寒い季節が近づくと、誰もが暖房をどうしようかと考えるでしょう。

エアコンにしたいとは考えても、値段が高いというネックがあるでしょう。電気暖房は、部屋を温めるというよりスポット的に温めるということがメインになりますので、部屋の暖房には不向きです。

灯油を使う石油ファンヒーターは、電気代も低く抑えられていますのでかかる費用は灯油代だけと考えていいほどでしょう。

取付工事も不要・価格もリーズナブルな石油ファンヒーターは、暖房を考えた上で現実的です。石油ファンヒーターを選ぶ際に重要な部分は、対応畳数と灯油の消費量でしょう。

目安として木造家屋7畳、コンクリートの部屋9畳だと1Lで約4時間、木造家屋9畳コンクリートの部屋12畳だと1L約3時間くらいです。石油ファンヒーターメーカーは主に有名な3社がメインとなっていますが、ここで各主要メーカーについて特徴と見ていきます。

石油ファンヒーターメーカーの特徴

コロナは大手で電気代が安い

コロナはファンヒーターメーカーとして大手のメーカーです。各メーカーごとに燃焼方式が違いますので、まずは燃焼方式の違いをお話します。コロナの燃焼方式はポンプ噴霧式という方式です。

ファンヒーターの燃焼筒を電気で最初に温めます。加熱されて熱くなっている燃焼筒で灯油を気化させてガスにして、空気とガスを燃焼させる方式がポンプ噴霧式です。

コロナのファンヒーターで最大の特徴は省エネという部分になります。上記でご紹介したポンプ噴霧式という燃焼方式で、燃焼させるために燃焼筒を電気で温めます。

電気を使うのはここの部分が大きいのです。1度温めれば熱を再利用するためこのあとはほとんど電気を使いません。

逆に弱点は点火まで時間がかかることでしたが、2018年モデルより点火時間が従来品より早くなっています。時間は従来で2分半かかっていたものが、1分15秒に短縮されたということで弱点とは言えなくなっているでしょう。

コロナの特徴
・電気代が安い。
・点火時間が少し長い。
・臭いが少し出る。(高級モデルには消臭シャッター搭載)
・タンクの蓋が直接触らなくても開けられる。
・火力を調整してエコ運転ができる。

トヨトミは保管期間が長い灯油でも使える

次にトヨトミを見ていきます。燃焼方式はエコバーナー(ポット式)方式と呼ばれるものです。具体的にはコロナの燃焼方式であるポンプ噴霧式に近い方法ですが、こちらは直接灯油に着火します。

灯油は保管期間が長いと劣化してしまい、ガス化が不十分となって不純物が溜まりますがエコバーナー方式だと直接着火しますので不純物が発生しにくい方式です。

トヨトミの最大の特徴は、上記に書いたように保管期間が長い灯油でも使えるという点にあります。灯油の価格はその時々で変動しますので、安い時に買っておいて後で使うということも可能です。冬場に残った灯油も翌年に使えるという点もお得になります。

弱点としてコロナと同じように点火まで時間がかかるという点です。製品によって違いますが、2分半~3分半となっています。

トヨトミの特徴
・ 古い灯油でも使える。
・ 電気代は安い。
・点火までの時間が長い。
・タンク容量は他2社より小さい(最大で7L)。
・臭いがある。
・キャップを閉め忘れてもほとんど灯油がこぼれない構造になっている。

ダイニチは点火までの時間が短い

最後にダイニチをご紹介します。ダイニチの燃焼方式はブンゼン式となっており、具体的に解説すると灯油をガス化させる方式です。ガス化させるために灯油気化機を使いますので、電気は燃焼中常に電気を使っています。こちらの方式は短時間で点火できるという利点があり、なんと時間が40秒です。

ダイニチの最大の特徴は上記でも書いたように、点火までの時間が短いということになります。早く暖まりたいという方には、ここの点火までの時間が早いという点を見て購入することが多いようです。

逆に弱点は点火までの早さと引き換えに電気代が他2社よりかかります。具体的に1日8時間で1ヶ月使った場合、大体1200円以上かかる計算です。速さの代償として電気代が犠牲にします。

ダイニチの特徴
・点火までのスピードが早い。
・臭いが少ない。
・タンク容量が大きい(最大9L)。
・電気代は高い。
・灯油の減り具合がメモリでわかる。

2018年おすすめの石油ファンヒーター

各メーカーの特徴を見てみると、次のように分類できます。

省エネ
コロナ・トヨトミ
点火時間重視
ダイニチ

どちらを選ぶかは、その人の感覚によりますがここからは各メーカーの商品を2つ厳選して紹介していきます。これから寒い季節を迎えますので、ファンヒーター購入の際参考になるでしょう。

コロナファンヒーター2選

コロナからはこちらの2つをご紹介します。

石油ファンヒーターVXシリーズ FHーVX3617BY

対応畳数 木造10畳 鉄筋13畳
価格¥20000

こちらのモデルの特徴として、コロナのファンヒーターで臭いが気になる方へおすすめの商品です。

こちらのモデルには消化シャッターが付いており、臭いとやけども防いでくれます。給油のタイミングや自動消火のタイミングも音や光で教えてくれる優れものです。

石油ファンヒーター FH―G3217Y(S)

対応畳数 木造9畳 鉄筋12畳
価格¥11000

こちらのモデルはコンパクトさが特徴です。

部屋の広さがない場所でも設置しやすいところがおすすめポイントになります。不完全燃焼防止機能・地震時の自動消火機能も搭載しているので安心です。価格もお手頃となっており、購入しやすいでしょう。

トヨトミファンヒーター2選

トヨトミからはこちらの2つをご紹介します。

石油ファンヒーター LC―SL53H(W)

対応畳数 木造14畳 鉄筋19畳
価格¥75000

トヨトミの高級モデルになります。

従来のモデルだと温度センサーと室温のみの感知機能でしたが、こちらのモデルでは湿度も表示されるので体感温度がわかる仕様です。エコモードやエコバーナー、人感センサーも付いていますので安心して使えます。

石油ファンヒーター LC―32G(S)

対応畳数 木造9畳 鉄筋12畳
価格¥10980

こちらのモデルの特徴は価格の安さです。10980円で購入できるファンヒーターですので、すぐにファンヒーターが欲しいとなった場合に購入しやすいでしょう。

また給油の際フタを閉め忘れてしまっても「こぼれま栓」が搭載されているので、安心して利用できます。

ダイニチファンヒーター2選

ダイニチからは以下の2つをご紹介します。

石油ファンヒーター FW―5617L―W

価格¥19787

こちらのモデルは9Lの大容量タンクが特徴です。またダイニチのファンヒーターですからスピード点火に特化しています。寒冷地に住んでいる場合、部屋をすぐに暖めたいものです。スピード点火は寒冷地に適した仕様かもしれません。

石油ファンヒーター FW―3217S―S

価格¥11190

一時的には消化せず自動で室温に合わせて燃焼量を調整してくれるので、冷えてしまうこともありません。スピード点火機能はダイニチのファンヒーターの特徴であり、すぐに部屋が暖まります。価格もリーズナブルです。

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おすすめのアラジンハイブリット石油ファンヒーター

アラジンというメーカーについてまずご紹介します。アラジンはイギリスの老舗家電メーカーであり、主に暖房器具を扱うメーカーです。

1930年代から石油ストーブの開発を進めて、独自の地位を築いています。

特に石油ファンヒーターとグラファイトヒーターを組み合わせたハイブリットファンヒーターは、立ち上がりも早く電気代もお得ですので寒冷地にはぴったりのファンヒーターと言えるでしょう。グラファイトヒーターについて補足の説明をします。

グラファイトヒーターは黒鉛を発熱させることで暖める電気ヒーターです。電気ヒーターですので、広い部屋などを暖めるには不向きですが、アラジンはこの電気ヒーターと石油ファンヒーターを組み合わせてまさにハイブリットなファンヒーターを作っています。

アラジン CAK―GF46A

こちらの製品がハイブリットファンヒーターです。なぜハイブリットなのかというと、グラファイトヒーターとファンヒーターを同時に稼働させることによりわずか0.2秒で部屋を暖められるという点です。

使い方によってはエコにもなります。デザイン性も高いので、こだわる人にはおすすめです。

石油ファンヒーターの選び方と特徴のまとめ

  • コロナのファンヒーターは省エネ仕様。
  • トヨトミのファンヒーターは古い灯油も使える(きちんと保管した灯油)
  • ダイニチのファンヒーターはすぐに点火して暖められる。
  • アラジンのファンヒーターはグラファイト・石油ファンヒーターで状況に応じた使い方が可能。