こちらの記事は2019年2月15日の記事を2020年4月14日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・効率よく仕事や勉強を進めるのに最適な温度を追記いたしました。
・部屋を涼しくするための主な方法を2020年4月14日の情報に加筆修正いたしました。
ここでは、部屋を涼しくするための主な方法や、それぞれの魅力と特徴を解説します。
この記事を読むことで、効率よく夏の暑さを乗り切る方法を知ることができます。
目次
生産性を上げるのに最適な温度
職場の快適な温度を検証する世界の様々な研究や議論によると、夏季の室内は約22~27℃の温度が最も生産性を上げるといわれています。
夏期は熱がこもりやすく、広いオフィスでは温度調整が難しいという問題がありますが、室温が30度の場合、22度の時に比べて生産性が8.9%も低下したという研究結果が出ています。
夏期に最適な室温にするためには、空調設備や冷却機器に工夫が必要です。
オフィス全体の温度調整を換気や備え付けのエアコンだけで行うのが難しい場合は、ポータブル扇風機やサーキュレーターの導入を考える必要があるでしょう。
参考
第7回 現代人の空気感調査–夏のオフィスの空気に関する調査結果総合報告書
Effect of Temperature on Task Performance in Offfice Environment by Olli Seppänen, William J Fisk, QH Lei
部屋を涼しくするための主な方法
部屋を涼しくしたい場合は、「空気の循環」や「水の気化熱」「湿度」という自然の力を利用するのがおすすめです。
エアコンは便利で、部屋を冷やすパワーもありますが、エアコンだけをフル稼働させても部屋を効率よく涼しくはできません。
以下では、自然の力を利用しながら、エアコンを併用することで快適なお部屋環境を作れる機器について解説します。
扇風機は消費電力が少ない
扇風機は風をおこしてくれるうえに、消費電力も少ない事が特徴です。
しかし、上手く使わないと、熱い風を起こすだけになってしまうため注意が必要です。
扇風機の効率的な活用としては、「窓の外に向ける」「扇風機の前に氷などを置く」という方法があります。
窓の外に向ける方法では、扇風機でおこした風により、部屋内の暑い空気を排出してしまうことが出来ます。
こうすることで、エアコンだけに頼らない「熱の排出」が可能です。
また、扇風機の前に氷などを置くと、氷が溶けるときの「気化熱」により、空気中の熱を奪うことが出来ます。
気化熱により扇風機の前の空間の温度が下がるため、扇風機のおこした冷たい風が、部屋中を駆け巡り涼しくすることが出来ます。
氷が無ければ、凍らせたペットボトルなどでも大丈夫です。
オススメの扇風機はパナソニック F-CT324です。
パナソニック F-CT324には、そよ風のような心地よい風を起す「1/fゆらぎ」という独自の技術が採用されています。
一気に体を冷やさないため、体への負担を少なくすることが出来ます。
省エネ効果があり、静音性が高い「DCモーター」を採用しているため、睡眠時に使用しやすいのも魅力でしょう。
サーキュレーターは空気の循環によい
サーキュレーターは扇風機同様に風を起こすものですが、扇風機よりも空気の循環に効果的な家電です。
サーキュレーターと扇風機との違いは、おこす風の種類です。
扇風機の風は人が当たるように、広範囲に距離の短い風をおこし、サーキュレーターは狭い範囲に遠くまでの風をおこします。
基本的に直接人間が当たるものではないため、風の強さもサーキュレーターの方が高くされています。
サーキュレーターをうまく活用するには天井に向かって風をおこしたり、窓付近に設置するという方法が上げられます。
冷たい空気は床に溜まるため、サーキュレーターを使う事で、足元に溜まった空気を循環させ、効率的に部屋全体を涼しくすることができます。
サーキュレーターには、アイリスオーヤマ PCF-SM12Nがおすすめです。
アイリスオーヤマ PCF-SM12Nは、約1.1kgと軽く、女性でも移動が楽に行うことが出来ます。
独自の特殊形状のスパイラルグリルにより、ジェット気流を作り、コンパクトながらもパワフルな送風を行うことが出来ます。
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除湿機で湿度を下げると体感温度も下がる
暑さの中で快適に過ごすためには「除湿器」も役に立ちます。湿度を下げることができれば、体感温度をグッと下げることが出来ます。
除湿器には「1.コンプレッサー式」「2.デジカント式」「3.ハイブリッド式」の3種類があります。コンプレッサー方式とは、空気中の熱を取り出し、結露を発生させ、湿気を取るものです。
しかし、サイズが大きくなるほか、稼働音がすると言う点には注意です。
デジカント方式は、乾燥剤に空気中の水分を吸着させ湿気を取ります。
音は静かですが、吸着した水分を飛ばすためにヒーターを用いるため、部屋の温度が少し上昇してしまいます。
洗濯物を乾かすという点では役に立つでしょう。
ハイブリッド式は、他二つの方式両方の機能を持つ除湿器ですが、価格が高いモデルが多い事がデメリットです。
自分の使い方や予算を考えて選ぶとよいでしょう。
オススメの除湿器はアイリスオーヤマ IJD-I50です。
サーキュレーター機能と除湿機能を同時に使う事ができ、強力かつ素早い乾燥性能を実現しています。
サーキュレーターは大風量の風を送れるため、衣類を早く乾かすことも出来ます。
静音性の高い作りであるため、夜の部屋干しでも使えるのは魅力でしょう。
一か所だけ冷やすにはポータブルクーラーがよい
一人分の狭い空間を冷却をしたい場合は、ポータブルクーラーもよいでしょう。
ポータブルクーラーのサイズは様々あり、業者に依頼するクーラーよりも一回り小さめのものから、車中泊やアウトドアでも活躍する卓上サイズのものまであります。
メリットは持ち運べることと、どこでも冷たい風を感じることができるということです。
しかし、注意点として冷たい風が出る口の反対側からは暑い空気が出ることが上げられます。
おすすめは、山善 FMR-40です。
水が蒸発する際の気化熱を利用しており、風を強くせずとも冷風を感じるため、からだにやさしいのが魅力です。
コンパクトな上に取っ手付きであるため、持ち運びも簡単に行うことが出来ます。
かき氷器は種類も多く楽しめる
最近はかき氷器も進化しており、種類も多数あります。
かき氷器選びで抑えておきたいのは「バラ氷」を使うのか「ブロック氷」を使うのかです。
ブロック氷を使用するのは業者かパーティのときぐらいであるため、一般家庭用にはバラ氷仕様の方で充分でしょう。
オススメのかき氷器は、ドウシシャ 大人のふわふわかき氷器です。
電池式のハンディタイプであるため、器の大きさを選ばずに氷を削る事が可能です。
氷の高さ調節機能も特徴で、氷の高さに対して、刃の高さを自分で調節できるため、削る氷の薄さを自分好みに変えることができます。
部屋を涼しくする方法についてのまとめ
- 部屋を涼しくしたい、そのためには「空気の循環」や「水の気化熱」「湿度」という自然の力を利用するのがよいでしょう。
- いきなりエアコンを付けると電気代ばかり掛かってしまいます。
- 空気の循環を良くするなら扇風機やサーキュレーターがおすすめです。
- 水の気化熱を利用するなら扇風機やポータブルクーラーおすすめです。
- 湿度を下げるなら除湿器(湿度を下げれば体感温度が下がる)がおすすめです。
- かき氷器で自分が冷たいものを食べるのもよいでしょう。