掃除機はいまや半数近くの家庭が複数台を所有しており、市場の伸びしろは少ないと言われています。

国内の出荷台数も全体としては減少傾向にありますが、機種別では、旧来のキャニスター(車輪つき牽引型)掃除機が売上を落とす一方で、ルンバなどのロボット掃除機や、充電式のスティック型掃除機は大きく売上を伸ばしています。

このことから掃除機の国内市場は単に縮小しているのではなく、大きな転換期を迎えていることがわかります。

そして、この転換期の火付け役になったのが、ルンバのアイロボットやダイソンなど欧米メーカーの市場参入でした。日本の家電市場で掃除機ほど海外メーカーが躍進しているケースは他にありません。

国内メーカーと海外メーカーが激戦をくり広げている掃除機市場。企業間の熾烈な競争も、消費者にとっては、さまざまなタイプの商品から自分が欲しいものを選ぶことができる恩恵があります。ここでは掃除機のトレンドを牽引する人気の商品をタイプ別にご紹介します。

サイクロン掃除機のおすすめ

掃除機で紙パック式と人気を二分しているのがサイクロン掃除機です。

「サイクロン」とは、インド洋で発生する台風のことを意味します。サイクロン掃除機はゴミを吸い込んだ空気を筒の中で台風のように回転させ、遠心力でゴミと空気を分離します。

ゴミはそのままダストカップに封入し、空気だけを外へ排出する仕組みです。

サイクロン式は紙パック式とちがって、内部にゴミがたまっても空気の通り道が別にあるため、吸引力が落ちず、排気が汚れることもありません。

また紙パックのようにゴミがいっぱいになるまでため込んだりせず、こまめに捨てることができます。紙パックの費用も当然かかりません。ただしフィルター式のサイクロン掃除機は、定期的に水洗いする必要があります。

ここでは、おすすめのサイクロン掃除機をピックアップしてご紹介します。

ダイソン V4 Digital Absolute CY29 ABL

サイクロン掃除機のパイオニアともいえるダイソンの、最新型キャニスター掃除機が「V4 Digital Absolute」です。パワフルなモーターと22個のサイクロンシリンダーが風力を高め、強力な遠心力で微細なゴミまで分離します。

クリーナーヘッドは用途に合わせて2つを添付。毛足の長いカーペットからフローリングまで、すばやく簡単にお掃除できます。

球形の本体は重心が低く、倒れても自然に起き上がります。フィルターのお手入れも年1回だけ。紙パック式のように余分なコストはかかりません。

東芝ライフスタイル トルネオmini VC-C6

VC-C6は軽くてコンパクトなサイクロン掃除機です。本体重量はわずか2.2kg。ホースとヘッドの重量も1.4kgと軽く、しなやかで細いホースの取り回しも良好で、使いやすいのが特徴です。[サイクロン部の空気の渦を上下2段に分けることで、ゴミがたまっても強力な吸引力を維持します。直径0.5μm以上の微細な塵の捕獲率は約99%。ヘッドの違いでカーペット向けのVC-C6と、フローリング専用のVC-C6Aという2つのバリエーションがあります。

パナソニック サイクロン式掃除機 MC-SR560G

パナソニックのMC-SR560Gは小型軽量で扱いやすいキャニスター型サイクロン掃除機です。本体重量は2.6kgしかないので、抱えても苦になりません。さらにノズルなどのアタッチメントの重量はわずか1.3kg。使い勝手も軽やかです。サイクロン式の本体はダブルメタル構造を採用。

8つの気筒で空気とゴミをしっかりと分離します。さらにフィルターレスで2年間お手入れ不要です。

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安い掃除機のおすすめ

サイクロン式やコードレスなど掃除機の最新トレンドをリードしているのは、各メーカーのフラッグシップ的な高級機だけではありません。

スペックは見劣りしてしまうかもしれませんが、下位グレードの安価なモデルも、最近ではコードレスやサイクロン式など新しいトレンド傾向に沿った、高性能で魅力的な商品が増えています。

ここではそんな掃除機のおすすめ機種をタイプ別にご紹介します。

スティックタイプの掃除機のおすすめ

アイリスオーヤマ スティック クリーナー シルバー PIC-S2-S

アイリスオーヤマのPIC-S2-Sはシンプルで安価なコード式スティッククリーナーです。長い持ち手はつけ外しが簡単で、スティック型とハンディクリーナーとの使い分けがワンタッチで可能な2WAYタイプです。本体はサイクロン式でフィルターの目詰まりが少なく、吸引力が持続します。使わないときは自立できるので、スタンドは不要です。軽量コンパクトで吸引力は抜群。家中のいろんな場所のお掃除に役立ってくれます。

コードレス掃除機のおすすめ

シャープ EC-AS500

シャープのEC-AS500は、パワーブラシつきのキャニスター型では世界最軽量の掃除機です。本体1.8kg、ヘッドとパイプが1.1kgという軽さ。

パイプ部には軽くて丈夫なドライカーボンを採用し、大幅な軽量化を実現しました。しかも充電式のコードレスなので、玄関の土間や階段もスイスイと移動できます。さらにバッテリーを本体から外して充電できるので、掃除中にバッテリーが切れても、予備バッテリーがあれば、ワンタッチで交換してお掃除を続けることができます。

吸引力も電源コード付きと同レベルを実現。遠心分離サイクロンで、持続性のある吸じんが可能です。

サイクロン掃除機のおすすめ

三菱電機 TC-EXH7J

三菱電機のTC-EXH7Jは、コンパクトなボディと、吸込仕事率320Wのパワフルな吸引力をふわせ持つシンプルで使いやすい掃除機です。

本体の重量はわずか2.4kg。ブラシやホース類も軽いので、棚の上や階段のお掃除など、掃除機を手に持ったままで楽にこなせます。

さらに、洗えるメッシュフィルターと銀ナノHEPA2層フィルターなど4重のクリーン排気システムを搭載。0.5μm以上のハウスダストを約99.9%以上キャッチします。また、ダストカップのフィルター部にティッシュペーパーをセットして、使い捨てフィルターにすることもできます。

一人暮らしにおすすめの掃除機

アイロボット ルンバ643

2002年にアイロボット社がリリースした自動掃除機ルンバは、掃除機市場に世界的な一大センセーションを巻き起こしました。日本でもヒット商品となり、現在までにルンバの販売台数の1/4を日本が占めていると言われています。

ルンバ643はスマホの遠隔操作やタイマー機能を省いたスタンダードモデルで、一人暮らしにぴったりです。おなじみの丸い平たいボディに数10個ものセンサーを装備し、部屋の情報を正確に把握して、40種以上の行動プログラムから最適な動作を選択。部屋のすみずみまでていねいに清掃します。

お掃除作業はルンバならではの3段階クリーニングシステム。昆虫の触覚のようなエッジクリーニングブラシが部屋の隅や壁際のゴミをかき出し、形がちがう2本の回転ブラシがチリやホコリ、ペットの毛やハウスダストまでしっかりかき込み、吸引します。ボディの高さはわずか92mm。

ベッドの下などの手が届きにくい場所でも、10cm以上の隙間があれば、中に入って清掃することが可能です。掃除が終わるかバッテリーの残量が足りなくなると、自動的にホームベースに戻って充電し、次のお掃除に備えます。

三菱電機 iNSTICK(インスティック)コードレススティッククリーナー HC-VXG30P

三菱電機のコードレス掃除機「iNSTICK(インスティック)」は、スティック型掃除機、ハンディ掃除機、ふとん掃除機、空気清浄機という1台4役の機能を備えた画期的なコードレス掃除機です。

充電スタンドにセットしたスタンバイ状態は掃除機とは思えないほどスタイリッシュ。ハイセンスなインテリアにぴったりです。スタンド部には空気清浄フィルターを内蔵。大容量のバッテリーは2時間の充電で、標準モードなら約30分の連続運転ができます。

掃除機のおすすめまとめ

  • 日本の掃除機市場では、昔ながらのキャニスター型の売上が落ちる一方、スティック型やロボット型掃除機は着実にシェアを伸ばしています。
  • サイクロン掃除機は、ゴミを吸い込んでも吸引力が落ちにくく、紙パックのようなコストもかかりません。
  • サイクロン掃除機は、フィルターなどの掃除や手入れは定期的にしなければなりません。
  • 紙パック式掃除機のメリットは、たまったゴミを捨てやすいこと。デメリットはゴミがたまると吸引力が落ち、排気が汚れることです。