こちらの記事は2018年11月5日の記事を2020年5月25日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・おすすめの吸引力の強い掃除機を2020年5月25日の情報に更新いたしました。

掃除機は年々機能性が進化しているうえに、ラインナップも多彩になっています。
昔から一般的だったのは紙パック式のキャニスター型掃除機でしたが、今ではサイクロン式も発売されています。
また、需要にあわせてスティック型・ハンディタイプ・布団クリーナーなど、一部の掃除したい場所に特化している掃除機も現在では珍しくありません。

しかし、掃除機が多種多様になるにつれどれを選べば良いか分からない…という人も多いです。

一般的に吸引力が優れている掃除機が良いと言われていますが、「そもそも吸引力ってなに?どこを見れば優れていると分かるの?」と考えている人も少なくありません。

一概に吸引力が強ければ良いわけではありませんが、掃除機を選ぶうえで重要な要素となっているのは事実です。
掃除機を選ぶ際に吸引力が優れているかをチェックすることは大切でしょう。

そこで今回は、吸引力が強い掃除機の選び方のポイントなどを紹介します。

吸引力とはそもそもなにか

そもそも吸引力とはなに?と感じている人に向けて、吸引力について解説します。
実は、吸引力が変わらない=吸引力が強い訳ではありません。
吸引力の強さは、基本的に「吸引仕事率」の数字が高いほど強いとされています。

しかし、数字が大きいほど良いということではなくあくまでも目安としてチェックするのがベストです。

例えば、吸引仕事率が高すぎると床や絨毯に引っ付きやすくなり女性だと特に掃除しにくくなることもあります。

また、サイクロン式で吸引仕事率が高い製品は、ゴミの目詰まりが高頻度で起こることも少なくないです。
目詰まりが多いと、実際のパワーを発揮できていないことも多々あります。

ですから、ダイソンの製品は意外と吸引仕事率が低いことが多いですが目詰まりしにくいため吸引力が変わらないだけではなく、掃除もしやすい構造です。

つまり、吸引力を見たいなら「吸引仕事率」の数字と目詰まりしにくい構造かどうかをチェックすれば良いといえます。

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掃除機のタイプ

掃除機のタイプは、サイクロン式と紙パック式があります。

サイクロン式と紙パック式は、特徴やメリットがそれぞれ異なっているので要チェックです。

下記に「サイクロン式」「紙パック式」の特徴・メリットを、詳しく説明しながら紹介します。

紙パック式の掃除機

紙パック式は、掃除機内に紙パックをセットし吸引したゴミを入れる構造です。

紙パックがいっぱいになるまでは掃除できますが、たまったまま放置しておくと吸引力が低下してしまうデメリットがあります。

吸引力自体は本体内部が密封されているためサイクロン式より強いですが、すぐに吸引力が低下してしまうのでサイクロン式のほうが吸引力が強いと誤解されがちです。

また、紙パックが消耗品なため手間とランニングコストがかかります。

排気も集積したゴミを通過して行うようになっており、フィルターの性能が悪いと臭いや小さなチリなどに悩まされる場合もあるでしょう。

サイクロン式の掃除機

サイクロン式は、ゴミと空気を遠心分離する仕組みです。

ゴミをダストカップ、空気はフィルターを通過して排気するため空気も綺麗となっています。

ランニングコストがかからない、吸引力が低下しにくいのが最大の特徴です。

一方、定期的なメンテナンスを必要とするうえに頻繁なゴミ捨てが必要になる場合があります。

サイクロン式のフィルター

サイクロン式には、フィルターの有無にも違いがあるため要チェックです。

従来のサイクロン式の掃除機は、フィルターを通して細かいチリやゴミを取り除く構造となっていました。

しかし、フィルター有りのサイクロン式の掃除機だと目詰まりが起こりやすいデメリットも存在しています。

ですから、今まではフィルターの定期的な掃除をして吸引力の低下を防ぐように配慮する必要があったと言えます。
そのデメリットを解消したのが、フィルターレスサイクロン式掃除機です。

フィルターを取り除き、ゴミを遠心分離させることで風の通り道を確保して目詰まりが起きない構造となっています。
性能もフィルター有りのサイクロン式掃除機よりも優秀ですが、その分価格は高価です。

予算を抑えたい人はフィルター有りのサイクロン掃除機、高価でもお手入れの手間をかけたくない人はフィルターレスサイクロン式掃除機がおすすめとなります。

サイクロン式は吸引力が重要

サイクロン式は、吸引力が重要です。

前述した通り、「吸引仕事率」が高いから吸引力が強いとは限りません。

それでも目安にはなるので、吸引力を知りたい人は先に「吸引仕事率」を確認しましょう。

また、掃除機の吸引力はヘッドの性能にも影響しているため、加えてヘッドのタイプもチェックする必要があります。

ただし、サイクロン式の場合は特に吸引力が強いほど音がうるさくなる可能性が高いです。

サイクロン式を購入する際は「吸引仕事率」「騒音」「ヘッドのタイプ」を直接見ておくと後に後悔する確率がグッと低くなります。

吸引力ならキャニスター型サイクロン掃除機

吸引力を重視している人は、キャニスター型サイクロン式掃除機がおすすめです。
もともと、コードレスの掃除機よりコンセントから電力を供給しているキャニスター型の掃除機のほうが吸引力は強い傾向があります。

また、コードレスの掃除機だと使用時間に限りがあるため掃除する範囲が広いと逆に使いにくい、と言う人も多数です。
最近のキャニスター型は軽量な製品も多いので、長時間使っても大丈夫なことも少なくありません。

そして、サイクロン式掃除機なら吸引力も持続しやすいです。

軽くて長時間使える、吸引力がコードレスより強い、吸引力が持続しやすいと言う点から吸引力を重視する人にはキャニスター型サイクロン式掃除機が適していると言えます。

掃除機のヘッド

ヘッドには大きく分けると3種類のタイプがあります。

1つ目は、ヘッド内のブラシをモーターで回転させてゴミを強制的にかきだしてしまう「モーター式」です。

2つ目は、力を必要とせずに掃除しやすい「自走式のモーター式」となります。

最後の3つ目は、吸い込んだ空気の力で回転する「エアタービン式」です。

モーター式のメリットは、絨毯のゴミを吸い込みやすいこととなっています。
自走式のモーター式のメリットは、女性でも掃除がしやすい点です。

エアタービン式はヘッドが軽いことがメリットといえます。

このようにそれぞれ特徴が異なるため、どこを掃除することが多いかを考慮してヘッドを選ぶことが大切です。

おすすめの吸引力の強い掃除機

パナソニック パワーコードレス MC-SB30J

パナソニック パワーコードレス MC-SB30Jは、新しく開発された小型モーターを搭載しているため、1.6kgと軽量でありながら、強力な吸引力を実現しています。

壁際のゴミも残すことなく吸引できる壁ぎわ集じんを搭載したコンパクトなサイズ感のパワーノズルを採用しており、細かいゴミや見逃しやすいゴミも綺麗に吸引可能です。

また、コードレスタイプなため、充電が必要ですが立てかけるだけで充電を行うことができ、場所を取らないでしょう。

約3.5時間の充電で通常モードを最大約25分使用できます。

パナソニック スティッククリーナー パワーコードレス サイクロン式 ホワイト MC-SB30J-W
パナソニック(Panasonic)

日立 かるパック CV-KV70G

日立 かるパック CV-KV70Gは、紙パック式の掃除機で、吸引仕事率が600Wと非常にパワフルな力を発揮できます。

手元で操作することで、ヘッド部分を左右90度に曲げることができるため、通常の角度ではヘッドが入りずらい狭い場所なども楽に掃除できるでしょう。

また、ペタリンコ構造という設計を採用しており、高さ8cm以上の隙間がある場所に使用すれば、ヘッドを浮かすことなくそのまま掃除を行えます。

紙パック式なため、ランニングコストはかかりますが、頻繁にゴミを捨てる必要がないためお手入れが楽でしょう。

Dyson V8 Slim Fluffy SV10KSLM

Dyson V8 Slim Fluffy SV10KSLMは、F1のマシンに搭載されているモーターの約5倍の速さで回転するダイソン デジタルモーター V8を採用しており、1分間に107,000回、回転することで強力な吸引力を実現しています。

ゴミをキャッチするフィルター部分にポストモーターフィルターを搭載しているため、微細な粒子も99.97%キャッチすることができます。

約5時間の充電で最大約40分使用できるため、長時間の掃除でも問題なく行えるでしょう。

また、付属のノズルを使用すれば、狭い場所や階段など掃除がしにくい場所のゴミも残さず吸引可能です。

ダイソン サイクロン式コードレススティッククリーナー Dyson V8 Slim Fluffy ニッケル/アイアン/レッド SV10KSLM
Dyson(ダイソン)

吸引力が最強の掃除機についてのまとめ

  • 吸引力が変わらない=吸引力が強い訳ではありません。また「吸引仕事率」はあくまでも目安として確認しましょう。
  • 紙パック式とサイクロン式にはそれぞれ特徴があります。
  • サイクロン式の場合、フィルターの有無も要チェックです。
  • 吸引力だけを重視するなら、コンセントから直接繋いでいるキャニスター型サイクロン式掃除機がおすすめとなります。
  • ヘッドには大きく分けて「モーター式」「自走式のモーター式」「エアタービン式」があります。