性能は上位2社に勝るとも劣りません。特に評価が高いのが、東芝が独自に開発したウルトラファインバブル洗浄です。
ウルトラファインバブルは繊維より小さいナノサイズの泡で、直径は0.001mm以下と言われています。あまりに小さいために水中で発生しても肉眼では透明にしか見えないほどです。
この泡で繊維の奥の汚れを浮き立たせて高い洗浄力を発揮するのが、東芝自慢のウルトラファインバブル洗浄です。さらに東芝の洗濯機は低振動と低騒音でも他の追従を許しません。
おすすめの東芝の洗濯機
AW-10SV7
東芝の縦型洗濯機AW-10SAW-10SV7は、洗濯・脱水容量10kgのハイクラスモデルです。洗浄方式は定評ある「ウルトラファインバブル洗浄」に温水洗浄機能を加えた「温かウルトラファインバブル洗浄W」を採用。
また洗濯槽の黒カビを抑えるために、最後のすすぎの水を排水せずに脱水し、強力な水流で洗濯槽の汚れを除去します。駆動方式はモーターと洗濯槽を直結したダイレクトドライブ(DD)方式を採用。
騒音源となるベルトやギヤを廃し、低回転モーターで洗濯中の騒音と振動を抑制しています。色はグレインブラウンとグランホワイトの2色。高級感あふれるデザインも魅力です。
参考リンク:AW-10SV7
TW-127X7L/R
TW-127X7L/Rは、洗濯容量12kgの最新ドラム式洗濯機です。
ナノサイズの泡と大流量シャワーで汚れを落とす「温かウルトラファインバブル洗浄W」と、洗濯槽をダイナミックに回転させて洗いムラを抑える「ダイナミックザブーン」を搭載しています。
乾燥容量も7kgのビッグサイズ。ヒートポンプ式ならではの衣類に優しい温風でふんわりと柔らかく仕上げます。色はグレインブラウンとグランホワイトの2色。扉は右開きと左開きが選べます。
参考リンク:TW-127X7L/R
東芝の洗濯機のまとめ
- 現代の家庭用洗濯機のタイプは2槽式、縦型、ドラム式の3つが主流です。
- 縦型洗濯機は設置面積が小さく、洗浄力が強いメリットがあります。
- ドラム式洗濯機は高価ですが節水能力が高く、本格的な乾燥機能を備えています。
- 東芝の洗濯機はウルトラファインバブル洗浄による洗浄力の高さと静音技術に定評があります。