こちらの記事は2019年4月9日の記事を2020年2月20日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・一人暮らし用炊飯器の選び方のポイントに下記の項目を追記いたしました。
 内釜の素材
 内釜の構造
・1人暮らしに向いているおすすめの炊飯器を2020年2月20日の情報に更新いたしました。

こちらの記事は2020年2月20日に更新した記事を2020年7月28日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・1人暮らしに向いているおすすめの炊飯器を2020年7月28日の情報に更新いたしました。

初めての引越しや炊飯器の買い替えの際、ライフスタイルや自分の用途に合った炊飯器を選ぶ必要があります。

ここでは、一人暮らしにおすすめの炊飯器の選び方や、おすすめ炊飯器を解説していきます。

一人暮らし用炊飯器の選び方のポイント

一人暮らし用の炊飯器を選ぶ際、選び方はポイントによってそれぞれことなります。

サイズで選ぶ

一人暮らしにおいての炊飯器は、基本的にコンパクトサイズがおすすめです。

一人暮らしの場合、基本的に1K~1LDKタイプの部屋に住まわれる方が多いため、炊飯器以外の家電製品や調理家電もコンパクトサイズが好まれます。

部屋全体のバランスを考えた際、炊飯器が大型サイズだとインテリア的にも問題があるため、バランスが良くインテリアの邪魔にならない小型炊飯器が、一人暮らしの方にはおすすめです。

炊飯器は1合炊きのものから販売されていて、人気のある5合炊きの炊飯器まで、0.5合刻みで販売されています。

例えば3合炊きの炊飯器であれば、1回のご飯炊きで朝・昼・晩の3食分に対応できるので、一人暮らし用としても十分な量のご飯を炊けます。

炊飯器の種類で選ぶ

炊飯器には、大きく分けてIHタイプ・マイコンタイプ・圧力IHタイプ・ガスタイプこれら4種類の加熱方式によって種類が異なります。

IHタイプ

IHとは、電磁誘導加熱(Induction Heating)の略語であり、電磁の働きで内釜自体が直接発熱する炊飯器をIH炊飯器と言います。

電磁発熱によって釜全体にバランスよく熱が伝わるため、お米全体にムラなく熱を伝えることができます。

マイコンタイプ

炊飯器の底部にあるヒーターによって釜に熱を伝えるタイプで、小さいサイズの炊飯器に多く使われるタイプです。

IHタイプに比べると熱は弱いですが、小さめのサイズの炊飯器であればお米をしっかりと炊くこともでき、マイコンタイプの炊飯器は販売価格が安価のものも多いです。

圧力IHタイプ

上記のIHタイプに圧力機能を備えたもので、圧力鍋のように釜内の圧力を高められ、炊飯時には圧力と時間をコントロールすることができ、ふっくらとしたご飯に仕上がるのが特徴です。

圧力をかけた高温調理によってさまざまな焚きわけが可能で、現在炊飯器の主流となっているのが、この圧力IHタイプと言えます。

ガスタイプ

ガスによる過熱により、お米を炊く上で最も美味しいと言われる釜戸炊きに近い仕上がりを可能にします。

LPガス用と都市ガス用があるため、事前にお住いで使用するガスを確認する必要がありますが、その仕上がり具合からあえてガス炊飯器を購入される方も多くいます。

内釜の素材で選ぶ

炊飯器の内釜には鉄釜、炭釜、土鍋釜など様々な種類があり、素材によって特徴や炊き上がりも違うためこだわりがある方はあらかじめチェックしてみましょう。

例えば、鉄釜は発熱効率が高く、短時間でツヤと甘みのある美味しいお米を炊くことが可能です。

また、炭釜は遠赤外線効果が高く、お米がふっくらと炊き上がります。

自分の好みに合わせて内釜を選んでみるとよいでしょう。

内釜の構造で選ぶ

内釜の構造は、厚釜、多層釜、真空釜の3種類に大きく分かれており、それぞれ特徴が異なっています。

厚釜は釜全体に熱を蓄えることができ、ムラなく熱を通すことができるため芯までふっくらとしたご飯を炊くことができます。

多層釜は、様々な素材が何段階にも重ねられた釜で、熱伝導率が高くお米の芯まで熱を通すことが可能です。

また、真空釜は魔法瓶と同じ構造をしており、炊き上がったお米が冷めにくいという特徴があります。

内釜の素材と同様に、自分の好みに合わせて考えてみるとよいでしょう。

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おすすめの炊飯器メーカー

炊飯器を選ぶのに迷った際は、炊飯器の製造・販売を得意とするメーカーで選んで購入することも一つの方法です。

ここからは、おすすめ炊飯器メーカーをピックアップし、各メーカーの基本情報や特徴を解説していきます。

タイガー魔法瓶

タイガー魔法瓶は、「世界中に幸せな団らんを広める」をコンセプトにした大阪府門真市に本社を置く日本の老舗メーカーです。

主に魔法瓶・炊飯器・家庭用電化製品の製造販売を行っていて、特に炊飯器は1万円以内のものから10万円前後のものまで幅広く取り扱っています。

性能や機能性だけではなくデザインにも定評があるため、一人暮らし用の炊飯器も人気があります。

象印

大阪府大阪市北区に本社を置く、炊飯器・電気ポット・ホットプレートなどの調理器具の製造販売を主におこなう老舗メーカーで、炊飯器の販売ではトップシェアを誇っています。

羽釜を採用したモデルが象印のセールスポイントで、炊きわけ機能が優れている炊飯器が多いことも、象印の魅力の一つです。

東芝

古くからある日本の大手家電メーカーで、内釜内部を真空にする真空機能が備わっていることが、東芝の炊飯器の特徴です。

東芝の炊飯器は保温機能が優れていて、長時間の保温をしてもご飯の味と質を維持できるのが、東芝炊飯器の最大のメリットと言えます。

パナソニック

世界的に有名な日本を代表する大手家電メーカーで、炊飯器に関して言えばご飯をモチモチに仕上げる「Wおどり炊き」が特徴としてあります。

パナソニックの家電はその技術の高さに定評がありそれは炊飯器においても同様で、ご飯の旨味をコーティングする「220℃ IHスチーム」や、蓄熱性を再現した「ダイヤモンド竈釜」など、技術力の高い炊飯器が多く販売されています。

アイリスオーヤマ

家電・寝具・インテリア・園芸用品・ペット用品などの製造販売を主に行う大手家電メーカーで、優秀な技術者を大量に採用したことから、炊飯器に限らず家電全般で知名度の高い大手メーカーとなりました。

特に炊飯器をはじめとする調理器具では売れ筋ランキングでも常連で、コストパフォーマンスの高い炊飯器を多く取り扱っていいます。

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一人暮らしが炊飯器を購入するときにチェックすべき機能

現在販売されている炊飯器にはさまざまな機能が搭載されていて、一人暮らしにおすすめの機能も多くあります。

ここからは、一人暮らしにおすすめの炊飯器機能の解説と、機能別のおすすめ炊飯器を紹介していきます。

無洗米を炊く機能

最近では洗う手間を省ける無洗米が人気ですが、無洗米を炊飯器で炊く際は、無洗米に対応した炊飯器を使用する必要があります。

お米には無洗米だけでなく、玄米や五穀米などの種類も多いため、無洗米を炊くメニューに加え、米料理の種類によって炊き分けができる炊飯器もおすすめです。

エコ炊き機能または蒸気レス機能

エコ焚きとは、炊飯器から蒸気が出るのをできるだけ抑えることにより、電力を抑えて電気代を節約できる機能です。

電力の節約だけでなく、蒸気を抑えることにより室内の湿度も抑えることができるので、お部屋のカビ防止にも期待ができます。

早炊き機能

早炊きモードとは、普通炊きの工程を省いてご飯の美味しさを維持したまま炊き上げる機能で、急に必要になったご飯炊きなどにも便利な機能です。

早炊きといって省エネ効果はあまり期待できませんが、料理の時短などにも便利なので、炊飯器を選ぶ際は、あるに越したことがない機能と言えます。

おかずを同時に作れる機能

炊飯器の中にはおかずを同時に作れる機能が搭載された炊飯器もあり、一人暮らしの方にとって強い味方です。

煮物などの料理だけでなく、揚げ物や焼き物などにも対応している炊飯器も多く販売されているので、多機能に優れた炊飯器は一人暮らし用の炊飯器を選ぶ上でも大きなポイントになります。

パンが焼ける機能

近年の炊飯器はお米を炊くだけでなく、パン焼き機能が搭載されている炊飯器も注目されていて、パンだけでなくケーキなどさまざまなお菓子作りに対応できる炊飯器が人気です。

お手入れに役立つ機能

炊飯器も料理器具なので、衛生面的にもお手入れがしやすい炊飯器が好まれます。

現在の炊飯器のほとんどが内蓋を外せるようになっていますが、その中でも外観を洗いやすいものなど、特にお手入れがしやすい炊飯器も多くあるので、洗いやすくお手入れがしやすいものがおすすめです。

スマホ連携機能

近年の炊飯器で増えてきているのが、スマホとの連携機能が搭載された炊飯器で、また、パナソニックでは炊飯器に限らず、スマホと連携できる家電をスマート家電とも呼びます。

専用アプリでスマホと炊飯器を連携することによって、料理のレシピ登録や、炊飯方法の設定などを簡単に行うことができます。

1人暮らしに向いているおすすめの炊飯器

maxzen RC-MX201

maxzen RC-MX201は、約お茶碗4杯分の2.0合炊きとなっており、1人暮らしでもご飯を余らせ過ぎずに炊くことができるマイコン式の商品です。

炊飯、早炊、無洗米、玄米と4種類のコースがあり、自分の炊きたいご飯の種類や目的に合わせて炊き分けできます。

早炊モードは約35分で炊けるため、すばやくご飯を炊きたい方でも安心して使用可能です。

また、1~24時間の間で30分ごとに炊飯開始時間を設定できる予約機能や、最大24時間保温ができる保温機能など便利機能も充実しています。

フラットデザインをしているため、拭き掃除などのお手入れもしやすく、常に清潔に使用できるでしょう。

コンパクトなサイズ感をしており、狭い空間にも設置可能です。

象印 極め炊き NP-RM05

象印 極め炊き NP-RM05は、お米に圧力をかける時間を調節することで、白米ふつう、白米しゃっきり、すしめしの3種類の炊き分けを行うことができる3合炊きの圧力IH炊飯器です。

栄養価に優れている雑穀米や玄米のミネラルや食物繊維を維持しながら炊けるため、栄養価の高いお米を自宅で美味しく炊くことができます。

底に付いているセンサーが、釜の中の温度をコントロールすることで最大30時間の保温ができる「うるつや保温」と、時間が経過しても温度の高いご飯を食べることができる「高め保温」と2種類の保温機能を搭載しています。

また、炊き込みご飯などを炊いた後に残る臭いを抑えることが可能なクリーニング機能が付いているため、臭い残りが気になる方も安心して使用可能です。

内蓋を洗うことができるため、お手入れの面でも問題ないでしょう。

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山善 acorde GJH-M300

山善 acorde GJH-M300は、熱効率に優れているアーチ状のヒーターを採用しているため、お米を美味しくふっくらと炊き上げることができます。

白米はもちろんのこと、玄米、おかゆ、炊き込みご飯など6種類の専用メニューが搭載されており、お米に合った炊飯を行えます。

お手入れの面では、内蓋を取り外すことができるため、洗剤などで丸洗いも可能です。

また、タッチパネルで操作するため、難しい操作が必要なく簡単に設定できます。

しゃもじや計量カップが付属しており、購入した時点ですぐに使用できるでしょう。

一人暮らし用炊飯器のおすすめのまとめ

  • 炊飯器本体の大きさや、IHタイプやマイコンタイプなどの4種類の加熱方式から、ライフスタイルや用途に合わせてバランスの良いものを選びましょう。
  • 炊飯器の購入に迷った際は、タイガー魔法瓶や象印など炊飯器を得意とするメーカーから選ぶのもひとつの方法です。
  • 自分の一人暮らしライフに適した機能を基準に炊飯器を選ぶことも方法のひとつで、同時調理が可能であったり、エコ炊き・早炊き機能など、多機能性に優れた炊飯器は一人暮らし用に特におすすめです。
  • スマホと炊飯器を連携機能は、炊飯器はより便利に使うことができ、簡単操作で設定でもできるので、家電製品が苦手な方にも便利な機能です。