スマホを長く使えば使うほど、不具合は起きるものです。画面割れからバッテリー、ソフトウェアまで、不具合の原因は多岐にわたります。

ここでは、スマホの不具合の調べ方や、不具合の起きやすいスマホについて紹介。実際に不具合が発生したときの対処方法に関しても解説します。

スマホ不具合ニュースはまとめサイトでチェックする

ひと口にスマホの不具合と言っても、その原因はさまざまです。

自身の過失によって起きた不具合ではなく、メーカー側に原因がありそうな場合は不具合のニュースが出ていないかチェックしましょう。

たとえばスマホ本体に何らかの不具合があり、メーカーがリコールが起きている場合は無償で対応してもらえます。また、ソフトウェア(OS)が原因で不具合が起きている場合も、その後のアップデートなどの対応で解決できる可能性が高いです。

メーカー側の原因によるスマホ本体の不具合は、製品名などで調べれば公式発表がされているはずです。ソフトウェアの不具合に関しては、細かい情報を網羅しているまとめサイトでチェックできます。

不具合の少ないスマホはXperia

2016年に公開されたBlancco Technology Groupというアメリカ企業の調査結果では、スマホの不具合のうちの85%がAndroid端末であることが発表されました。

不具合が生じたAndroidスマホのなかで、最も割合が高かったのがサムスン製スマホの27%。2番目以降はレノボが21%、モトローラが18%、シャオミが11%、ASUSが8%と続きます。

ただし、世界的なシェアを考えるとAndroidスマホの方が普及率が高いため、不具合の報告が多くなるのも当然であることが窺えます。

メーカー別の不具合率でサムスンがトップであることに関しても、サムスンの出荷台数の多さが背景にあることは否めません。

実際にサムスンのフラッグシップモデルであるGalaxyのユーザー満足度は高く、機種変更するならおすすめは海外製と考える人も多いです。

一方で日本製スマホの安定感も高く、ソニーのXperiaは不具合の少ないスマホとして認知されています。

同調査データでは、スマホで特に不具合が起きやすいのは「カメラ」であるという結果が出ています。その他、タッチスクリーンやバッテリーに関しても不具合が発生しやすいという調査結果もあります。

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画面が割れやすいスマホはiPhone

スマホの画面割れも、不具合の一種だと言えます。

YouTubeなどでは「画面割れ」のテスト動画が数多くアップされていますが、以外にも画面が割れやすいスマホはiPhoneとされています。

iPhoneは強度の高いゴリラガラスをスクリーンに採用していることで有名ですが、スクリーンの強度に関しては他社に遅れを取っている模様です。

そんな中で、特に高いパフォーマンスを発揮しているのが富士通が製造しているArrowsです。

Arrowsは耐久性の高さにおいて多くのユーザーから高評価を獲得しているため、スマホを落としやすい人にはおすすめの機種だと言えるでしょう。

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機種変更で解約したスマホに不具合が起きる場合

元々キャリア契約を結んでいたスマホを解約した後でも、格安SIMやWi-Fi接続で使い続ける人も少なくないでしょう。

気になるのが、解約後のスマホでもケータイキャリアにて修理対応してもらえるのかどうかという点です。

使用している端末やキャリアにもよりますが、解約後でも修理に応じてもらえるケースがあります。たとえばドコモ製スマホであれば、解約後でもドコモショップに持ち込むことで修理を受け付けてもらえる場合が多いです。

不具合は多くの場合はバッテリー劣化などですが、バッテリー交換や画面割れの修理などは当然ながら修理費用がかかります。

ただしドコモプレミアクラブに加入している場合などは、条件によって割引きされることもあります。

auに関しても電話サポートでは解約後の修理に関しては断られる可能性が高いですが、auショップに持ち込むことで、不具合の原因や契約状況によっては対応してもらえることがあるようです。

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スマホに不具合がある時にチェックすること

画面割れなどの明らかな故障の場合、まずはメーカー保証やキャリアのサポート期間内であるかを確認しましょう。その他の不具合は、事象ごとに対策していきます。

まず不具合として多いのが、画面の「フリーズ」です。パソコンのように、スマホでも動作が重たくなったり、画面が動かなくなってしまうことがあります。

フリーズの理由はさまざまですが、一時的なエラーの場合もあり、強制終了や電源の再起動で改善することも多いです。

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メモリやストレージ容量の不足による不具合がある場合

一度に多くのアプリを起動している場合は、メモリの不足によってスマホの動作が重くなることがあります。

メモリを圧迫することで作業スペースがいっぱいになり、処理能力のパフォーマンスが低下することが原因です。対策として、常駐アプリをいくつか終了させることで解消されることがあります。

メモリ同様、ストレージが一杯になりつつある場合も動作の低下に繋がります。写真や動画、音楽データなどが多くなっている場合は、外部の記録媒体に移動させるかクラウドに移し、ストレージを減らすことで改善を試みましょう。

特定のアプリが原因による不具合が原因の場合

特定のアプリでのみフリーズが起きる場合は、そのアプリが悪さをしていることが考えられます。

他のアプリとの干渉によってエラーが生じたり、アプリのプログラム自体に欠陥がある可能性が高いので、怪しいアプリに関しては使用せずに様子をみるか、いっそのことアンインストールしてみましょう。

特定の機種でのみ相性が悪い場合もあるので、そのアプリのレビューなどをチェックするのも大事です。

強制シャットダウンや勝手に再起動される不具合の場合

電源が勝手に落ちたり、再起動を繰り返すなどの不具合は、異常なデータから本体を保護するために行われている可能性があります。

この場合、不必要なアプリやデータを削除することで解消されることがあります。

端末購入時の状態に近い「セーフモード」で起動して問題なく動作するようであれば、購入後にインストールしたアプリなどが動作不良の引き金となっている可能性が高まります。

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バッテリーの不具合の場合

電源が入らない場合で本体に異常が感じられない場合は、バッテリーの不具合であることが多いです。当然ながらバッテリーがゼロの状態では、スマホは起動しません。

思ったより使用しているつもりがなくても、Wi-FiやBluetoothへの自動通信や、アプリの自動アップデートなどで電力は消費されていきます。

一度バッテリーを完全に放電してしまうと、充電をはじめてもすぐには起動しません。5分〜10分ほど様子を見て、バッテリーがある程度の容量に達してから電源ボタンを押すようにしましょう。

同じくバッテリーの不具合で、充電のスピードが明らかに遅かったり、100%まで充電できないなどの事象があります。バッテリーは「消費と充電」を繰り返していくことで徐々に劣化していくもの。およそ2年ほどで寿命を迎えます。

満充電できなかったり充電スピードが遅いのは、劣化の兆候でもあり、バッテリーの寿命が訪れると交換修理が必要となります。

バッテリーが新しいにもかかわらず充電のスピードが気になる場合は、充電に使用している機器をチェックしてみましょう。たとえばパソコンからUSB端子を使って充電している場合は、500mAなど電流が低いため満充電になるまでに時間がかかります。

また、純正品ではないACアダプタやモバイルバッテリーが不具合を起こしている可能性も考えられます。

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スマホの発熱による不具合の場合

スマホ本体が異常に熱くなるという不具合もあります。海外ではスマホから発火したというニュースも珍しくありません。

スマホの発熱は、高処理機能のアプリを使用したり、一時的なエラーで処理能力に負荷がかかった場合などに起こります。

通常よりもスマホが熱い場合は、保冷剤などを当ててしまうと結露で内部が水に濡れてしまうことがあります。

焦らずに一度使用をやめ、自然に冷めるまで待つようにしましょう。

スマホの不具合についてのまとめ

  • スマホ本体の不具合やソフトウェアのバグの可能性がある場合は、メーカーの公式サイトやまとめサイトで不具合情報をチェックしましょう。
  • 統計ではiOSよりもAndroidスマホのほうが不具合報告は多め。ただし、GalaxyやXperiaなどは不具合の少なさに定評があります。また、iPhoneはソフトウェアやバッテリーの不具合は少ないものの、ディスプレイのガラスに関しては他社と比較して割れやすいようです。
  • キャリア契約で購入したスマホを解約後にも使用し、不具合が起きた場合は、使用機種やキャリアによって対応が変わります。ドコモショップやauショップなどに直接持ち込むことで修理対応してもらえることもあります。
  • フリーズや発熱、画面割れやバッテリーなど、スマホの不具合はさまざまです。スマホの再起動やストレージの整理など、それぞれの不具合に応じて対策を行い、自身で解決できない場合はメーカーやキャリアに修理依頼しましょう。