芸能人の家には、必ずと言っていいほど存在する「大きなテレビ」ですが、世界的に見るとまだまだ小さい部類に入ることを知っている人は少ないでしょう。
ここでは、世界で最も大きなテレビ、一般人でも購入可能な一般的なテレビの最大サイズについて解説しています。
どれだけ大きなテレビがあるのか知ることで、家電量販店には置いていない大きさのテレビを購入するチャンスを得られるでしょう。また、購入しないとしても、話のネタにもなるので知っておいて損はありません。
テレビの最大インチとは?
イギリスのメーカー「Titan」が370インチのテレビを販売しています。これは世界最大のテレビであると同時に、約1億7000万円(170万ドル)という世界一高いテレビでもあります。
このテレビは2014年に製造を開始、4台生産され、そのうち2台は売れたということだから驚きです。1億7000万円持っていたら、普通の人は家やクルマを買いそうなところですが、大金持ちは違うのでしょうか。
370インチというサイズを分かりやすくすると、「4.6m✕8.2m」という大きさになります。一般的な家庭では置く場所を確保できず、地方の公民館程度の広さがあっても到底無理なサイズになっています。
このテレビを設置するためには、収容人数が1,000人規模のホールが必要になるので、それだけの広さの家を持っている人でなければこのテレビを所有することすら許されません。
ちなみに、Titan社が370インチのテレビを開発する前の世界最大のテレビは、アメリカの高級デパート「ニーマン・マーカス社」が2013年に発表した201型のテレビです。
201型の大きさは「2.4m✕4.5m」となっています。こちらのテレビは、防水仕様になっており屋外にも置けるため、庭が広めの一軒家であれば設置は可能でしょう。ただし、お値段は約2億7000万円(264万ドル)となっています。
この値段を見ると、先程の370インチの1億7000万円は、かなりコストパフォーマンスが高く技術が進歩していることが分かります。
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一般的なテレビの最大サイズ
世界最大の370インチは普通の部屋に置けませんし、日本国内で手に入れるのも不可能です。ここでは、ちょっと広めのリビングなら置けるサイズで、国内でも手に入るテレビの最大サイズを紹介します。
ソニー
日本の大手家電メーカー「ソニー(SONY)」が販売している液晶テレビブランド「BRAVIA(ブラビア)」には、85インチというサイズの「KJ-85X8500F」がラインナップされています。
85インチは、1.87m✕1.06mというサイズとなっていますので、かなり広いリビングでなければ置けませんが、絶対に無理というサイズ感でもありませんね。こちらのテレビは、4Kという高画質の映像を映し出すのが特徴的なテレビとなっています。
また、ソニーは2016年に「KJ-100Z9D」という国内メーカー最大級の100インチというサイズを誇るテレビも発表しています。
KJ-100Z9Dは、受注生産品となっていまして生産には2~6ヶ月ほどかかるそうです。価格は税別で7,000,000円なので、お金に余裕があって大きなテレビが欲しいという人は購入を検討してみてください。
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シャープ
白物家電も多く販売するシャープのテレビブランド「AQUOS(アクオス)」には、「LC-80XU30」という80インチの液晶テレビがあります。
80インチは、1.77m✕1.00mというサイズになっています。このテレビの特徴は、4Kテレビよりも高画質な「4KNEXT」という映像技術が使われていることです。
シャープのAQUOSシリーズは、三重県亀山市にあるシャープ亀山向上にて生産された「世界の亀山モデル」と呼ばれるブランドであり、世界的も知名度の高いブランドと言えます。
LG
韓国ソウル市にて創業されたLGエレクトロニクスには、「OLED77W8PJA」という77インチの液晶テレビがラインナップされています。
10年ほど前のLGと言えば、国内企業と比べて質の低い製品が多く消費者から避けられる傾向にありましたが、現在では世界をリードする超大型電気機器メーカーへと成長しました。
「OLED77W8PJA」の77インチというサイズは、1.7m✕0.95mという大きさになっています。
こちらのテレビ最大の特徴は、たった6mmという圧倒的な薄さにあります。テレビがブラウン管だった時代を知っている世代の人にとっては、考えられないほどの薄さを実現しています。
パナソニック
有能な経営者としても知られる「松下幸之助」が大阪に創業したパナソニックにも、「TH-77EZ1000」という77インチの大型液晶テレビがラインナップされています。
こちらのテレビは、従来の液晶テレビよりも鮮明な色使いを表現するために「自発光方式の有機ELパネル」を採用しています。テレビで表示する色の中で、最も難しいとされる「黒」の発色の美しさを極限まで追求したモデルです。
「TH-77EZ1000」は、多くのラインナップを誇るパナソニック製品の中で、最もグレードの高い「プレミアムモデル」に位置づけられたテレビなので、完全受注生産となっています。
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東芝
冷蔵庫や洗濯機など、生活に欠かせいない家電製品の国産化第1号の製品を多く開発した、日本の大手家電メーカーである「東芝(TOSHIBA)」には、65インチの「65X920」というラインナップが存在します。
65インチは、1.44m✕0.81mというサイズになっていますので、広めのリビングであれば問題なく設置可能な大きさと言えるでしょう。
こちらのテレビの特徴は、大きな画面だけでなく「4KのBS/CSアンテナ内蔵」というテレビにおいて重要な機能を内蔵している点にあります。
「4KのBS/CSアンテナ内蔵」は、4Kの高画質で配信されるBS・CS放送を、外部アンテナの接続なしで受信出来る機能です。
これまでのテレビでは、地上デジタル放送以外の4K放送電波を受信する際には、新たな外部アンテナとの接続が必須でしたが、こちらの「65X920」には必要ありません。
ムダな配線がなくなるので、テレビ台周辺をシンプルにまとめることができ、機能性だけでなくインテリアとしても優秀なテレビになっています。
最大インチのテレビについてのまとめ
- 世界最大のテレビは、イギリスのメーカーが販売する370インチのテレビです。
- 国内で入手できる一般的なテレビの最大サイズは、ソニーの85インチです。