スマートフォンや携帯音楽プレーヤーの普及にともなって、ヘッドホンも日常生活になくてはならないアイテムのひとつになっています。

市場では、ユーザーの多様なニーズに応えたさまざまな商品が販売されるようになり、選択肢が広がると同時に、量産効果でコスパのいい商品も増えてきています。

「コスパ」とは、英語の「コストパフォーマンス(cost performance)」の略語です。日本語では「性能対価格比」「価格性能」などと訳されています。わかりやすく言えば、商品の性能や品質が値段に見合うかどうかを示す「お買い得」度のようなものです。

よい商品が安く手に入ることを、「コスパがよい」「コスパが高い」などといいます。逆に、いくら安価でも性能や品質が悪ければ、コスパがいいとはいえません。ここではヘッドホンのコスパに焦点を当てて、おすすめのモデルをご紹介します。

コスパのよいヘッドホン

ひとことで「ヘッドホン」といっても、価格はピンからキリまであります。高価なモデルを例にあげると、デノンが2018年秋に発表した純国産のヘッドホン「AH-D9200」は希望小売価格が195,000円という超高級機です。

このようなハイエンドモデルは希少素材を使ったハンドメイドが多く、価格に占める人件費や原材料費の比率はどうしても高くなります。それとは反対に、安価な売れ筋の商品は、最初から大量生産と薄利多売を前提にした設計開発を行っており、そのぶんコスパが高くなります。

安価な量産品にはハイエンドモデルの高級感や高性能は望めません。その代わり、商品の種類が豊富でそれぞれに特色があり、それが好みにマッチすれば、コスパ的には最高のヘッドホンになります。

しかも量産品はユーザーが多く、SNSやブログを通じて使用感やおすすめなどの情報を得やすいこともメリットです。ここでは売れ筋の価格帯を中心にコスパの高いヘッドホンを紹介します。

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5,000円ほどでコスパのいいおすすめヘッドホン

audio-technica ATH-AR3

audio-technica(オーディオ・テクニカ)は1962年に創業した日本の音響・映像機器専門メーカーです。

ATH-AR3は、音質を重視した「SoundReality」シリーズのエントリーモデルで、原音再生をコンセプトに新設計の40mm径ドライバを採用し、パワフルで深みのある低音と、クリアでメリハリのある中高音を再生します。

ケーブルは脱着可能で、本体重量は170gと軽量です。しかもヘッド部を折りたたんでコンパクトに収納することができるので、持ち運びも苦になりません。

音質と使い勝手のバランスが良く、この価格帯ではコスパが高いモデルのひとつです。

audio-technica ATH-AR3

Creative Outlier Blackは

Creative Technology, Ltd.(クリエイティブテクノロジー)は、PCの周辺機器やマルチメディア機器の世界的なメーカーです。Outlier Blackは、Bluetooth接続のワイヤレスヘッドホンです。

マットブラックの本体には40mm径のネオジウムドライバーを装備し、クラスを超えるパワフルでクリアな音楽再生を実現しています。バッテリーは最大約13時間連続再生が可能。

しかもアナログ入力端子を備えているので、バッテリーが切れても市販の3.5mmケーブルで有線接続すれば音楽再生を続けることができます。また通話用のマイクを備え、Bluetooth経由で電話はもちろん、スマートフォンの音声アシスタント機能も利用可能です。

本体重量は約190gと軽量で、ソフトな素材のイヤーカップにより長時間の使用でも快適な装着感を実現しています。

Creative Outlier Black

20,000円ほどでコスパのいいおすすめヘッドホン

PHILIPS X2HR

Koninklijke Philips N.V. (コーニンクレッカ フィリップス)は、オランダのアムステルダムに本社がある多国籍の大手電気機器機器メーカーで、「PHILIPS」ブランドで知られています。

PHILIPS X2HRは、同社のプレミアムヘッドホンブランド「Fidelio」シリーズのフラッグシップモデルで、50mm径の大型ネオジウムドライバーをはじめ。基本構成やスペックは評価の高かった旧モデル「X2」を踏襲しています。

X2HRのおもな改良点としては、ヘッドバンドやイヤーパッドの素材変更と、音質面のチューニングなどがあげられますが、X2の完成度が高かっただけに、変更点は部分的なものにとどまっています。

そのぶん価格改定で値下げされたため、旧型機でも高かったコスパにいっそうの磨きがかかっています。日本国内では正規販売されていませんが、アマゾンなどのネット通販サイトで並行輸入品を購入可能です。

PHILIPS X2HR

beyerdynamic DT770M

beyerdynamic GmbH & Co. KG(ベイヤーダイナミック有限合資会社)は、ドイツのオーディオ機器開発製造会社で、1937年に世界初のステレオヘッドホンを発売したことで知られています。

DT770Mは遮音性の高い密閉型のモニターヘッドホンで、スタジオレコーディングやライブPAに最適のフィット感と高解像度のモニターサウンドを実現しています。

DT770Mはスタジオレコーディング用に設計された業務用のモデルですので、携行性を考慮していないなど、一般的な用途には不向きなところがあります。

実売価格も20,000円ほどと決して安価なモデルではありませんが、本格的なスタジオモニターヘッドホンとしてはコスパが高いモデルといえます。
beyerdynamic DT770M

コスパのいいおすすめワイヤレスヘッドホン

SONY WH-CH400

SONYはいわずとしれた日本最大のグループ企業です。連結子会社だけでも1300社にのぼり、AV機器の開発製造販売をはじめ、さまざまな事業を展開しています。

WH-CH400はBluetoothヘッドホンのエントリーモデルで、大手通販サイトでは4000円以下で販売されています。本体は約107gと超軽量ですが、1度の充電で最大20時間の連続再生が可能です。

ただし有線接続には非対応のため、バッテリーが切れた場合や充電中は使えません。ハウジング部にはマイクを装備し、スマホとの接続時には電話や音声アシスタントが利用できます。

ドライバーはダイナミック型で、直径30mmとやや小ぶりですが、鳴りっぷりはとてもパワフルで、解像度や音質のバランスも良好です。この価格帯でこんなに性能と使い勝手が良く、誰にでもおすすめできる高コスパのヘッドホンは、ソニー製品以外ではあり得ません。

カラーは4色展開。シンブルでハイセンスなデザインも魅力です。
SONY WH-CH400

plantronics BackBeat 505

plantronics(プラントロニクス)はアメリカの老舗音響機器メーカーで、ヘッドホンやヘッドセットの世界的なブランドとして知られています。

BackBeat 505はBluetoothを利用したマイク付きワイヤレスヘッドホンで、1回の充電で約18時間連続再生ができるため、夜のうちに充電すれば、朝起きて就寝するまでバッテリー切れの心配はほぼありません。

万一、バッテリーが切れても、有線接続に切り替えて音楽を楽しむことができます。また使用しないときには「DeepSleepモード」にすると、最大で約半年間バッテリーが持続します。

40mm径のドライバーは軽さと高音質をあわせ持ち、高度な音響設計により、最適のバランスと豊かで深みのある音を再生します。さらにイヤーカップのボタン操作で、再生・一時停止、スキップ、ボリューム調整、着信応答などの操作がワンタッチで可能です。

本体重量はわずか約155g。1日中装着していても気にならない軽さです。カラーリングはホワイト、ダークグレー、イエローホワイトの3色あります。
plantronics BackBeat 505

イヤホン・音響機器ブランド SONYの歴史と特徴 価格帯
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ヘッドホンのコスパについてのまとめ

  • 「コスパ」とは「コストパフォーマンス(cost performance)」の略語で、商品の性能や品質が値段に見合うかどうかの「お買い得」度をいいます。
  • どんなに値段が安くても、品質や性能が悪ければ、コスパがいいとはいえません。
  • コスパは高価なハンドメイド品よりも売れ筋の量産品の方が高くなります。
  • コスパのよい量産品はユーザーが多いため、SNSなどでおすすめ情報を得やすいメリットもあります。