こちらの記事は2018年12月4日の記事を2020年10月11日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・デジタルアンプの選び方にスピーカーに合わせて選ぶを追記いたしました。
・おすすめのデジタルアンプを更新いたしました。

目次

そもそもデジタルアンプってなに?

オーディオ機器からクオリティーの高いサウンドを出すために欠かせない装置がアンプです。

一体型オーディオシステムや家庭用オーディオコンポーネントなどは、装置内にアンプを内蔵している製品も多数リリースされています。

けれどもより自分好みのサウンドにこだわる人は、アンプ単体で購入し他のデバイスと組み合わせて自分ならではの楽しみ方をしている人も多いです。

今回は、より質の良いサウンドを追求するため、一歩踏み込んだオーディオ機器選びをしたい人向けに、アンプに関する基礎知識とおすすめ製品をご紹介いたします。

デジタルアンプとアナログアンプの違い

アンプにも、アナログとデジタルとの区別がされています。

この二つの違いをはっきりと理解することで、アンプ製品選びもよりスムーズになります。

デジタルアンプは増幅した信号の再生をする機械

デジタルアンプの流れは、入力信号を一旦0・1のパルス信号へ変換して、そのパルス信号のまま増幅してから最後にアナログの音楽信号だけを取り出し、増幅した信号の再生をすると言うものです。

アナログアンプは音楽信号のアナログ波をそのまま使う

昔からあるのがアナログアンプです。「アンプ」と言えば アンプに知識や関心がない人でもなんとなく「アナログアンプ」と思い浮かべるほどポピュラーです。

アナログアンプは 音楽信号のアナログ波をそのままの波形で大きくしながらスピーカーに送り込むものです。有名どころでは、真空管アンプがアナログアンプの代表です。

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デジタルアンプのメリット・デメリット

デジタルアンプは省電力で小型かつ軽量

デジタルアンプは発熱が少ないです。

小型化を活かしたデジタルアンプが市場に出回っていますが、これは発熱が少ないというデジタルアンプの特性を活かしたものです。

往来のアナログ方式では自然な音楽再生が難しいのに対し、デジタルアンプは発熱が少ないため、ナチュラルな音が出ます。

デジタルアンプのデメリット

デジタルアンプのデメリットには、音声にどうしてもノイズが入りやすいことがあげられます。これがデジタルアンプ最大のデメリットといえるでしょう。

ノイズをどれだけ抑えられるかが デジタルアンプにとってとても重要なポイントとなってきます。

デジタルアンプの選び方

デジタルアンプを購入する際には、まずは一体型か分離型かを確認しましょう。いずれのタイプのデジタルアンプを選んだにせよ、セット品以外はスピーカーの別途購入は必要となります。

その際は、アンプとスピーカーの音のミックスにより出る音が違ってくるので、こだわりたい人はそれぞれの相性を考えて選びましょう。

オーディオアンプはプリアンプとパワーアンプの大きく二種類に分けることができます。

プリアンプ
主に電圧増幅やトーンコントロールをします。
パワーアンプ
電流増幅をします。プリアンプから送られてくる電気信号をさらに増幅させて、スピーカーから再生できるようにする役割をします。

電気信号がスピーカーで聞き取れるレベルにまで増幅するのは、ピックアップ→プリアンプ→パワーアンプの流れとなります。

プリアンプとパワーアンプが一体化したプリメインアンプもあります。

プリメインアンプ
電圧増幅やトーンコントロールをするプリアンプと スピーカーを駆動させるためにサウンドを増幅させるメインアンプとが一体化している製品のことです。

一体型のメリットとしてはスペースを取らないことと、比較的安価なものが多いです。配線がシンプルなため、扱いやすいことも利点の一つです。

プリアンプとパワーアンプがそれぞれ分かれているセパレート型を使うメリットとしては、組み合わせの自由度が高いことです。

それにより 自分好みのサウンドを追求できること、クオリティーの高いサウンドが出せることもメリットです。ただしどうしても単価は高くなります。

音の良し悪しの感じ方には個人差がありますが、自分好みに音をカスタマイズできるのもオーディオの楽しみ方の一つではないでしょうか。

入力端子で選ぶ

プリアンプで近頃人気が再燃しているアナログレコードを楽しむためには、微弱な音声信号を増幅できるPhono端子が必要となります。

PHONO端子は微弱な音声信号が増幅可能な端子ですが、何を繋ぐものなのかをご説明いたします。

PHONO端子はアナログターンテーブルを接続する端子で、DJミキサーやオーディオアンプに搭載されています。

アナログレコードにサウンドを記録(レコード)する時、極端なイコライジングが行われます。レコード再生時にはこれを補正して元に戻す必要があります。

アンプやDJミキサーには フォノイコライザーが搭載されていることで PHONO端子に入力された信号を補正します。

パワーで選ぶ

良い音楽を聴くために必要なデバイスは スピーカー・アンプ・プレーヤーの三つです。この三つが揃ってはじめて音を楽しむ環境が整います。

これら再生環境によってもデジタルアンプの必要なパワーは異なってきます。

機能で選ぶ

パソコン内やスマートフォンのミュージックファイルを聴く人なら Bluetooth対応プリメインアプリがおすすめです。

スマートフォンを一度登録しておけば、毎回のペアリングは不要です。ワイヤレスで手軽に接続できるのも便利です。また、Bluetoothで送受信されるミュージックファイルは圧縮されるのが特徴です。

プリメインアプリによって圧縮形式の規格である対応コーデックが異なるため、確認することをおすすめします「Bluetoothオフ」機能は Bluetooth対応アンプの中でもとても便利な機能です。

音質にこだわる方は 無線通信ではノイズ発生することがあるため、通信機能をオン/オフできるかどうかの確認をしておきましょう。

また、スマートフォンからアンプ本体の電源をつけられる「Bluetoothスタンバイ機能」搭載モデルもあります。

スマホを持っているならリモコンがわりに使えて あると便利なシンプル操作のスタンバイ機能です。

スピーカーに合わせて選ぶ

デジタルアンプを快適に使うためには、スピーカーとの相性を考えながら選ぶのがおすすめです。

広い部屋でデジタルアンプを使用した音楽を楽しみたい方は、出力数値が高いデジタルアンプとサイズの大きいスピーカーを組み合わせるとよいでしょう。

狭い部屋で使用したい場合は、小型のデジタルアンプと小型のスピーカーを組み合わせるだけで、パワフルな迫力のある音楽を楽しめます。

また、デジタルアンプの出力数値がスピーカーの許容数値を超えてしまうと、スピーカーの故障につながるため注意しましょう。

強力なパワーを持ったデジタルアンプを使用したい方は、許容数値の大きいスピーカーがおすすめです。

おすすめのデジタルアンプ

Sabaj A3 80Wx2 デジタルパワーアンプ

Sabaj A3 80Wx2 デジタルパワーアンプは、USB接続とBluetooth接続の両方に対応しているデジタルアンプです。

スマホなどの機器とBluetooth接続するだけで、低音など細かい部分が強化された音を楽しむことができます。

出力は24bit/48kHzとなっており、10m以内の範囲であればどこでも安定した接続が可能です。

ハイレゾ音源にも対応しているため、音楽にこだわりがある方にもおすすめとなっています。

TKS デジタルアンプ

TKS デジタルアンプは、チューニングをすることで最大150Wまでの出力を実現しています。

USBやSDカードに対応しているため、USBなどに保存されている音楽ファイルを高音質で聴くことが可能です。

また、Bluetooth4.0を使用して、スマホやタブレットなどにも接続でき、幅広い機器に対応しています。

自分の好みやジャンルに合わせて、低音や高音を個別で微調整できるため、いつでも自分好みの音楽を楽しめます。

付属のリモコン1つで操作できるため、誰でも簡単に高音質な音楽を自宅で聴けます。

TKS デジタルアンプ オーディオアンプ 最大出力150W(50W+50W)Bluetooth4.0 USBメモリ SDカード Hifi ステレオ デュアルマイク端子付き 6.5mm リモコン付 ハイパワー 高音質 カラオケアンプ
TKS

パナソニック WA-HA061

パナソニック WA-HA061は、音楽機器への接続はもちろんのこと、リモコンマイクと直接接続できるため放送関連のアンプとしても使用可能です。

棚に置きやすいコンパクト設計となっているため、比較的狭い場所でも設置しやすいでしょう。

緊急放送機能が付いており、拡声をスムーズに行えるためオフィスなどで重要な事柄を放送したい場合などに使用できます。

自宅での音楽鑑賞用はもちろんのこと、業務用にも向いています。

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デジタルアンプについてのまとめ

  • アンプにもアナログとデジタルとがある。
  • デジタルアンプのメリットは消費電力が少なく、小型かつ軽量です。
  • デジタルアンプのデメリットは音声にノイズが入りやすいです。
  • デジタルアンプを購入する際には一体型か分離型かを確認しましょう。
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