この記事では、外壁塗装の費用について解説します。
外壁塗装の費用は業者によって様々です。こちらが何も知らないでいると高い金額を提示されるケースもあるでしょう。
外壁塗装は安い金額ではできないため、少しでも節約できるようにポイントを知っておく必要があります。
この記事を読むことで、外壁塗装の費用の内訳や、ポイントを踏まえて依頼をすることが出来ます。
目次
外壁塗装の費用
外壁塗装にかかる費用は、それぞれの家によって塗料の種類・建物の形・面積・環境・状態も異なります。
作業をする面積が変わったり、作業しにくい環境で時間がかかってしまうケースがあるためです。
しかし、外壁塗装を依頼する前に、大体の相場がいくらくらいという基準を知っておくことが大切でしょう。
スタンダードなシリコン塗料を使用した場合の相場は以下の通りです。
20坪の建物/面積79.2㎡の場合:50万円以上
30坪の建物/面積118.8㎡の場合:65万円以上
40坪の建物/面積198㎡の場合:105万円以上
50坪の建物/面積118.8㎡の場合:65万円以上
まずは、建物の大きさや塗装の面積から調べる事が大切です。
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外壁塗装費用の内訳
外壁塗装の費用には、塗料だけでなく様々な項目の費用が含まれています。
費用の内訳を理解すると、自分の場合いくらくらいになりそうだという予想が立てやすくなり、節約できる部分が出てくるでしょう。
主な内訳は、「塗料などの材料費」「足場設置費用」「人件費」「交通費など雑費」といった4つの項目です。
以下では、外壁塗装費用の内訳について解説します。
塗料などの材料費
塗料の種類によっても大きく単価が変動します。
塗装する際に必要となる、養生シートや飛散防止ネット、サイディングボード、シーリング剤なども費用に含まれるでしょう。
足場設置費用
低い場所であれば必要ありませんが、外壁塗装の多くは高い場所でも行われます。
そのため、綺麗に塗装を行う上で安定した足場の設置は欠かせないため、費用が掛かる場合があります。
人件費
職人の人件費は、人数が多く日数が長いほど積み重なっていきます。
新人の職人ではなく、ベテランの職人が多いと費用が高くなることもあるでしょう。
交通費など雑費
作業現場まで向かう交通費など、作業をする上でも細かな費用が発生します。
費用の割合は、塗料などの材料費が20%、足場設置費用が20%、人件費が30%、交通費など雑費が30%程度という基準です。
費用が変化するポイント
外壁の塗装費用は、様々な項目によって大きく変動する可能性があります。以下では、費用が変わってくるポイントを解説します。
塗料の種類・色・使用量などによって変わる
塗料の種類によって耐久性の強さが異なり、ランクがそれぞれ違うため、費用が大きく変わります。
特殊な色や艶感のある色なども費用が上がるポイントです。
外壁に塗る面積が広いと使用量が多くなるため、その分費用の増加に直結します。
塗料の種類や色を決める際には、最終的な費用も含めて検討するとよいでしょう。
建物の仕様によって変わる
建物の形によって、塗装のしやすさが変わります。
スタンダードな正方形の建物と、複雑なデザインの建物とでは、明らかに塗装の時間が変わってくるため費用にも影響があります。
複雑なデザインの方が、塗装の面積も多くなる傾向です。
建物の築年数によって変わる
建物が古くなると外壁の状態が悪くなるため、築年数も費用に反映されやすいです。
外壁の劣化した部分が増えてくると、塗装もしづらくなり費用も上がってしまうでしょう。
塗装に関わる会社の数によって変わる
塗装に関わる会社が増える事で、人件費が多く掛かります。
中には外壁と屋根が別の業者という場合もありますが、その分費用が上がることになるため、一社に依頼した方が人件費を抑えられます。
会社の規模によっても変わる
依頼する会社の規模によって、費用が変わる場合があります。
大手の工務店よりも、比較的地域密着の塗装業者の方が費用を安く済ませられるケースが多いです。
会社の規模が大きい方が安心感もありますが、費用を抑えたい場合は地域密着の業者に頼んでみてもよいでしょう。
外壁塗装の費用を抑える方法
外壁塗装の費用を抑えるには、いくつかのポイントがあります。
以下では、価格重視で業者を選ぶ際の注意点も含め、費用を抑える方法を解説します。
地域密着の優良業者を利用する
地域密着の優良業者を利用すると、大手業者に比べて費用が抑えられることが多いです。
また、地元に近い業者の場合は伝達を早くすることができ、何かトラブルがあった場合にもすぐに駆けつけてくれます。
近い場所から来てもらえるため、費用の中に含まれる交通費などの雑費が軽減可能です。
業者選びは、非常に大切なことであり難しいポイントでもあります。
大手業者であれば、インターネットでクチコミ情報が豊富ですが、地元の業者の場合はクチコミ情報も限られています。
信頼できる優良業者を見極める事が大切です。
国の助成金や補助金を利用する
地域の各自治体によって、外壁塗装の助成金や補助金ができるケースがあります。
お住まいの地域によって異なるため、事前にしっかりと調べておくとよいでしょう。
助成金や補助金を受け取るには、審査があり合格した場合にのみ支給されます。
条件として普通の塗り替えだけでは出ないこともあり、遮熱塗料や断熱塗料を使ってエコリフォーム工事をした方がお得な場合もあります。
キャンペーンなどで相場より安いものには注意が必要
業者のホームページでは、キャンペーンなどで、相場よりかなり安値を打ち出しているケースもあります。
しかし、安すぎるキャンペーンには思わぬ落とし穴もあるため注意が必要です。
相場からかけ離れた金額の場合は、後々オプションとして費用が加算させられたり、質の低い塗料を使われたりする可能性があります。
結果として費用が高くなってしまったり、塗料の耐久性が弱く通常よりも早く劣化してしまうこともあるでしょう。
もし依頼する時には、しっかりと説明を聞き、納得いった上で進める必要があります。
外壁塗装にかかる費用についてのまとめ
- 外壁塗装にかかる費用について調べておくことは、費用を抑えるために欠かせない重要なポイントです。外壁塗装の費用は、建物1件1件で異なるため、価格の基準を知ってくことがより大切です。
- シリコン塗料を使用した場合の相場例は以下の通りです。
・20坪の建物/面積79.2㎡の場合・・・50万円以上
・30坪の建物/面積118.8㎡の場合・・・65万円以上
・40坪の建物/面積198㎡の場合・・・105万円以上
・50坪の建物/面積118.8㎡の場合・・・65万円以上 - 外壁塗装費用の内訳は以下の通りです。
・塗料などの材料費
・足場設置費用
・人件費
・交通費など雑費 - 費用が変わってくるポイントは以下の通りです。
・塗料の種類、色、使用量
・建物の仕様
・建物の築年数
・塗装に関わる会社の数
・会社の規模 - 外壁の費用を抑えるには、地元の優良業者を利用することも有効的です。
- その他にも、地域の各自治体によって、外壁塗装の助成金や補助金ができるケースがあります。外壁塗装は金額も大きいため、少しでも安くできるよう覚えておくとよいでしょう。