Panasonicとは

『パナソニック株式会社』は言うまでもなく日本を代表する大手家電メーカーです。白物家電(生活必須家電)や黒物家電(AV機器など生活に必須ではない嗜好家電)、近年は住宅分野や車載装備なども手がけています。

1917年、創業者の『松下幸之助』が大阪で電球用ソケットを製造販売を始めたのを切っ掛けに、1935年に松下電器産業他9分社を設立しました。後にNational、Panasonicと呼ばれる日本第3位の家電メーカーとして発展していきます。

かつては他社の後追い製品が多い傾向があり、松下電器をもじって『マネシタ電器』などと一部では揶揄されることもあったPanasonicですが独自の改良を加え、使い易さを追求した良改良品も多く、現在でもそれなりのファンの多いメーカーでもあります。

現在は過去のマネシタ路線はなりを潜め、生活家電はコンパクトさや使い易さを追求し、他の製品とは見た目も使用感も異なる仕様で高い評価を受け、AV家電は他社製品の様な多機能性は無いものの、使用に際した制限が少なく利便性の高いテレビやレコーダーなどが特徴的です。

パソコン分野では頑丈さや耐久性をウリにした『TOUGHBOOK(タフブック)』やそのタブレット版『TOUGHPAD(タフパッド)』製造販売、いままで例のなかった過酷環境向けデジタルデバイスメーカーとしての地位も獲得しました。

同様に家庭用品としてはエチケットカッターなど、需要があったものの他社が今まで手を出していなかったジャンルや販路を開拓するメーカーへと転じつつあります。

イヤホンも他社とは異なった路線を進んでおり、値段に対してそこそこの性能を持っているのを最低条件に「コスパが良い」「形やデザインが可愛い」「使いやすい」というものが多いようです。

Panasonicのイヤホン・音響機器の特徴

Panasonicのイヤホン傾向を一言で語ると「無難」です。

Sonyならば低音強めのドンシャリとWalkmanとの連携のノイズキャンセリング、オーディオテクニカ(Audio-Technica)なら高音重視のシャキシャキとしたクリアさがJVCなら高級品での安定性などが特徴的ですが、Panasonicのイヤホンは『音質に関しては無個性』なのが特徴となっています。

音響機器は最終的な良し悪しの判断は利用者の好みによるところが大きいため、自分の好みの音と真逆な会社(あるいは評価、音の傾向)の製品を購入してしまい、「失敗した!」「自分には合わなかった…」ということが往々にしてあります。

ですので高いイヤホンほど必ず試聴して購入するというのがお約束にもなっていますが、Panasonicの場合高級なイヤホンのラインナップは少なく

ハイレゾ対応で最も高いモデル『RP-HDE10』でも15,000~18,000円程度と他メーカーに比べると、明らかに高級路線ではありません。1,000円前後、3,000~4,000円前後のイヤホンが主流で、カラーリングが多い点からもカジュアル層をメインターゲットとしているのが見て取れます。

もっとも安いものなら600円程度で購入できますが、音質は「1,000円以下でこのレベルなら充分」と、出した金額に対して相応の音質が得られるのが
Panasonic製イヤホンの特徴と言えるでしょう。

近年の音楽プレイヤーはハードウェア、ソフトウェア問わず、カスタマイズ可能なイコイライザーを搭載しているものが多く、足りない部分は細かく調整して自分好みの音を作り出せることが簡単になっていることも大きいでしょう。

ですので無難な音が出るPanasonicイヤホンであれば音に尖った特徴が無いため、そこから自分好みの音に調整しやすいというのも選ばれる理由の一つだと思われます。

生産終了となりましたが『RP-HJF10C』は花柄で女性をターゲットにした可愛らしいデザインとなっており、「他の人とは違ったデザインの可愛いイヤホンが欲しい」という女性層の需要に合わせて作られていたことから、他社とは異なるPanasonicらしいイヤホンと言えるでしょう。

Panasonicの価格帯

・Panasonic RP-HJE150

Amazon.co.jpなら600円台で買えるイヤホンです。音はこもりがちで、各社イヤホンと比べれば決して音質が良いとは言えませんが、100均で購入するイヤホンと比べれば天と地ほどの差があります。

音質もそうですが、コードやカナルピースの作り、イヤホン本体部分のバリの有無など見た目は確かに安っぽく、一見100均のイヤホンと大差ないように見えますが、目をこらして見れば同じMade in Chinaでもきちんとしたメーカー(Panasonic)が管理して作った物とそうでない物の違いを感じることができるでしょう。

イコイライザーで高音を上げ、中音と低音を少し下げてやれば、こもりが低減できそこそこ納得できる音質を得られるでしょう。

『RP-NJ300B』はスマートフォンなどBluetooth対応のワイヤレスイヤホンですが、ハッキリと断言してしまえばAndroid用ではなく『iPhone、iPadユーザー向きイヤホン』です。

なぜそう言い切れるかというと、この製品に採用されている『高音質AACコーデック』を利用できる端末の多くが、Apple製品だからです。

・Panasonic apt-X

apt-Xは、Android以外にも多くの機器で高音質低遅延コーデックとして利用されており、対応している送信側デバイス、ワイヤレスイヤホンも多いです。しかし、AAC(とSBC)コーデックだけを採用した送信側端末、ワイヤレスイヤホンは正直それほど種類が多いとは言えません。

さらに国内大手メーカーかつ3,000円台のイヤホンでAACを採用しているというのはかなり珍しく、マイクが付いておりヘッドセットしても使用できるのでiPhoneユーザーに限れば、かなりコストパフォーマンスの高いヘッドセット兼イヤホンと言えるでしょう。

Panasonicのイヤホンに関しては最新モデルを求める必要は低いかと思われます。上記二つの他、安価なイヤホンが売れ筋であることを考えると、わざわざ高い新製品のイヤホンに飛びつくメリットが少ないからです。

しばらく様子を見て高レビューが出るか、家電量販店などで新製品のイヤホンを試聴して「つけ心地がバッチリだ!」「この値段でこの音質ならコスパが高い」と判断できるようであれば購入すると良いでしょう。