少し前まではコードレス掃除機は あくまでもセカンドクリーナーとして多く使用されていました。

しかし製品の開発が進められ、昨今では強力なパワーを持つコードレス掃除機が多数リリースされています。

今回はそんな進化したコードレスクリーナーについてのあれこれを、オススメ商品と共にご紹介致します。

コードレス掃除機の選び方

コードレス掃除機の選び方①:吸引力

掃除機で言う吸引力とは、ワット数値だけを指すのではありません。「ゴミを吸い取る力全般」を意味します。

なので掃除機を選ぶ際は一概にワット数が高いことだけにこだわらず、掃除機に搭載されているその他の技術、特徴も鑑みて選びましょう。

コードレス掃除機の選び方②:連続運転時間

充電式コードレス掃除機を購入する際は、1回の使用可能時間が何分くらいなのかを確認しましょう。

製品によって連続使用時間が異なります。使用可能時間が長い掃除機の方が値段もパワーも高くなる傾向にあります。

車内など小スペース用にセカンドクリーナーとして使用するものと 家の掃除用とを分けるなどしてご利用することをおすすめします。

コードレス掃除機の選び方③:充電時間

充電式コードレスクリーナーは年々リリースされる種類も増えてきており、全てのモデルも含めると把握できないレベルです。そのため、ここでは主要メーカーモデルの情報を元に記載しています。

充電時間は 掃除機本体からバッテリーを取り外して充電するタイプのものだと、20分の充電時間で25分の連続使用ができる製品があります。この製品については後の商品紹介の項目で詳しくご紹介いたします。

反対に、充電時間に16時間を費やすものもあります。この差は 使用しているバッテリーの種類によって大きく変わってきます。

運転の種類は、標準モード・強・弱モードに別れているものがほとんどです。

連続運転可能時間は、標準運転で使用すると、短いものでおおよそ10分程度の連続運転が可能です。

長いもので約60分。平均すると約30分の連続運転のものが多いようです。

コードレス掃除機の選び方④:集塵方法

便利で使い勝手の良い充電式コードレスクリーナーですが、集塵方式は大きく分けて二つあります。

日本で昔から採用されている”紙パック式”と、ダイソンに代表される”サイクロン式”です。

それぞれの特徴と合わせてご説明します。

コードレス掃除機の選び方⑤:紙パック式

その名の通り、吸い込んだゴミを本体内部の紙パッックに集めます。

この紙パックがフィルターの役目も果たし、吸い込んだ空気を紙パックに通過させてから排気する仕組みです。

メリット
密閉性が高いので吸引力が強い。
ゴミを捨てる際、紙パックごと捨てられるのでホコリの舞い散りが少なく衛生的。
デメリット
紙パックにゴミが溜まると吸引力は格段に下がる。
紙パックの補充が必要なため、ランニングコストがかかる。

コードレス掃除機の選び方⑥:サイクロン式掃除機

吸い込んだ空気をトルネード状に旋回させて遠心力により空気とホコリを分離し、ゴミやホコリはダストカップに 空気はフィルターを通過して排気する仕組みのものを主に言います。

メリット
紙パック不要のためランニングコストがかからず経済的です。
吸引力の持続が可能です。吸い込んだ空気がゴミを溜めるスペースを通過しないので、排気がクリーンです。
デメリット
ダストカップに溜まったゴミを捨てる際、ホコリが舞い散る。
排気をろ過するフィルターなどのメンテナンスを必要とする。

このように集塵方式についても それぞれの方式で使い勝手が大きく異なりますので、一概にはどちらが良し悪しとは言えません。

経済面重視なら、ランニングコストがかからないサイクロン方式がオススメです。

ハウスダストなどのアレルギー面で心配の人には、ゴミ捨ての際にはホコリの舞い散りが少ない紙パック式の方がおすすめです。

しかし排気がきれいなのはサイクロン方式なので、ユーザーにとってどちらが適しているかは何を重要視するかにもよります。

コードレス掃除機の選び方⑦:掃除機のヘッド

掃除機のヘッドは モーターが搭載された”自走式ヘッド”がとても優秀です。

この”自走式ヘッド”は 極々軽い力で掃除機を動かせるため 滑りがとてもスムーズで快適です。

モーターの出力も強く、カーペットに絡みついた髪の毛やホコリの吸引も楽にできます。

コードレス掃除機の選び方⑧:機能

ゴミやホコリを検知し、ゴミが多い時は強運転・少ない時はアイドリング運転を行うことで、無駄なバッテリー消費を抑える便利な機能を搭載している掃除機も、たくさんリリースされています。

更に高機能なものになると、目には見えないハウスダストであるダニの死骸やそのフンまで検知可能な掃除機も出ています。

コードレス掃除機のメーカーごとの特徴

ダイソンは電気代だけで済む

主な紙パック式掃除機とダイソン社製とを比較した場合、電気代だけを見ると紙パック式の方が安いですが、紙パックのランニングコストがかかってきます。

しかしダイソンクリーナーは、ランニングコストはあくまでも電気代だけなので、そういった面ではダイソン掃除機は経済的と言えます。

マキタは長時間の使用が可能

コードレス掃除機の弱点でもあった”長時間の使用不可”を可能にしたのが「マキタ製掃除機」です。

先の「充電時間」の項目でも記載した通り、マキタは20分の充電時間で25分の連続使用を可能にした製品をリリースしています。

これは パワフル充電可能なバッテリーを製造する、電動工具メーカーならではの製品でしょう。

東芝はキャニスターが特徴

2000年に日本で初のサイクロン式コードレスキャニスター掃除機を堂々発売したのが東芝です。キャニスタータイプでコードレスとは当時画期的でした。

「スティックタイプが軽くていいけれど、やはりキャニスターでないと物足りない」という人にはうってつけの製品です。後のおすすめ製品コーナーでも 製品詳細をご紹介します。

ダイソンは吸引力が強いわけではない

モデルや年式により多少の違いはあれど、ダイソンの吸引力は170W前後の製品が多いです。

実際のところ170Wは はっきり言ってとても低いと言えます。例えば 家庭用掃除機ではだいたいが160W〜680W程度ですが、1万円台の低価格で売られているものも多数あります。

これだけを見ると170Wのダイソンはコスパがいいとは決して言えません。では何故世間一般では「吸引力と言えばダイソン掃除機」というイメージが定着しているのでしょうか。

ではダイソンの「吸引力のパワー」について解説致します。

ダイソン掃除機の吸引力の高さは サイクロンボックス内でできるトルネードによる遠心力効果によるものが大きいです。このトルネードによって起こる遠心力が、吸引力の効果を最大限に引き出します。

ダイソン掃除機のようなダストボックスの構造の掃除機は、吸引力であるワット数+遠心力効果により、ゴミを吸い取るというイメージになるため、ダイソン社製掃除機はワット数だけで吸引力を語っている訳ではないです。

つまり、170Wという数値だけを見て、吸引力の判断はしていないということです。日本製フィルターレスサイクロンクリーナーの上位機種であればダイソンと近い構造になっています。

しかも、ダイソンは2段階構造で、細いパイプを搭載しているため、太いパイプに風を通すよりも強い風を作ることができることから吸引力が高くなります。

こう言ったことからダイソンは「吸引力が強力」だと宣伝しています。

「吸引力が変わらない」というのは 取り替え式紙パックではなく、フィルターレスだから吸引力が落ちないです。以上を知っておけば、闇雲にワット数が高いだけが一概に吸引力が高い訳ではない、ということがわかります。

遠心力やフィルターレスによる効果も大きいです。

おすすめのコードレス掃除機

ここではダイソン製品以外の優れたコードレスクリーナーをご紹介します。

いずれもパワフル吸引で、高いパフォーマンスを期待できます。

マキタ 充電式クリーナ CL108FD

連続運転使用時間 標準約25分 強12分 パワフル運転10分。

ゴミ捨ては カプセル式でカプセルを捻って外すだけの簡単アクションです。

東芝 VC-NXシリーズ

自社開発のDCモーター「HD45」と 大容量バッテリーで 標準モードでの連続運転60分を可能にしました。

回転ブラシにからみついたゴミが波形状のプレートでこすり落とされるヘッドが優秀です。

コードレス掃除機についてのまとめ

いかがでしたでしょうか。ここでコードレス掃除機の選び方についてのおさらいを致します。

  • ワット数が高いだけで吸引力は決まらない。
  • ランニングコストを抑えて経済面を重視するならサイクロン式がおすすめ。
  • ゴミ捨ての際のホコリの舞い散りが気になる人は紙パックがおすすめ。
  • 連続運転可能時間は製品によって大きく異なるため、家の広さや使用する場所によって掃除機を使い分ける。
  • カーペットなどに絡みついたゴミや髪の毛の掃除には”自走式ヘッド”がおすすめです。