こちらの記事は2020年6月5日の記事を2020年10月23日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・吸込仕事率が高いコードレス掃除機を更新いたしました。
この記事では、掃除機の吸込仕事率とはなにかや、吸込仕事率が高いおすすめのスティック掃除機を解説します。
掃除機を選ぶ際に、しっかりチェックしなければならないのが吸込仕事率です。
この記事を読むことで、自分にとって使いやすいパワーの掃除機を購入することができます。
目次
そもそも吸込仕事率とはなにかと計算方法
吸込仕事率とは、簡単にいうと掃除機がゴミ・ホコリを吸い込む能力をワットの単位で示したものです。
吸込仕事率が高いほど、吸引力がよいとされています。
吸込仕事率は、専用の測定器で測った風量(掃除機が吸い込む空気の量と物)と真空度(物や空気を吸い込む圧力)を掛け合わせた数値として表示されます。
具体的な吸込仕事率の計算方法は以下の通りです。
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ダストピックアップ率とは
外国の掃除機メーカーが表示している性能の単位に「ダストピックアップ率」があります。
ダストピックアップ率とは、国際電気標準会議(IEC)に定められている測定方法で、実際に床に置いたゴミを、掃除機でどれだけ吸い取れなかったかを示す数値です。
ダストピックアップ率の計算方法には「けい砂」を使用します。
床に一定のけい砂をばら撒き、それらを掃除機で吸い取った後のゴミの量を、「ダストピックアップ率」というパーセンテージで表示します。
吸込仕事率と違って、ゴミを吸引した結果がダイレクトにあらわされているため、吸引力が分かりやすいのが魅力です。
吸込仕事率が高いコードレス掃除機
コードレス掃除機は、充電さえすれば場所を選ばず掃除できるのが便利です。
しかし、コードレス掃除機は吸込仕事率が非公開になっている製品が多いため、購入の際に不安を持つ人も少なくありません。
コードレス掃除機が吸込仕事率を表示しない理由は、バッテリーの充電量や、バッテリーの劣化などで吸込仕事率が安定しにくいのが理由です。
しかし、バッテリーの定格電圧であるボルト(V)数を見ればだいたいの吸込仕事率は把握できます。
基本的にボルト数が大きいものは吸込仕事率も高くなる傾向があるためです。
また、最近のコードレス掃除機は高性能であるため、吸引力に不満なく使える製品が多いのが特徴です。
以下では、「ダイソン」「日立」「パナソニック」「マキタ」の吸込仕事率が優れているコードレス掃除機を紹介します。
Dysonの掃除機
Dysonといえば、「吸引力が変わらない掃除機」として大々的に製品を宣伝しているメーカーです。
掃除機に対するこだわりが強く、コードレス掃除機も吸引力が強いと定評があります。
Dyson V8 Fluffy Extra
Dysonのこのモデルは、ハンディクリーナーに切り替えることもできるため、手軽にさまざまな場所を掃除する事ができます。
最新のリチウムイオンバッテリーの搭載により、最長40分の運転時間という長時間の吸引が可能です。
ゴミ捨てはワンタッチで行うことができ、吸い取ったホコリやゴミを触れずに簡単に捨てることができます。
HITACHIの掃除機
HITACHIは、「モーターのHITACHI」と呼ばれるほど、掃除機にも力を入れているメーカーです。
コードレス掃除機でも吸引力が優れているモデルを多く販売しています。
HITACHI パワーブーストサイクロン PV-BH900G
HITACHIのこのモデルは、約2.0kgと軽量でありながら、吸引力はハイパワーなコードレスサイクロン掃除機です。
独自の「小型ハイパワーファンモーターX4」や、強い旋回気流によりごみと空気を分離する「パワーブーストサイクロン」が、高い吸引力と綺麗な排気を実現しています。
新搭載のターボモード(約5秒間のみ)を使えば、絨毯の奥に入り込んだごみも吸いこめるほどの吸引力を出すことができます。
Panasonicの掃除機
Panasonicは、様々な家電を販売しているメーカーです。
掃除機に対するこだわりも強く、機能も充実している製品が多くラインナップされています。
Panasonic パワーコードレス MC-VGS8100-W
Panasonicのこのモデルは、最大吸込仕事率205Wと、高い吸引力を誇るハイパワーモーター搭載のコードレス掃除機です。
「クリーンセンサー」搭載によりゴミの取り残しを抑えられるのも魅力です。
「クリーンセンサー」では、ダニの死がいやフンなどの、目では見れない約20μmのハウスダストも検知し、赤く点灯して知らせてくれます。
きれいになったら青く点灯するため、お手軽で、より綺麗な掃除を行うことができます。
大容量バッテリー搭載により、最大約90分もの長時間運転が可能です。
makitaの掃除機
makitaは、電動工具を開発・販売しているメーカーです。
電動工具の開発技術を活かし、小型なだけでなくパワフルなモーターの掃除機を販売しています。
makita CL281FDRFW
makita CL281FDRFWは、高効率なブラシレスモーターの搭載と、考えられた内部構造の見直しにより、最大60Wを実現する吸込仕事率を実現したモデルです。
排気口には「穴あき吸音スポンジ」が配置されており、掃除機をかける際に起こる騒音を低減してくれます。
カプセルや紙パックの誤取付けを防ぐ「誤取付防止構造」により、コードレス掃除機が使い慣れていない方でも安心です。
連続使用時間は、最も吸引力が高いパワフルモードで約15分、強モードで約20分、標準モードでは約50分の連続使用が可能です。
吸込仕事率についてのまとめ
- 吸込仕事率とは、掃除機がゴミやホコリを吸い込む能力をワットで表しています。計算方法は、吸込仕事率=0.01666×風量(立方メートル/min)×真空度(Pa)です。
- ダストピックアップ率は、外国のメーカーでは一般的ですが国内ではあまり普及していない計測方法となります。掃除機がゴミを吸い取れなかった数値を示しています。
- ダストピックアップ率を計測する際は、「けい砂」を用います。
- 今のコードレス掃除機は全体的に高性能で、特に「ダイソン」「日立」「パナソニック」「マキタ」の4つのメーカーの掃除機がおすすめです。