テレビは、一人暮らしで必要となる家電のひとつです。大きさやスペックなど、購入時には気をつけるべきポイントがいくつかあります。

解像度や搭載されている機能はもちろん、メーカーによってテレビの特徴はさまざまです。

ここでは一人暮らしに最適なテレビの条件や、選び方について紹介します。

テレビは一人暮らしに必要?

近年ではワンセグ機能を搭載したスマホや、スマートデバイスで見られるストリーミング動画のサービスも充実しているため、必ずしもテレビは一人暮らしに不可欠な製品とは言えません。

しかし、スポーツ中継やドラマ・バラエティ番組などテレビならではのコンテンツもまだまだ魅力的なのも事実です。

スマホやタブレットよりも大画面であるため、くつろぎながら迫力ある映像を楽しめるのもメリットです。

少なくともテレビがあれば、一人暮らしの生活がより楽しいものになることは間違いないでしょう。

一人暮らしのテレビの選び方

一人暮らしのテレビの選び方は、住む部屋の広さによって決まります。また、テレビに「どのようなことを求めるか」によっても、必要な機能は変わってくるでしょう。

ここでは、テレビを選ぶ上で必要なポイントについて紹介します。

テレビの大きさは部屋の広さによる

テレビは、ただサイズが大きければよいというものではありません。部屋の広さとのバランスによって、最適なサイズは変わります。

狭い部屋に大きいテレビを置くと圧迫感を感じ、逆に広い部屋に小さいテレビだと迫力に欠けてしまいます。

テレビのサイズ選びで大事になるのが、「視聴距離」です。普段どれぐらいの距離でテレビを見るのかによって、最適サイズの目安が決まります。

フルハイビジョンなどの一般的な液晶テレビの場合、最適な視聴距離は「画面の高さx3倍」とされています。たとえば、32型のテレビなら縦の高さはおよそ39cmとなるため、視聴距離は1.2m。6畳前後の部屋が適正であることがわかります。

学生の一人暮らしならワンルームや1Kの間取りに住む人も少なくないですが、6畳未満なら26型までが、6畳なら26~32型のテレビを選んでおけば大きく失敗することはないでしょう。

もう少し広い部屋なら、6~8畳で32~46型、8~10畳なら46~52型が目安のテレビサイズとなります。

また、フルハイビジョンではなく4Kテレビを選ぶのであれば、視聴距離は短くなります。4Kの最適な視聴距離は「画面の高さx1.5倍」です。つまり、同じ6畳間でも、フルハイビジョンテレビより4Kテレビのほうが大きいサイズのものを置くことができます。

4Kテレビのほうが視聴距離が短い理由は、解像度がより鮮明だからです。4Kテレビは映像がきめ細かく、画面に近い距離でも荒く見えません。そのため、「画面の高さx1.5倍」が視野角におさまる適切な距離となります。

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画質にこだわるかどうかでテレビを選ぶ

画質にこだわるなら、4K対応のテレビがおすすめです。

「K」は解像度を示しており、以前の主流だったフルハイビジョンは2Kにあたります。解像度は1920×1080と4Kには劣るものの、価格は4Kより安く、一人暮らしの普及率はまだフルハイビジョンの方が高いです。

一方で4Kテレビは、フルハイビジョンの4倍にあたる3840×2160の解像度を誇ります。テレビは大画面になればなるほど、1画素あたりの面積は広くなり、画素の粗さは目立っていきます。高精細な4Kテレビなら、大きな画面でもあらさを気にすることなく視聴することができます。

とは言え、大画面でなければ4Kの恩恵をフルに体験できないのも事実です。6畳間の一人暮らしで、32型サイズのテレビであれば、フルハイビジョンの画質で十分でしょう。

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用途によってテレビに必要な機能

テレビの用途に応じて、必要となる機能は変わってきます。

録画機能は、多くの人にとって欲しい機能だと言えるでしょう。テレビの機種によっては本体に録画機能が搭載されている場合もありますが、無くても外付けのHDDを接続することで録画することが可能です。

ドラマやバラエティ番組をよく見る人はテレビやHDDの機種によっては裏番組を同時録画できなかったりするため、録画機能を多用する人は事前にチェックしておきましょう。また、たくさん録画したい、DVDなどの媒体に残したいという人は、レコーダーを接続するのがおすすめです。

HDDやレコーダーを含め、テレビには多くの機器を接続します。そのため、外部接続端子の種類と数は必ず事前に確認しておきましょう。端子には、「HDMI」「ARC」「MHL」などの種類があります。

中でも1本のケーブルで映像と音声をデジタル出力してくれるHDMI端子は使用することが多いため、特に念入りな確認をおすすめします。パソコンやゲーム機、ホームシアター、Apple TVやFire TVなど、将来的に接続する機器が増えそうなら3つ以上あるものを選んでおくと便利です。

さらに、インターネットに接続できるかどうかも最近では重要視すべきポイントです。パソコンと同じようにブラウザが使えれば、テレビでインターネット検索することが可能です。

また、YouTubeやビデオ・オンデマンド(VOD)サービスのアプリに対応しているかも機種によってさまざまです。VODに対応していれば、NetflixやHuluなどのコンテンツをスマホよりはるかに大きい画面で楽しむことができます。

インターネットへの接続方法は主に2種類で、「無線LAN接続」「有線LAN接続」があります。無線LAN接続の場合は、LANケーブルが不要なので、見た目にもすっきりとした状態を維持できます。

有線LAN接続の場合は、LANケーブルを用いて接続するため、配線が目立たないように工夫が必要になります。ただし、無線LAN接続よりも有線LAN接続のほうが回線のスピードは速くなります。

無線LAN接続を希望する場合は、そのテレビが無線LAN対応しているかどうか、有線LAN接続の場合はLAN端子が搭載されているかをチェックしましょう。

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メーカーによるテレビの特徴

製造メーカーによって、搭載される機能や画面の発色具合などはさまざまです。

AQUOSを展開するシャープは、鮮やかな色調が特徴です。AQUOSには上位モデルと下位モデルがあり、上位モデルには直下型LEDライトや低反射のN-Blackパネルなど魅力的なディスプレイを搭載しています。

東芝は全画面直下LEDバックライトを搭載するなど、立体的な質感の映像美にこだわっています。見逃した番組を再生できるタイムシフトマシンなどの録画機能も魅力です。

パナソニックは、”色”の鮮やかさで高評価を獲得しています。豊富な機能を備えながら、操作のしやすさにも定評があります。

ソニーは、AQUOSの上位モデルと同じく直下型LEDライトを搭載しているのが特徴です。明暗の表現が巧みで、コントラストの美しさはトップクラス。テレビ本体のデザインも秀逸です。

世界的なシェアで言えば、韓国メーカーのLGエレクトロニクスも高い人気を誇ります。光沢感のあるディスプレイや奥行きのある映像など、国産メーカーに勝るとも劣らないクオリティを実現しています。

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一人暮らしにおすすめのテレビ

まずおすすめなのが、AQUOSの「W5」ラインです。

AQUOSシリーズには4Kを超える8Kディスプレイのモデルも存在しますが、一人暮らしにはオーバースペック。32型や40型のサイズであれば、W5ラインでも充分美しい映像を体感できます。

東芝のレグザなら、「S21」シリーズが一人暮らしに最適です。32型と40型の2サイズ展開で、部屋の明るさに合わせて画質調整される「おまかせオートピクチャー」や、パワフルな高音質を実現する「クリアダイレクトスピーカー」など魅力的な機能を備えます。

40型で業界ナンバーワンの省エネ性能も一人暮らしの生活には嬉しいポイントです。

ソニーのブラビアなら、フルハイビジョン対応の「W500E」シリーズがおすすめです。32型のみの展開で、6畳間での一人暮らしに適しています。

パナソニックのビエラなら「F300」シリーズがおすすめ。32型と43型で、ビエラの中では安価ながら、2つのHDMI端子を備え、有線でのインターネット接続が可能。さらに、裏番組を録画できるなど充実の機能を搭載しています。

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一人暮らしのテレビについてのまとめ

  • 一人暮らしのテレビ選びでます大事なのがサイズです。部屋の広さによって最適なサイズが変わり、6畳間でフルハイビジョンテレビなら、32型前後が適正です。
  • 録画機能やネット接続が可能かどうかなど、用途に応じて必要な機能は事前にチェックしておきましょう。ゲーム機やスピーカーなど外部機器を多く接続するなら、端子の数も重要です。
  • 色彩ならシャープ、コントラストならソニーなど、メーカーによって映像のこだわりや特徴が異なります。